【2021年BGTチーム員紹介】小林輝紀 MTB監督

【2021年 TEAM BRIDGESTONE Cycling チーム員紹介】

小林輝紀 MTB監督 Teruki KOBAYASHI
MTB Team Director


MTBチーム監督
1968年生・長野県出身
チーム加入:2014年


ーーサイクリングスポーツに関わってきた経緯は

スキー競技の夏場のトレーニングからスポーツとしての自転車にのめり込んでいったのがきっかけです。

当時の同級生は世界に挑戦していたノルディックスキーヤーばかりでしたが、自分は自転車だけは負けませんでした。これが自分をサイクルスポーツの世界へと引き込みました。輪行しながら国内の色々なレースに挑戦したり、日本一周の旅をしたり、大学進学と同時に実業団ロードチームに所属しました。就職後にトラックとMTBも始めました。

その後ケガで引退からも、子供たちへの自転車教室やツアーを開催したり、行政の自転車事業などに協力するうちに、選手育成やメーカーの開発活動に力を入れるようになりました。現在は地域の自転車事業、学生ロードレースや全日本選手権シクロクロスといったレースをプロデュースして、地域とサイクルスポーツの融合を目指しています。


ーーTEAM BRIDGESTONE Cyclingの監督とはどんな仕事か

レースを走ること以外の全てをオーガナイズする仕事です。私の場合、マネジメント、コーチング、メカニックを全て一人でこなします。

選手とのトレーニングやケアはもちろん、全ての機材に関するメカニック作業と管理、レースやイベントの計画と決定、遠征地の情報入手と交渉、宿や現地の生活環境の確保、レースでのコーチングやフィードサービスなどです。

ときに、家族が選手と離れる期間が長くなる場合は、その家族にも目配りします。


ーー今の仕事についている理由

選手から求められるからです。日本一になりたい、アジアチャンピオンになりたい、オリンピックに出たい、もっと強くなりたい。選手達からの「一緒に活動したい」という声が全てです。


ーーチームブリヂストンならではの仕事は

世界のどこでも通用するブランドを背負うチームなので、成績以前に社会人としての真摯な姿勢が求められます。

そしてブリヂストンが目指す社会テーマと、チーム活動を一致させることが、このチームならではの仕事と言えます。

徹底したコンプライアンスも、地域に根差したクラブハウスや地域住民・子供たちとの活動もこのチームらしさです。

従って、強いチームになれば良い、レースに勝てば良いということではなく、日々の活動や発信される文字のひとつにも、多くの方々や社会に見られ影響するという意識を高く持っています。

でもそれは決して窮屈なものではなく、常に高いモチベーションで仕事ができる環境が整っているチームだということです。


――2021年MTBチームのビジョンは

チーム全員が健康で幸せであること。
応援してくれる全ての人に感謝すること。
全日本選手権マウンテンバイクでワンツーフィニッシュを達成すること。
レース当日まで東京2020オリンピック代表としての出場を準備すること。
アジアチャンピオンの獲得。

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