2020日本トライアスロン日本選手権を上田選手が6度目の優勝
レース名:第26回日本トライアスロン選手権
開催日:2020年11月8日(日)
開催地:東京都・お台場海浜公園周辺
コース長:スイム750m、バイク20km、ラン5km
東京都港区お台場海浜公園にて行われた、日本トライアスロン選手権にて、チームブリヂストンのアスリート・アンバサダーである上田藍選手(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)が優勝しました。バイクパートで積極的にペースを上げてトップでランへ。走りで後続を大きく引き離し、終盤のスパートからの優勝でした。
(photo: JTU)
2020年日本トライアスロン選手権は、来年の東京2020オリンピック、トライアスロンの会場となる東京のお台場海浜公園を舞台とし、無観客での開催となりました。距離も短いスプリントのディスタンスで、通常の51.5kmの半分の距離となりました。
先に海外でのレース3戦を終えて臨む上田選手は、その実力をスイムパートから魅せます。後半のバイクとランで追い上げるタイプの上田選手ですが、このレースではスイムを先頭集団の後方という好位置で終え、続くバイクパートではすかさず加速し先頭集団に入ります。
30名ほどまでに膨らんだ先頭集団は、ランを得意とする上田選手を警戒しペースを下げがちになります。しかし上田選手が積極的に集団の前を引きペースを上げ、最後のランパートを先頭で走り出します。
ランでは、上田選手に中嶋千紗都選手が食らい付き、2名でのパックで後続をどんどんと引き離します。そして2周目に入ったところで上田選手はスパート、中嶋選手を引き離し勝利のフィニッシュラインへ向かいます。ランで速度を上げ、自分の力でレース展開を作って優勝を掴み取った上田選手、貫禄勝ちとも言える優勝でした。上田選手にとって、これが6度目の日本選手権タイトルとなります。
「まず選手として感謝の気持ちでレースを走らせていただきました。今年3月に選考レースがあったんですが、そこに向けて競技人生で1番スイムが仕上がっていたので、それを試すレースがやっと来たという想いでスタートしたんですが、スイムを得意とする選手が周りに泳いでいるのがとても嬉しくて(笑)」
「スプリントレースということで、競技時間もいつもの51.5kmの半分、競技時間も1時間でスピーディーなレースだったので、若手選手とのスピード勝負になると思っていました。(中略)1周を終えた後にスパートをかけたところ5秒から7秒空いたので、気を抜かず走り抜けました」
「来年7月27日、オリンピックの女子トライアスロンが開かれるので、しっかりとお台場でレースができたのは本当に嬉しいですし、オリンピックの時には、多くの人たちと晴れやかな気持ちでレースを迎えられるような、そんな世界になっていることを願っています。私自身のレースができるように、しっかり仕上げて、メダル獲得をつかみたいと思っています」
【リザルト】2020/11/8 第26回日本トライアスロン選手権
1 上田藍(ペリエ・グリーンタワー・ブリヂストン・稲毛インター)0:57:35
2 中嶋千紗都(山梨学院高校・チームケンズ山梨)0:57:40
3 酒井美有(トーシンパートナーズ・チームケンズ)0:58:01
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