【ツール・ド・北海道】第1ステージ/勝ち逃げに乗った徳田が7位に

ツール・ド・北海道 第1/勝ち逃げに乗った徳田が7位に


レース名:ツール・ド・北海道 第1ステージ
開催日:2019年9月6日(金)
開催地:北海道旭川市スタート
コース長:181.6km
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手:
石橋学、今村駿介、徳田優、平塚吉光、孫崎大樹

photo: Midori SHIMIZU

UCIレース、ツールド北海道の第1ステージにて、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの徳田優が7位となりました。逃げグループに的確に乗り、最後まで逃げ続けての順位でした。



(左から:孫崎、平塚、今村、徳田、石橋。《ブリヂストン アンカー RS9s 》)


チームブリヂストンがシーズン後半の大きな目標としてきたUCIレース、ツール・ド・北海道。より多くのUCIポイントの獲得を目標に、すべての選手が一つでも上の順位を狙います。

このレースはスタート地点とゴール地点が異なる、一本の線のようなラインレースと呼ばれるもの。コース周回ではなく繰り返しの地形ではないため、地形のチャンスを活かせば逃げが決まりやすい、より野性的なレースとなります。今日の第1ステージは、ラインレースならではの展開となりました。



コースは上りが厳しく、3日間の中でも大きく差がつく第1ステージ。総合を狙うチーム、選手が序盤から激しく攻撃をしかけ、コース序盤で13名ほどの逃げが確定します。ここに、先の合宿から調子の上がっている、徳田優が入りました。

「逃げには誰かが乗ろうということで、前に出る作戦ではあったので、うまく乗れたなという感じでした。わりと早めに決まった逃げなのに、メンバーは結構良かったので、あのメンバーで逃してもらえたのが意外でした。乗ってすぐチャンスがあるなと思いました」(徳田)



(徳田)


そこから下り基調のステージ、少なくない人数の逃げは加速し、この逃げに選手を載せられなかったチームが後ろから集団を率いて追う形となりました。このメイン集団の牽引力は力強く、逃げ集団との差は縮まり吸収されるかと思われましたが、そこは地形の利もあって先頭集団が逃げ切る形に。

そしてゴールを見据えた選手が一人、独走で逃げ出します。

「ゴール前の最後の上りでアタックの掛け合いになって。そのなかから逃げ切った選手に力があって、彼がそのまま一人でゴールまで行ったという感じでした」(徳田)



(徳田)


徳田は先頭集団に残りきり、最後で遅れたもののステージ7位に。メイン集団は30名ほどに人数を減らし、先頭から1分38秒遅れてのゴール。ここに石橋が入っています。

「自分なりには良かったかなと思います。今の自分の実力はこんなもんかなと。あと二日間、ステージ7位で終わることないように、総合を維持できるように走りたいと思います」(徳田)



(徳田)


「この第1ステージが大きくタイム差をつけられるステージなので、明日以降は守るチームと攻めるチーム、2つの方向性に戦っていくのかなと思いますね。

ブリヂストンとしては、もともと徳田が合宿から調子よくて、今回の総合も優で狙っていたので。逃げが逃げ切るという展開にも対応できたというのが良かったと感じています。

結果的にステージ7位、これを守るだけでも総合7位ですが、順位が1つ上がるだけでUCIポイントは5点、10点と変わってくるので、もう少し上を狙って行きたいですね」(六峰監督)

まずは総合を狙える位置に徳田を送り込んだブリヂストン。明日以降は、孫崎、今村の二人がステージ優勝を狙い、石橋と平塚が、さらなる攻撃を担います。



【リザルト】ツール・ド・北海道 第1ステージ 旭川〜 181.6km
個人成績

1 ザッカンティ・フィリッポ(NIPPO ヴィーニ ファンティーニ ファイザネ)4:29:59
2 クローム・サミュエル(チーム右京)+0:25
3 マズキ・ヌル・アミル・ファクルディン(トレンガヌINC TSGサイクリングチーム)+0:25
7 徳田優(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:25
31 石橋学(チーム ブリヂストン サイクリング)+1:38
42 平塚吉光(チーム ブリヂストン サイクリング)+10:11
51 孫崎大樹(チーム ブリヂストン サイクリング)+15:32
67 今村駿介(チーム ブリヂストン サイクリング)+16:59

個人総合
1 ザッカンティ・フィリッポ(NIPPO ヴィーニ ファンティーニ ファイザネ)4:29:59
7 徳田優(チーム ブリヂストン サイクリング)+0:35

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