自転車 x 成長 = 沢田 時【2020BGT選手紹介】
TEAM BRIDGESTONE Cyclingの選手たちに、なぜ自転車に関わり、入れ込み、そして愛しているのか、その理由を聞きました。
TEAM BRIDGESTONE Cycling 【2020BGT選手紹介】
自転車 x 成長 = 沢田 時(さわだ とき)
Toki SAWADA
MTBクロスカントリー/ロード
1994/1/12 生 滋賀県出身
*2019年 主な戦歴
全日本選手権 クロスカントリー 4位
アジア選手権 クロスカントリー 10位
Lesvos UCI S-1 StageRace 9位
Sparta UCI S-2 StageRace 6位
ーーなぜ自転車に?
中学の頃は陸上部に入っていました。長距離では県大会で優勝できるぐらいまでは行ったんですが、ずっと自転車に乗りたいと思っていました。休日に合えばレースに行くという関わり方でした。シクロクロスが家の近くで開催されていて、これに出場しているうちに走れるようになってきて、自信がついていきました。
自転車部のない高校に通っていたので、週末に参加するレースを目の前の目標として続けてきました。自転車の練習は基本的に一人で行っていましたが、レースで知り合った大人の方に誘ってもらって、登校前に早朝練習もしていました。
もともと父親の影響で自転車を始めて、父と一緒に小学校3、4年から琵琶湖1周もしていて。自転車はかなり好きだったんですけれども、のめり込むきっかけになったのは小学5年の時。
スポーティーな自転車を買ってもらって、ちょっとレースに出てみようという感じ出たレースで、表彰台に乗ってメダルをもらったんですよね。こういうのが初めてで嬉しくて。もしこの時に3位ではなく4位で表彰台に乗っていなかったら、その後の人生はちょっと違っていたかもしれないですね。
ーープロとして走り続ける理由は?
とにかく好きなもの、一番がんばれるものが自転車だったということです。正直、高校生の時は、プロになるとかは、あまり考えないまま自転車を続けたいと思っていました。そんななか高校3年の時にブリヂストンからお話をいただいて、それなら、ということでお受けしました。自転車に乗るために大学に行くというのも違うな、と思っていたので。
そこからあまり変わってないですね、自転車に乗っている自分が好きというのと、レースが好きだというのと。自分が1番がんばれる場所だというのも同じです。
ーー自転車の魅力は?
練習した分だけ強くなる、というのはシンプルで良いですよね。ロードレースだと勝つためのチームワークだったりとかいろんな要素が必要になってくると思うんですが、マウンテンバイクはシンプルで、強ければ勝てる、というのがわかりやすくて好きっていうのはあります。
練習で調子が良ければレースでも調子がいい、そういうつながりがシンプルなところも良いですし、あとオフロードを走る競技なので、練習で走力をつけることも大事なんですけど、テクニック次第で自分より力がある選手を上回れたりとかもします。そういう技術が活きてくるところも好きですね。
練習自体は好きですね。苦しいことが好き、と言うことではなく、苦しいことをして成長するのが好きなので、自分が成長していてるのがわかると嬉しくなります。
最近、シケインのジャンプなどの技術系の練習をしていると、どんどん成長するので、そういうのもいいですね。体力練習ばかりで滅入った時には技術練習をすれば、気分を変えながら速くもなれます。
ーー自転車を使って成し遂げたいのは?
マウンテンバイクで日本一になりたいです。シクロクロスでは日本一を先に取ってしまいましたが(2016年シクロクロス全日本チャンピオン獲得)、今はマウンテンバイクです。それがいちばんの目標です。まずはこれです。
ーーあなたにとって自転車とは?
子どもの頃からずっと付き合ってきて、ほとんど毎日のように接している相棒ですね。たまに調子が悪かったりすると離れたくなることがありますが、結局乗ってる自分が好きなんで、本当に相棒のような感じですね。
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