日本女性のためのバイク『RL8W』 ~安曇野ロングライド参加レポート~
2018年4月22日、自然豊かな長野県・安曇野を走る「桜のアルプスあづみのセンチュリーライド」(AACR)が開催されました。
今年で10年目の開催となり、白馬の美しい山並み、安曇野の自然を感じながら走るこの150kmのロングライド、毎年参加人数が増える一方です。
このAACRに、ブリヂストンアンカーのウーマンモデル、RL8Wに乗った女性が参加しました。
鈴木彩夏(すずき あやか)さん、20代後半。
とても日本風な名前なのですが、彩夏さんは、少し変わったバックグラウンドの女性です。
(c) Cyclowired.jp
日本人のご両親のもとにマレーシアで生まれ、シンガポールで育ってきたので、日本語より英語のほうが得意です。
2017年の秋に日本に帰国。それまでランを楽しんでいましたが、ここ1年ほどトライアスロンを続けていて、すでに5試合ほどのハーフディスタンス(70.3)トライアスロンに出場しています。
そのため最近、自転車にとても興味が出てきたんだそう。
「420mmサイズのバイクに乗りたかったんです」と身長158cmの彩夏さんは言います。
というのも日本人の体に国際人の心を持つ彩夏さんがトライアスロンで乗るのは欧米ブランドの440mmサイズ。
常々、ちょっと大きいんじゃないかと思っていたのです。
そもそも、この彼女がこのAACRでRL8Wに乗ることになったのは、ブリヂストンアンカーがRL8Wのモニターライダーを募集していたから。
彼女の事前アンケートには、こんな一文が英語で書かれていました。
「 I was VERY interested in how the size felt a lot more natural. I understand Bridgestone Anchor bikes to have had great success in recent races and I am looking forward to seeing how the bike works out.」
(自分の体に合ったサイズだと、どう感じるかに『すごく』興味があります。ブリヂストンアンカーがレースですごい活躍しているのは知っていますし、それをどう感じるか試したいです。)
今回、彼女が乗ったモニターバイクはPROFORMATを採用して開発されたロングライド・カーボンモデルのRL8W。
疲れず遠くへ、快適に乗ってもらうために体に触れるタッチポイントに女性専用パーツを使用した女性用モデル。
女性にこそ心地よいブリヂストンアンカーの『アンカーウーマン』です。
RL8W Elite/420㎜ http://www.anchor-bikes.com/bikes/rl8wel.html
日本人向けの設計、ブリヂストンアンカー、420mmサイズのバイクを彩夏さんはどう感じるでしょう。
(c) Cyclowired.jp
ーーまずは最初のエイド、今のところどう?
「すごいきれいね、景色がちょっと田舎で、こんなの東京じゃ見られない。それに道路がとてもスムーズ。ときどき登りがあるけど基本平らだし。でもそれでも少し登っていて。なんか、これって、もしかして登ってる? みたいな。そういう不思議な感じがステキ」
ライドパートナーと
(c) Cyclowired.jp
ーー桜も咲いてる。
「ヤマザクラも。桜って種類があるのね。これは遅く咲くの? 野生だから? ピンクでいいわね、東京の桜って白いでしょ。すごいピンク、サクラ・グルーヴ」
途中のエイドステーションは、はじめてのリアルな自転車日本文化に触れる彩夏さんにとっては、別の驚きがありました。
「これは一体なに?」(安曇野銘菓『あずさ』http://www.azusado.com/)
「味噌おにぎりは美味しいわね。この間、オーストラリアのロングライドに出たんだけど、そこではフィッシュアンドチップスとか揚げ物ばかりで辛かったー。これは体にいいわね」
「豆の入ったようかん? そうかー」と彩夏さん。
(c) Cyclowired.jp
(c) Cyclowired.jp
AACR名物、「浅漬漬物バイキング」。塩味のついた野菜を食べる感覚で、歯ごたえも食べごたえもあるのです。
「この浅漬は、体にもいい感じで、おいしい」
ーーこれまでずっと登ってきたけれど、バイクはどう?
今のところ全部いい感じ。バイクは最高よ。操作感がすごく良くて、それに軽いのね。今乗っている自転車よりも軽いんじゃないかな。ちょっと硬い感じもするけど、でも、いいと思う。シャキってしてる? これが『プロフォーマット』かもって思う。
滑らかだし、登りでは軽いし。これまでいやらしい登りがいくつかあったんだけど、ギアもスムーズに変わってくれるし。
ーー飲んでる?
