【Jpt22 秋吉台カルストロードレース】Jプロツアー最終戦/「力と力のぶつかり合い」にて石橋4位、チーム総合2位

秋吉台カルストロードレース /Jプロツアー最終戦/「力と力のぶつかり合い」にて石橋4位、チーム総合2位


レース名:第3回JBCF秋吉台カルストロードレース(Jプロツアー第22戦 最終)
開催日:2019年10月6日(日)
開催地:⼭⼝県美祢市秋芳町
コース長:147.5km=29.5km×5周
TEAM BRIDGESTONE Cycling参加選手:
石橋学、今村駿介、窪木一茂、黒枝士揮、徳田優、橋本英也、平塚吉光、孫崎大樹

photo: Satoru KATO

10月6日、日本最高峰のロードレースシリーズ、Jプロツアーの最終戦となる《秋吉台カルストロードレース》が開催され、TEAM BRIDGESTONE Cyclingの石橋学が最後の激坂にて勝利を目指し追い込みましたが4位となりました。チーム総合ではポイント届かず2位に、今村駿介がU23での総合トップとなりました。



山口県美祢市での「秋吉台カルストロードレース」。日本最大のカルスト台地である秋吉台を南北に縦貫する「カルストロード」を往復する1周29.5kmのコースが最終戦の舞台です。



(平塚、橋本、黒枝)


美しいカルスト地形の中を、なだらかなアップダウンを続けて走るのが主なコース。最大の難所は、残り1kmからゴールまで、高低差150mを登る厳しい坂『カルストベルグ』。ゴール前となる1km間の上りの走力も、成績を大きく左右します。

1位のマトリックスパワータグのチーム総合を逆転するには、チーム員一人が優勝するだけではポイントが足りません。



(先頭:平塚)


「この最終戦、マトリックスのリザルトに対し、そうなったときにどの順位を取れば逆転できるのかというのを想定して、3人を上位に送り込むというのが絶対前提でした。最後の5分の上りを、実績のある今村、窪木、石橋、徳田に任せるという形で、この最後の上りに向けて進みました」(六峰監督)



(石橋、黒枝、橋本、平塚)


1周回目から数名の選手たちが逃げを図り、結果4名の逃げとなります。これをチームブリヂストンと宇都宮ブリッツェンが共同でコントロールした集団が後ろから冷静に見つめます。



(徳田、橋本)


全5周回の4周目、先頭を吸収した集団をブリヂストンが掌握し続け、最終局面まで他選手の逃げを一つ一つ潰しました。



(徳田、石橋、窪木)


そして最後の勝負どころとなるカルストベルグ、1選手のアタックをきっかけに、石橋を含む上りの強豪4選手が追走し、そのまま4選手によるゴールへのアタックとなりました。石橋はここで力負けを喫し4位でのゴールとなりました。優勝は、オールイス・アルベルト・アウラール選手(マトリックスパワータグ)でした。



(石橋)


この結果チーム総合での最終逆転はならず、最終ポイント差929ポイントで2位となったブリヂストン。

「最後の段階までは、文句ないぐらいの理想の展開に持ち込めました。そして最後はやはり、出し惜しみのない、力と力のぶつかりあいとなり、これに挑んだ結果、負けた、という感じです。理想の展開の中に持ち込んで、最後は自分の力を信じて、ぶつかって敗れたという感じです」(六峰監督)



2019年シーズンのJプロツアー、22戦を通して、TEAM BRIDGESTONE Cyclingは何度も勝利を披露できました。チームランキング首位こそ逃しましたが、走りの個性あふれる選手たちの脚と、最新鋭の機材とを組み合わせ、あらゆる状況下で日本の強さを見せられたのではないかと信じています。

2019シーズンのレースはまだ続きます。引き続きの応援、よろしくお願いいたします。



【リザルト】 
*2019/10/6 第3回 JBCF 秋吉台カルストロードレース 147.50km

1 オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)3:57:21
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)+0:01
3 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+0:06
4 石橋学(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:16
7 徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:32
11 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE a) +0:51
14 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:59
17 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +1:05
20 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +1:24
46 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +11:31
47 平塚吉光(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +11:31



(U23賞 獲得:今村)


*Jプロツアー 2019 年間 個人ランキング

1 オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)5341pts
2 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)4998pts
3 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)3626pts
5 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)2265pts
6 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)2237pts
10 孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)2093pts
12 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1995pts
14 石橋学(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1833pts
18 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1463pts
19 徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1452pts
23 平塚吉光(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1319pts
28 近谷涼(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1131pts
31 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)1041pts


*Jプロツアー 2019 年間 チームランキング

1 マトリックスパワータグ 16042pts
2 TEAM BRIDGSTONE Cycling 15113pts
3 宇都宮ブリッツェン 11718pts


(徳田、石橋、今村、孫崎、橋本、平塚、黒枝)

最新記事

Article

前の記事へ 次の記事へ