【2019年ハイライトBGT】MTB:最多レース数を走ったMTBチーム、UCIポイントを重ね続け2020年選考へ

【2019年ハイライトBGT】MTB:最多レース数を走ったMTBチーム、UCIポイントを重ね続け2020年選考へ

(平野)

マウンテンバイク(MTB)で2020年東京での大舞台を目指す、TEAM BRIDGESTONE Cycling MTBチーム(UCIコード:BGT)。

2019シーズンのMTBチームは、2月から12月まで、これまでに最も多くのレース数を走りました。しかもそのほとんどが海外でのUCIレース。UCIポイントを積み上げ、来年東京への選考にチーム選手が選ばれるための戦略です。



(沢田)


これまでになく長かった2019シーズン。しかも日本やワールドカップMTBレースともまた異なる、言わばワイルドな状況下のレースを走り続けてきた沢田時と平野星矢のチーム選手。その厳しい状況を走り続ける2人と、監督、そしてメカニックとして苦楽を共にしながら、叱咤激励を続けてきたのは小林MTB監督でした。


(沢田、平野、小林監督)


数日にわたるステージレースも多く、連日の高強度で転倒の危険も多くあったレースを走るブリヂストンMTB選手2人のバイクを最高の状態に整え、時に折れそうにもなる2人の心も力強く支えて、監督以上の役割を果たしてきました。

その小林監督が、ブリヂストンMTBチームの「2019シーズンを振り返ります。MTBでの2020年東京選考基準レースは、来年5月まで続きます。



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(沢田)



【MTB ギリシャステージレース】MTBチーム2019開幕戦、ステージレースにて総合沢田34位、平野37位(2月)


【MTBギリシャXCO】SALAMINA EPIC #3 XCOにて沢田26位 (2月



(沢田)


 この2019シーズンも多くの支援・熱い応援をいただき、ありがとうございました。今季はチームにとっても選手にとっても非常に重要なレースが続きました。



【MTB SPARTI ステージレース】沢田と平野がUCIポイントを獲得(5月)


【MTB CJやわたはま国際】国内UCIレース参戦、平野が6位に (5月)


 2月初旬からUCI欧州遠征をスタートし、全日本選手権とアジア選手権、プレ五輪を挟んで24大会、45レースデイを数えます。この10カ月間にわたる日々は、厳しくもチームに成長を与えてくれた素晴らしいチャレンジとなりました。

 スポンサー、サプライヤー、ファン、そして家族の支援により、ここに無事に2019シーズンを満了することができましたこと、あらためて感謝いたします。



(平野)



【MTB ギリシャXCO】町中を走るXCOレースにて沢田10位、平野11位(6月)


【MTB トルコ】コンヤXCO-C1、平野が4位、沢田が7位となりUCIポイントを追加(6月)



(沢田)


 今季、チームは3つの目標を掲げました。全日本選手権での優勝、アジア選手権での優勝、そして東京オリンピック代表条件のクリアと同時にUCIポイントでライバルから先行すること。
 しかし、その目標の全てを達成することはできませんでした。

 全日本選手権では、先頭でレースをコントロールしながら不幸な転倒による準優勝となり、続くアジア選手権では、ラフなコースと強い海外勢に押し込まれて優勝を逃す格好となりました。


(平野)



【MTB2019全日本選手権】平野は転倒にて無念の2位、沢田は4位に(7月)


【MTB アジア選手権2019】平野が7位、沢田が10位に(8月)


 オリンピック選考では、ライバルにポイント先行を許す展開ながら代表条件をクリアし、あと残り6カ月の代表争いの中で平野選手は2番手、沢田選手が3番手に位置しています。

 今季の成績は、私たちにとって必要な事象であったと考えています。2019年の全ての悔しさは2020年の勇気と目標にかわり、私たちは今このときを、1分1秒を無駄にすることはできません。




【2019シーズン後半MTBチーム】出場枠の獲得条件とチームの展望


【MTB・トルコUCI-C1】チーム全員が体調不良の中、沢田15位に (9月)


【MTB Carmel Mountain XCO UCI C2 & C1】イスラエルでのワールドクラス2連戦に平野14位(9月)



 そして頂きへの道がどんなに厳しい道のりであろうとも、決して諦めることはありません。私たちは全ての力を尽くし、あらたなシーズンを戦い抜く覚悟ができています。

 2020年は、東京オリンピックへの出場、日本一を目指します。

【MTB ギリシャ 】UCI-S2ステージレースにて沢田、平野ともにUCIポイント獲得(10月)


MTB2019最終レース、過酷な状況下で沢田4位、平野が5位に【アジアMTBシリーズ最終戦マレーシアUCI-C2】(12月)


 最後に。
 皆様にとりまして、来る年が素晴らしい時間になることを信じています。
 これからもTEAM BRIDGESTONE Cyclingへの応援を、なにとぞよろしくお願いたします。皆さんと共に、夢を叶えます。


           TEAM BRIDGESTONE Cycling MTB監督 小林輝紀


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