自転車 x 表現 = 沢田 桂太郎【2020BGT選手紹介】
TEAM BRIDGESTONE Cyclingの選手たちに、なぜ自転車に関わり、入れ込み、そして愛しているのか、その理由を聞きました。
TEAM BRIDGESTONE Cycling 【2020BGT選手紹介】
自転車 x 表現 = 沢田 桂太郎 (さわだ けいたろう)
Keitaro SAWADA
トラック/ロード
1998/1/21生 宮城県出身
2019年主な戦歴
19-20年 アジア選手権 チームパシュート 優勝
ツール・ド・熊野 プロローグTT 優勝
全日本選手権 1kmタイムトライアル 優勝
全日本選手権 U23ロードレース 2位
ーーなぜ自転車に
父親の勧めで子どもの頃からいろんなスポーツをしてきました。陸上、サッカー、ソフトテニス、水泳、トライアスロン、など。その中で自転車競技が僕に一番ハマったというか、合っていたというか。
小学校、中学校と陸上競技に取り組みましたが、伸びしろがないなと思って高校から自転車競技に。乗り始めて、どんどん結果が出ました。県大会で勝てたりして、自分に向いているなと。初めて優勝したのがトラックのスクラッチでした。ロードでも勝てました。身近に自転車があったから、自転車が楽しく見えたのかもしれないけれど。
ーーーープロとして走り続ける理由は
自分が一番輝ける場所だと思っているからです。自転車自体も好きですし、走ったら結果も出るのも嬉しい。ということで続けてきた感じです。もっとも嬉しかったのは、2018年チリのW杯で、団体追い抜きで日本新記録を更新したとき。初めて4分の壁を破ることができ(3分59秒071)、感慨深かったです(現在は2020年2月28日、2020UCIトラック世界選手権の予選で、沢田を含むメンバーが出した3分52秒956が日本記録)。
それに、自分が勝てた時もそうですけど、自分がアシストした選手が勝ったときとか、自分がやったことが報われたときも、自転車に乗っていて達成感のある瞬間ですね。脚質はスプリンターですが、性格的にはアシストに向いているのかもしれません(笑)。
ーー自転車を使って成し遂げたいのは
もちろん成績も残したいですが、この競技をもっといろんな人に楽しんでもらいたい。競技内容を理解して、楽しんでくれる人が増えたらなと思っています。
そのために僕らができることは、発信すること、面白いレースをすることだと思います。そのために、レースの主催者だったり、協力してくれる人だったり、バックアップしてくれる人をこちらもバックアップして、より多くの人に見てもらう機会を増やしたいなと考えています。
ーーウイリーがとても上手ですが、マスターするには
練習するしかないですね。僕はできるようになるまで、4年ぐらいかかってます。もともと難しいことに挑戦するのが好きで、小技をいろいろやってたら、できるようになっていました。競技に限らずなんでも、継続し続ければできるようになっていく、というのは本当なんだと思いますよ。
ーーあなたにとって自転車とは?
毎回違う答えを言っていますが、僕自身の生き方を表現してくれるものな気がします。高校で自転車競技を始めてから、ずっとそばにあるものだったので、クサイ言い方だと、人生の相棒ですかね。
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