熱いからね。水分補給はまめにしないと。自分の状況をきちんと把握しておくことが大切ね。
脚はいい感じよ。バイクが助けてくれてる。私の持っているバイクは、こういうとき少し重く感じるの。
このバイクを下りでどう感じるかを知りたいわね。ほら、少し剛性が高いっていうの? 硬さを感じるから、それが下りでの振動をどう吸収するのか、楽しみね。
折り返し地点の白馬まで来ました。
ーー3/4走ったよ。
とてもいい気分ね。
ーー日本食はどう?
実は、羊羹とか、マメとか。豆類が苦手なの。
だから羊羹とか、そういうのが全然ダメ。
ーー今明かされる衝撃の事実!
そういうのがこういうサイクリングにいいんでしょう?体にいいんでしょう?でもあんまり好きじゃないのよ。
ご飯はとても嬉しい。アメリカとかだと、絶対にないから。
(c) Cyclowired.jp
「この間の10月にね、オーストラリアで、ブリスベンtoゴールドコーストのバイクライド(https://b2gc.com.au/)を走ったんだけど、その時のエイドは、パンばっかりだったのよ」
「パンもいいんだけど、ご飯とねぎみそっていいわよね。そう言う意味でもオモシロイ」
「お焼きは美味しい。ちょっと熱いけどね。この天気でね。でもね、美味しいし、なんというか健康的なのがいいね。そういうのも考えられてる感じが、ホスピタリティってことね」
「最後のりんごジュースは、半分凍ってたのが良かったわね」
しそゼリーもあったこの最後のエイドからゴールまでの残り、ずっと登りと平坦の辛いセクションがあるとは思いませんでした。。。
「走りはね、みんながばらばらに、団子になって走っていないから、とてもいい気分ね」
「体は少し疲れてきたかな。でも、バイクがとにかく軽くてうれしいの! それが一番大好きなところよ!」
そして感動のゴール! 誰でも感動すると思います。
ーー150km、お疲れさま。走り終わって、どう?
「アメージング! 150kmを走ったようには感じなかったわ。レイアウトが良いのね。ずっと走り続けられて。食べ物は食べやすくて、揚げ物はなかったし。ただ、マメものが多かったかもしれないけど!」
「でも、自転車はとてもよくて。なんとなく、フィッティングとか、サイズとか、そういったものを考える機会になったわ」
「ゴールのご褒美がたい焼きだなんて。。。」
「私はいま440mmサイズに乗っていて。でもこの420mmサイズに乗ると、700cのタイヤでも、とてもバランスよく感じるし、見えるのね」
「たぶん日本人サイズだからね。私もカラダは日本人だから。それで相性がいいんだと思う。日本人女性のために出来ているってこういうことね」
「だって初めて乗る自転車で、普通、ハイ150km走れって言われるって、どう? 『大丈夫?』なんてパートナーにも言われたけど、サドルもそのまま普通に走れた。まったくトラブルがなかったのよ。初めてなのに」
「だから、きちんとしたカスタム、例えばエアロバーをつけたいわね。最後の10kmの平坦はエアロバーを使いたくなったわ。私はトライアスリートだからね、トライアスリートとして、このバイクに乗ってみたい」
「それにね、ピンクが可愛いの!」
「コースで一番印象深いのはね、ちいさな川と丘がみえる橋の上。ここは環境がいいわね。とてもゆっくりしていた。1500人も来てたの!オーガナイズがいいのね」
「一番楽しかったのは景色。季節を感じるのよ。雪がみえて、春がみえて、夏もあって、桜もあって。楽しかった。とにかく良かったわ」
という彩夏さん。まずはRL8Wの女性向けの性能を、世界基準の心と日本人の体で理解いただけたことをブリヂストンアンカーは嬉しく思います。
日本女性の体格に合わせたフレーム設計に、女性専用パーツを採用しているRL8W。
彩夏さんのようなトライアスリートの方にも、これからスポーツバイクをはじめてみたい方にも、ぜひご体感いただきたく願っています。
RL8W Elite/420㎜ http://www.anchor-bikes.com/bikes/rl8wel.html
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