【ツールド台湾】窪木はアシストに徹し、チームメイトを上位へ

レース名:ツールド台湾 Tour de Taiwan
開催日:2019年3月17日(日)〜21日(木)
カテゴリー:UCIアジアツアー2.1
開催地:台湾

photos:ツールド台湾公式Facebookより

2019年3月17日〜21日、台湾にて行われた《ツール・ド・台湾 Tour de Taiwan》に、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの窪木一茂が、日本ナショナルチームの一員として出場、主にアシストの役割を担いました。日本ナショナルチームの最上位は、増田成幸選手の8位でした。

「もちろん自分で賞を狙いたい気持ちはありましたが、今回はサポートに徹しようと思ってベストを尽くしました。優勝を求められなかった分、ある意味自由に走れたので、良い機会だったとも、強く思っています」(窪木)

トラックレースのシーズンを終え、ロードレースにシフトした窪木がレポートします。

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(窪木:右から3人目)

*第1ステージ

ツール・ド・台湾は小石祐馬選手と増田成幸選手がエースとなり、総合3位を目標にスタートしました。

集団スプリントのステージだったのですが、雨模様なのと、5人しかいないことで次の日のことも考え全員でリスクを負う走りはしませんでした。一応チームメイトで動いて勝負を狙いましたが、他チームの方が圧倒的にスプリンターを揃えているということもあり、最後は勝負に絡めませんでした。

*第2ステージ

ゴール前3キロで増田選手へのアシストで力を使い果たし、集団から千切れてしまいました。しかし自分のためだけに走れば、ゴール勝負でステージ優勝は狙えたと思えるほどの自信は付きました。来年以降にチャンスがくれば生かしたいです。

*第3、第4ステージ

クィーンンステージと予想され。登りのスタートまでエースの2人をサポートすることに徹しました。

*第5ステージ

今回は、この最終日まで、積極的にレースを動かすチームや、選手が現れることがなく、総合順位もあまり変動しないままでした。

チームとしては途中にある、スプリントポイントでの秒差を獲得し、個人総合順位を1桁にのせる目標を決めてスタートしました。個人的にはゴールスプリントを狙えたかもしれませんが、5人のチームだったため、、エース2人に託して走りました。

途中の2回目3回目のスプリントポイントではチームメイトと連携、3回目のスプリントポイント増田選手を3位通過させられ1秒を獲得。総合順位を8位まで上げられました。

ただ自分は、ゴールまで10kmほどの地点で落者に巻き込まれ、代車に乗り換え1人でゴールを目指しました。

*レース全体を振り返って

2019ロードレース・シーズンの初レース、日本代表と言うことでコンディションを上げていったつもりでしたが、実際には、まだ上げ切れていなかったという印象です。

振り返れば、トラックからロードへの移行に、気持ちの準備と自転車の違い、ルールの違い、選手の違いなど、ロードレースに対しての順応が少しできていなかったかもしれません。

台湾の前にチームで沖縄合宿を約2週間行いました。その合宿の中で、高速ローテーションの練習などを多く取り入れられていたこともあり、ツールド台湾での序盤でのアタック合戦では、上手に力を使いながら走れたのは、合宿の成果だと実感できました。

今回はエースというよりアシストの役割だったので、少人数でのエスケープをすることがあったりもしました。もちろん自分で賞を狙いたい気持ちはありましたが、今回はサポートに徹しようと思ってベストを尽くしました。

優勝を求められなかった分、ある意味自由に走ることができたので、良い機会だったとも、強く思っています。

4月もロードレースが続きます。もっとコンディションを上げて勝利を目指し、1ポイントでもUCIポイントを獲得すべく取り組んでいきます。

【リザルト】 ツール・ド・台湾 最終個人総合成績

1 CLARKE Jonathan(オーストラリア/Floyd's Pro Cycling)16h44m14s
2 PICCOLI James (カナダ/Elevate - KHS Pro Cycling)+6s
3 VAN EMPEL Etienne(オランダ/Neri Sottoli - Selle Italia - KTM)+10s
95 窪木一茂(日本/ナショナルチーム) +40m03s

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