自転車 x 非日常 = 孫崎 大樹 【2020BGT選手紹介】

TEAM BRIDGESTONE Cyclingの選手たちに、なぜ自転車に関わり、入れ込み、そして愛しているのか、その理由を聞きました。

TEAM BRIDGESTONE Cycling 【2020BGT選手紹介】

自転車 x 非日常 = 孫崎 大樹(まごさき だいき)

Daiki MAGOSAKI
トラック/ロード
1996/7/18 生まれ 大阪府出身

*2019年主な戦歴
ツール・ド・熊野 第3ステージ 2位
Jプロツアー 渡良瀬チームタイムトライアル 優勝
ツール・ド・北海道 第3ステージ 5位
ジャパンカップ クリテリウム 5位


ーーなぜ自転車に?

小さい頃から自転車競技はやっていて、最初に取り組んだのはBMXでした。幼稚園から小1までBMXをやっていましたが、大きな落車をして辞めてしまって、その後にトライアスロンを始めました。とくに誰かがやってるのを見て自転車に、ということではなく、物心がついたときにはもう乗る側でした。

親も自転車が好きで、毎年夏にはよく親と一緒にツール・ド・フランスを見てました。ちょうどそのとき、CSCというチームのエースが一人でがんばっていたのを見て、カッコいいなと。自分では想像すらつかないスピード、そして人の密集度の中で走っていたのを見て、自分もそんな状況を走ってみたいと考えるようになりました。

当時ツアー・オブ・ジャパンも自分の家の近くで行われていたので、レベルの高い大集団レースを現場で見れたのも影響していると思います。


ーープロとして走り続ける理由は?

練習は好きではないのですが、レースがすごく楽しいんです。レース中の集団の感じとか、非日常ですよね。えげつないスピードで、ゴール前は大密集になって。普通、自転車は絶対に密集して走ることはないですし、人が風圧を受けることもない。レースでしか体験できない、その感覚が忘れらないというか、楽しいところです。


ーー自転車の魅力は?

僕にとっての自転車の魅力は、クセになる非日常、というイメージです。

高校3年の4月、クロアチアでのネイションズカップの遠征で、当時の日本とは比べものにならないほど人が密集した大集団の昂揚感、街中でのコーナーの速度を体で感じました。初めて本当の自転車競技を知ったという感覚でした。これが魅力だと感じています。実際に感じてもらわないと、わからないかもしれません。


ーー自転車を使って成し遂げたいのは?

トップ選手になる、ということですね。勝利することもそうですが。シンプルに、この競技において尊敬されるというか。走りを認められたうえで成績も残せる選手になりたいです。

自分は高校の時から、積極的に目立っていく走りが好きなので、最後まで脚を溜めて走るより、自分が中心となってレースを動かしていくイメージで、常にそういう走りができるようにと考えています。


ーーあなたにとって自転車とは?

人生というか、自分の生活の一部ですね。自転車競技に片足をつねに突っ込んでいたので。
土日はいつも自転車の練習でした。そして気がついたら、自転車競技メインの生活になっていました。

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