【ITUトライアスロンW杯】上田選手、W杯ヌルスルタン大会で独走優勝、怪我からの復活

トライアスロン上田選手の復活、W杯ヌルスルタン独走優勝


レース名:2019ヌルスルタン ITU トライアスロンワールドカップ 2019 Nur-Sultan ITU Triathlon World Cup
開催日:2019年6月15日(土)
開催地:カザフスタン・ヌルスルタン

photo: triathlon.org

TEAM BRIDGESTONEのブリヂストン・アスリート・アンバサダーである上田藍選手(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が、カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧称:アスタナ)にて行われたITUトライアスロン ワールドカップにて優勝しました。3月に負った怪我から復活した、世界大会での優勝です。



2019年の開幕戦、ケーブタウンでのトライアスロン・ワールドカップではイメージ通りに優勝し、快調なシーズンインを迎えた上田選手でした。
https://www.bscycle.co.jp/anchor/blog/2019/02/itu-w2019.html

しかしその後の3月、世界トライアスロンシリーズ(WTS)のシーズン初戦アブダビ大会(38位)後に行われたミックスリレーシリーズにて転倒、肺を傷つけそのまま入院となりました。

この怪我からの復帰は思うように進まず、その後に参加した4/27 WTSバミューダ大会、5/18 WTS横浜大会、6/9 WTSリーズ大会すべてでDNF、苦しい時を過ごしてきました。



(左から3番目:上田選手)


今アブダビ大会は、スタート1時間半前に、水質における問題によりデュアスロン形式への変更が決定、第1ラン5km+バイク40km+第2ラン10kmのフォーマットで行われました。

第1ランをトップ集団のなかで走りきった上田選手、バイクへのトランジションを先頭で済ませ、そのまま先頭グループとして走り続けました。



(中央:上田選手)


しかし後方からの集団が追いつき、大きな集団となりペースも落ち、選手たちは回復しながらランでのチャンスを伺います。

そんな中でも先頭付近で展開していた上田選手は、バイク後のトランジションもスムーズに行い、トップで第2ランへと飛び出していきます。上田選手が得意とする後半に上げるランのスタイルが光り、第2ランではほぼ独走状態、これまでの悔しさを一掃する優勝のゴールへと飛び込みました。



「最後の10kmを、力の限り走りました」と上田選手、「体が完全な状態に仕上がっていくのを感じていますし、次のアジア選手権が楽しみです。表彰台に戻ってこれたのはとても嬉しく、WTSでの初の表彰台に向けて、さらに作り上げていきたいと思っています」とレース後に語っています。

上田選手が次に参戦するのはアジア選手権、6/20(木)に韓国での開催です。アジア覇者となることでの完全復活をTEAM BRIDGESTONE Cyclingは祈っています。


【リザルト】 2019/6/15 2019 Nur-Sultan ITU Triathlon World Cup

1. Ai Ueda 上田藍(JPN)01:56:38
2. Carolyn Hayes(IRL)01:56:55
3. Kate Waugh(GBR)01:57:28

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