チームパシュート/ブリヂストン第一回戦通過ならず【'19~'20UCIトラックW杯 03香港】
(左から近谷、今村、窪木、沢田)
UCIトラックワールドカップ香港大会、11月29日に行われたチームパシュート第1回戦に出場したTEAM BRIDGESTONE Cycling。日本記録に迫る3分57秒852を出しましたが、対戦相手のカナダに遅れベスト4進出はならず、結果7位となりました。
昨日のチームパシュート予選を通過し、第1回戦へと進んだTEAM BRIDGESTONE Cyclingの4選手、今村駿介、窪木一茂、沢田桂太郎、そして近谷涼。2020年本大会出場に向けたポイント獲得のためにも、この第1回戦を突破してこの香港大会を含むワールドカップ3連戦への気概を上げたいところでした。
対戦相手となったカナダは、予選で3分56秒台を出しています。日本記録3分57秒488よりも速いタイムですが、チームブリヂストンも日本記録を塗り替えるつもりで走ります。
沢田は全体のスピードを引き上げる第1走者=一走の役目、二走に窪木、三走は今村、四走を近谷。
それぞれの選手が順番に先頭となって1周250mのバンクをほぼ2周ずつ引きます。2度目の先頭を引き切った沢田は、そのまま離脱。チームパシュートは先行3番手選手のタイムを計測するため、残る3名選手がその速度を受け継ぎ走り切ります。
ブリヂストン選手たちの走りは、ほぼミスがないように見えました。選手交代の戦略を1週間ほど前に変更し、交代のタイミングを変えたこともしっくりきたか、全体の交代もスムーズでした。
しかし対するカナダはブリヂストンよりも速く、1秒以上の差でカナダが先着でゴール。ブリヂストンは第一回戦でレースを終えました。
3分57秒852のタイムは全8チーム中7位。選手たちがこの走りで感じたことを、それぞれ記します。
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* 今村駿介
「チームパシュートは4人で走るので、4等分して同じぐらい走れる力があれば、もっとタイムは上がるんだと思います。任せられた役割をしっかりこなし、記録を更新するというところに向けていましたが、更新できる力が足りなかったということです。
次の(W杯)ニュージーランド大会に向け、今ある力をこれ以上に上げることはできないので、その力を出し切れる技術を磨き、しっかりフォーカスして走れるようにしていきます。また最終日にマディソンに出場するので、がんばりたいと思っています」
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*沢田桂太郎
「前半は良かったかなという感じがします。最初のローテーションは決めていたペース通りに行けた、と走りながらも思いましたし、実際のタイムもそんな感じだったので良かったですが、2ローテーション目、僕が離脱する前に発射台となるはずだったんですが、ペースを上げきれなくて、その悪い流れが後ろに続いてしまったなという感じています。
今日は設定したペースがいい感じに揃っていて、総じて良かったのかなとは思いますが、最低ラインを上げていかないと順位決定戦には残れない。そこが課題です」
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* 窪木一茂
「昨日、僕は初めて3周回を引いて、その疲労が残っていたような体の感覚はあったんですが、与えられた仕事はこなせました。ただそこにプラスして、自分は貢献できると思っていました。予選と同じぐらい、この走りでもプラスアルファでの仕事をしたかったです。日本記録には届かず、相手に勝てなかったけれど、このワールドカップ遠征中に日本記録更新という壁を壊せることができればと思います。
明日はオムニアムがあります。今日の疲れをどれだけリカバリーできるか、なので、それに向けて集中していきます」
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*近谷涼
「昨日の予選のあと、その映像を見て話し合い、それぞれの修正点を確認し合って今日は走りました。昨日よりもライン取りや後ろについた感じは良かったです。
僕個人としては持てる力は出しきれました。そこに関しては納得できていて、それに対しての今回のタイムだったので、もっとみんなで力をつけれれば、(3分)54秒も見えてくるかなと思います。このW杯連戦の中で、好タイムを出せるチームだと思っており、もう少しタイムを出せると信じているので、次はリベンジしたいと思います。
どのレースでも、大きな隊列の分解などが起こらず、コンスタントにゴールまで行ける。これは確実に成長していると思います。今は単純にフィジカルの部分、今ある力をもう少し発揮できるはずなので、そこをしっかりを次のレースで出せるよう戦いたいです」
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【リザルト】2019/11/29 2019~2020UCIワールドカップ チームパシュート
第1回戦
カナダ 3:56.127
VS
TEAM BRIDGESTONE Cycling 3:57.852
最終結果
1 ドイツ 3:51.984
2 ニュージーランド 3:52.655
3 スイス 3:55.851
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