2020トラック全日本選手権 11/7 ケイリン種目、本大会代表内定選手の脇本が男子2位、太田が女子3位に

2020トラック全日本選手権 11/7 ケイリン種目、本大会代表内定選手の脇本が男子2位、太田が女子3位に

(脇本)

レース名:第89回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース
開催期間:2020年11月5日~8日 
開催日:2020年11月7日(土)
開催地:群馬県前橋市・ヤマダグリーンドーム前橋
競技種目:男子ケイリン 、女子ケイリン

11月7日(土)に行われた2020年トラック全日本選手権、ケイリン種目にてTEAM BRIDGESTONE Cycling 脇本雄太が男子2位に、太田りゆが女子3位となりました。脇本は変則的な戦い方に、太田は自身の迷いにひるんだ結果でした。

photo: Satoru KATO, team camera


(太田)

日本の競輪を発祥とするケイリン種目は、東京2020オリンピックの正式種目。脇本はこの男子ケイリンの東京2020オリンピック代表候補選手です。

またこれまでに脇本は、2018年10月のワールドカップで優勝、2019年に2位、2020年の世界選手権で2位を獲得しています。世界一に最も近いチームブリヂストン選手です。

8名までの選手が同時にスタートし、約1500m、333mバンクで5周回走ります。最初の2周半はモーター付きのペーサーでゆったりと、残り2周半でペーサーが外れたところで勝負が始まり、先着が勝利します。ヒートごとに先着数名が決勝ヒートへと勝ち上がっていきます。


脇本は1回戦、準決勝ともに盤石の走り。いったん後方に下がってから余力をもって先行する形で勝ち上がっていきます。

そして決勝。ラスト2周でバンクを大きく使う深谷知広選手(Dream Seeker Racing Team)の動きにひるむ形となった脇本。

しかしその後、自身のトレードマークとも言える先行逃げのスタイルで最終周回を挑みますが、後方から上がってきた深谷選手にゴール前で差される形となり、2位に終わりました。



ーー最後は得意の逃げ切りで押したが

自分が今回のこのバンクで、どれぐらい保つのかなっていうのを自分の中で知りたいと思ったので、その中でレースをしたと思ってるんですけれども。自分の中でこれぐらいだったらしっかり保つ自信があったので、そこに賭けてみたと感じです。僕としては自信があったんですが、それを上回る力で負けてしまったと思っています。

ーーレースを振り返って

まず自分の中で納得のできる仕掛けをして、その結果が2着だったと言うことで。納得はしているんですけれども、この後はしっかりブノアコーチと一緒に反省会かなと言う感じがあります。

自分は納得している仕掛けだったんですけれども、深谷くんの動きが自分の中で想定外でパニックになってしまったのというのがあるんですが、それも含めてこういうレースもあるというのを考えながら、いい経験をしたかなと思います。

ーーそれはどのような動きに対し?

本来競輪っていうのはあそこまで上には上がらないものだと思っているんですが、深谷くんはスプリントがとても上手な選手なので、それをうまく利用してレースをしてるなと思いました。

ーー東京2020オリンピックに向けて

来年に控えた東京2020オリンピックなんですが、直前の予定にアジア選手権だったり、ネイションズカップというワールドカップに近い位置づけの大会があるので、そこに向けてしっかり身体を作っていきたいと思います。

来年に延期されてしまった東京2020オリンピックですが、しっかり自分の目標を見失わずに、この後もがんばってきたいと思います。

【リザルト】2020/11/7 トラック全日本選手権  男子ケイリン
1 深谷知広(Dream Seeker Racing Team)
2 脇本雄太(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
3 河端朋之(JPCA)


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●女子ケイリン

女子ケイリンにはチームブリヂストン選手の太田りゆと、チームブリヂストン機材サポートの小林優香選手(Dream Seeker Racing Team)が参戦。共に順調に勝ち上がっての決勝戦です。

太田は後方から捲り上げる走りを選択。最終周回までに小林選手含む2選手が太田の前へ。

201107w_krin-03.jpg

太田は外側から仕掛けるも、横に並走する形になり差しきれず、小林選手が2位、太田は3位でレースを終えました。


「併走状態のレースでしたが、あそこで私は梅川さんの後ろに行ったのが判断ミスで。小林選手の後ろにいれば、ものすごく脚が余っていたんで、最後に追い込んでいれば優勝もあったかなと思います。いい状態で、ケイリンもしっかり狙っていたので残念でした」(太田)

【リザルト】2020/11/7 トラック全日本選手権 女子ケイリン
1 梅川風子(JPCA)
2 小林優香(Dream Seeker racing Team)
3 太田りゆ(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

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