女子ケイリン/太田は2回戦へ進めずも、日本は出場国枠1つを確保【2020UCIトラック世界選手権】
レース名:2020 UCI TRACK CYCLING WORLD CHAMPIONSHIP
種目:女子ケイリン
開催日:2020年3月1日(日)
開催地:ドイツ/ベルリン ベロドローム
TEAM BRIDGESTONE Cycling 出場選手:太田りゆ
2020UCIトラック世界選手権の最終日となる3月1日、女子ケイリンが行われTEAM BRIDGESTONE Cyclingの太田りゆが出場。第1回戦と敗者復活戦にて3位となり、2回戦への進出はなりませんでした。チームBS機材サポートアスリートの小林優香選手(Dream Seeker Racing Team)も出場、太田と同じく敗者復活戦を上がれませんでしたが、ポイントでは日本は出場国枠を1枠獲得できた見込みです。
ガールズケイリンの選手でもある太田りゆ。自身のメイン種目はケイリンであるとの自負もあります。今日の女子ケイリンへの気合いも十分で試合に臨みました。
第1回戦は5名での争い。上位2着が2回戦に進みます。全6周のうちペーサーに引かれた3周を終えたところで、太田は先頭で逃げの勝負に出ます。後方からゴール前で捲るスタイルが持ち味の太田ですが、ここでは先行逃げの戦法を取りました。
逃げ続ける太田ですが、最終周回、他選手2名が太田を捕まえ、追い越します。太田は前を行く2人を一時風除けに使い、最終コーナーで速度を上げ外側から差しにかかりましたが届かず3着。敗者復活戦に進みます。
敗者復活戦では、自身が得意とする最後に上がっていくであろう選手をマークし、ゴールスプリントで勝負するスタイルをとりました。1回戦とは真逆に、最後尾で様子を伺いながらラスト2周で前方を捲るべく勝負に出ます。
半周をかけて3位に浮上した太田。最終コーナーを前に加速し、前の二人をゴールで差しにかかりますが、すこし伸びが足りず。結果またもや3着でのゴールとなりました。ここで太田はレースを終えることとなりました。
小林選手は、1回戦にて3位となり敗者復活戦へ。4名での戦いとなり、最終周回には3番手で。最終コーナーを抜けたところからの伸びが小林の持ち味ですが、このヒートではその実力を発揮しきれず、3着にて敗者復活戦を敗退することとなりました。
太田、小林選手ともに上位ラウンドには進めませんでしたが、このレースの結果、東京2020オリンピック女子ケイリンで日本は出場枠を1つ獲得できるポイントを獲得しました。ケイリンに出場できるのは1名のみ、太田になるのか、小林選手となるのか。それは正式な発表を待つこととなります。
【リザルト】2020トラック世界選手権 女子ケイリン 2020/3/1
1 HINZE Emma(ドイツ)
2 LEE Hyejin(韓国)
3 MORTON Stephanie(オーストラリア)
19 KOBAYASHI Yuka 小林優香(日本)敗者復活戦敗退
19 OHTA Riyu 太田りゆ(日本)敗者復活戦敗退
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