レース名：第89回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース
開催期間：2020年11月5日〜8日　
開催日：2020年11月5日（木）
開催地：群馬県前橋市・ヤマダグリーンドーム前橋
TEAM BRIDGESTONE Cycling 参加選手
太田りゆ、窪木一茂、沢田桂太郎、近谷涼、橋本英也、孫崎大樹

2020年トラックの全日本選手権が11月5日〜8日の日程で行われ、初日に行われた4種目で、TEAM BRIDGESTONE Cycling選手が3競技で優勝、ブリヂストンの機材サポート選手である小林優香選手（Dream Seeker Racing Team）と梶原悠未選手（筑波大学大学院）が勝利しています。

ここでは、太田りゆと小林優香選手が出場した女子チームスプリント、そして沢田桂太郎、近谷涼、橋本英也、孫崎大樹の4名が出場した男子チームパシュートをレポートします。

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＊女子チームスプリント
　太田りゆ、小林選手

これまで2名出走だった女子チームスプリントが、2020年世界選手権後にルール変更が行われ、男子同様に3名出走となりました。この大会がその3名出走での初の公式戦となります。

TEAM BRIDGESTONE Cyclingの太田りゆがこの種目に出場。チームブリヂストンの機材サポート選手である小林優香選手と共にJPCAチームとして出場しました。

太田は一走を走り、小林選手は三走を受け持ちます。スタートから加速する太田についていく二走の梅川風子選手、しかしその直後についているはずの小林選手は前2名から少し間を開けてしまっています。そのために前走2名の加速効果を使いきれなかっただろう小林選手は独走でのゴールとなりましたが、タイムは最速、優勝です。

「初めての3人制だったチームスプリントなんですが、まだまだ練習中というか、途中の経過なので、とりあえず1位になれて良かったと思っています。

（3人で合わせた練習は？）練習中にも合わせていましたが、今回サンサン（333m）のバンクでは初めてでした」（太田）

（太田）

「初めて公式の場で3人でチームスプリントを走ったんですけれども、もう少し自分のスタートがつければもっといいタイムが出たと思うので、修正しながらまた次に向けてがんばっていきたいと思います。

オリンピック前最後の全日本なので、しっかり自分の足を痛めてなおかつ優勝することを優勝できれば自分に誇りを持てますし、そういう自分になれるようにこのあと2日しっかりがんばっていきたいと思います」（小林選手）

（小林選手）

【リザルト】　2020/11/5 全日本選手権 女子チームスプリント

1 JPCA 1:09.572
　（梅川風子、小林優香、太田りゆ）
2 鹿児島県自転車競技連盟 1:11.093
　（山本さくら、鳴海綾香、松井優佳）

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＊男子チームパシュート

2019-2020シーズン、チームパシュートでの東京2020オリンピック出場を目指してきたチームパシュートでのブリヂストン選手たち。トラック国際競技の標準コースである周長250mのバンクで先シーズンはチームのベストタイム、すなわち日本記録を何度も更新してきました。しかし今年の全日本選手権、会場のヤマダグリーンドームは周長333mのバンク。走りもタイムも250mバンクとは異なるため、「今回は記録の更新ではなく、確実に優勝することを目指しました」（六峰監督）

今回、チームパシュートに出場したのは、上写真の左から沢田桂太郎、橋本英也、近谷涼、孫崎大樹。予選でのチームは2位チームに7秒の差をつけての予選1位通過でした。

決勝の1、2位決定戦では一走・沢田の加速から近谷、橋本、孫崎の3人へと速度をつなぎ、予選よりもさらに0.6秒ほどタイムを縮めてのゴール。2位との差を8秒ほどにさらに開いての堂々たる走り、TEAM BRIDGESTONE Cyclingとしてチームパシュートでの全日本タイトル三連覇となりました。

「今回は、これまでに組んだことのない孫崎選手と組みました。これまで彼は高校、大学とチームパシュートをしてきたこともあり、その力を期待して、チームとしては勝ちを目標に立てて挑みました。最終的には全部作戦通りにきれいに走れてタイムも想定を上回り、最終的にうまくまとまったと思います。

僕個人としても、世界選手権以来のチームパシュートですが、僕はこの種目が大好きですし、全日本選手権を走れる機会は何回もないので、一戦ずつ大事に注力して走っています。

今回も、今のこのメンバーで走れるというのをかみしめて、楽しみながら全力を尽くして走りました。それにこうやってチームブリヂストンサイクリングとしてチームパシュートを走れるのは全日本選手権ならではですから、やっぱり一本一本を大事に走りました」（近谷）

【リザルト】2020/11/5 　全日本選手権 男子チームパシュート

1 TEAM BRIDGESTONE Cycling 4:06.664
　　　橋本英也、近谷涼、孫崎大樹、沢田桂太郎
2 朝日大学 4:14.507
　　　棚瀬義大、安達光伸、日比野丈、枝村弘樹
3 日本大学 4:16.030
　　　児嶋直樹、高橋峻、生野優翔、邊見竜馬

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