アンカーオーナーのためのローラー台購入ガイド

昨今の状況もあり、「ローラー台を購入したいけれど、アンカーのバイクはどのローラー台が使えるのか?」というお問い合わせをオーナーのみなさまからいただくことが増えてきました。

そこで、これからローラー台(サイクルトレーナー)の購入を検討されている方向けに、選び方とちょっとしたコツを紹介します。

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ローラー台は
対応するエンド幅とタイヤサイズを確認

ローラー台を選ぶ際は、ご自身の持っているスポーツバイクのエンド幅(後輪の軸の部分の長さ)とタイヤサイズをまず確認してください。
ローラー台によって対応するサイズが異なり、製品紹介ページに必ず明記されています。

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アンカーの現行モデルでは、エンド幅が130mm、142mm、120mmの3種類に分かれます。

<エンド幅 130mm>
リムブレーキのロードバイク
(RS9s、RS8、RS6、RL9、RL8、RL6、RL3、RL8W、RL6W、RJ1、RNC7、RNC3、RT9)

<エンド幅 142mm>
ディスクロード、マウンテンバイクおよびシクロクロス
(RL6D、XR9、XG6、CX6D)

<エンド幅 120mm>
トラックバイク
(TR9、TM8)


またタイヤサイズは、3種類に分かれます。

<タイヤサイズ  700C>
ロードバイク、シクロクロスおよびトラックバイク
(RS9s、RS8、RS6、RL9、RL8、RL6、RL6D、RL3、RL8W、RL6W、RNC7、RNC3、RT9、CX6D、TR9、TM8)

<タイヤサイズ 27.5インチ>
マウンテンバイク
(XR9、XG6)

<タイヤサイズ 24インチ>
ジュニアロード
(RJ1)


これらのサイズを参考にローラー台を選んでみてください。またいくつか注意点がありますので、ローラー台購入前に必ずご確認ください。


【注意点】

・ディスクブレーキモデルの場合、ホイールを固定するハブ軸にスルーアクスルという機構を採用しており、ローラー台によっては対応していない場合があります。

・トラックフレーム(エンド幅120mm)は固定ローラーでは、使用できるものが限られています。

・アンカーでは「ローラー台への取り付け」関係の試験等は行っておりませんので、ローラー台のモデルによっては、対応サイズであっても取り付けできない場合もあります。

・フレームの固定等で想定以上の負荷がかかると、カーボンフレームが破損することもあります。



それぞれの特徴を知って
購入するタイプを選ぶ


ローラー台には、タイヤドライブ式とダイレクトドライブ式、三本ローラーの大きく3つのタイプがあります(一部メーカーには、本記事の一番最初の写真のようなフロントホイールを外して固定するハイブリットモデルも存在します)。
各タイプには特徴があります。簡単にそれぞれの特徴を紹介しますので、参考にしてみてください。

<タイヤドライブ式>

リアタイヤとローラー台を接触させて負荷をかけるもっともベーシックな形のローラー台です。
比較的安価なモデルが多く、持ち運びや収納がしやすいのが特徴です。
着脱が簡単な一方で、リアタイヤが消耗しやすいというデメリットもあります。


<ダイレクトドライブ式>

車体からリアタイヤを外し、ローラー台についている直付けされているスプロケットに車体を取り付けるタイプです。
タイヤとローラー台を接触させる必要がないので、静穏性に優れています。
パワーセンサー等を内蔵しているものも多く、タイヤドライブ式よりも高価で、重量も重くなる傾向にあります。
ホイールとは別にローラー台用のスプロケット(ホイールに装着しているものと同じ歯数が理想)が必要です。

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現在チームブリヂストンサイクリングの選手たちは、ダイレクトドライブ式(エリートのSUITO)のローラー台で家トレに励んでいます

<三本ローラー>

もっとも実走に近い走行感でトレーニングできるのが、三本ローラーです。
反面、車体が固定されないので、バランスを取るのが難しく、乗るにはコツが必要です。
二つ折りできるモデルも多く、収納性も優れます。

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トラックの大会では、トラックフレームでもウォーミングアップできるよう3本ローラーでウォーミングアップします




ローラー台トレーニングの
ちょっとしたコツ

最後にこれからローラー台でのトレーニングを始める方にちょっとしたコツを紹介します。

<コツ1 音や振動に気をつけよう>
ローラー台トレーニングは、外を走るとき以上に走行中に大きな音が出ます。
また振動も大きいので、アパートやマンションの2階以上に住んでいる方は下に住んでいる方の迷惑となる場合がありますので、注意が必要です。
防音マットや防振ブロックなどをローラー台と車体の下に敷いて、まわりに配慮すると良いでしょう。


<コツ2 汗対策を忘れずに>
外を走るのと違い、屋内だと風が発生しないので、冬場でもすぐに汗だくになります。
床が汗で汚れないようにマットを敷いたり、車体を汗から守るスウェットカバーやタオルを準備しておきましょう。
正面に扇風機を置くなどの暑さ対策も有効です。
とくに金属部分は、汗が付着したままにしておくとサビの原因となるので、トレーニング後は必ず車体を乾拭きすることを忘れずに。

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<コツ3 トレーニングを続けられる工夫を>
ローラー台トレーニングは景色も変わらないので、何も見ずに長時間行うのは辛いです。
最近はZWIFTなどのバーチャルライドも流行っているので、導入を検討してみるのも良いでしょう。
「そこまで本格的なのは、ちょっと......」という方は、ハンドルにスマホを取り付けたり、正面にテレビモニターを置いたりして、お気に入りの動画や番組を流すだけでも、トレーニング時間が短く感じるはずです。

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