【祝!優勝】おかえりなさい、窪木選手。今回は、結果にも過程にも見事なドラマが!
みなさん、こんにちは。
JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day1、Team Bridgestone Cyclingは今シーズン2勝目を飾りました。
日本競輪選手養成所を卒業し、3月頭にチームに戻ってきたばかりの窪木選手が優勝。その裏には、役者のそろったTeam Bridgestone Cyclingならではのドラマがありました。
--レース情報--
JBCF 東日本ロードクラシック 群馬大会 Day1
日時:2021年4月24日
出場選手:窪木 一茂、、近谷 涼、橋本 英也、徳田 優、今村 駿介、山本 哲央、河野 翔輝、兒島 直樹、
会場:群馬サイクルスポーツセンター
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天気にも恵まれ、観戦日和となった群馬CSC。
今回は1周6kmを25周まわり150kmを走行します。
レース会場となった群馬CSCは、比較的スピードが出るコースなのでTeam BRIDGESTONE Cyclingの強みが存分に発揮できるコースでした。
Team Bridgestone Cyclingはレース前半から河野選手が7名の先頭逃げ集団に入り、しばらくその状態をキープ。後方メイン集団にいたチームメンバーの体力を温存するために全力で逃げ続けます。
レースも後半に差し掛かり、河野選手が先頭からこぼれたタイミングで、今度は今村選手が一気に仕掛けて前へ出て、17周目で単独の逃げに。誰もが知る、並外れたスピードと桁違いの持続力が武器の今村選手。今村選手はここから5周回半(約34km)も先頭を走り続けました!
このまま単独逃げ切りに成功するか?とも思われるも、残り4周となった22周目に今村選手はメイン集団に吸収され、ここから一気にレースが動きます。
今村選手が吸収されることを見越して動き始めていた兒島選手・近谷選手がすかさず集団前方へ。
更に、他チームの選手がこの機会を逃すはずもなく、一気にアタックを仕掛けてきます。
ここ(23周目時点)で発生した新たな逃げ集団は、山本選手が先頭を引っぱる展開に。
しかしこの逃げもすぐに吸収され、レースは佳境へ。全体の速度もどんどん加速。混戦を極めます。
アタックが発生しても、すぐにカウンターアタックが発生し、どの選手も常に全力で足を動かす状況に。
めまぐるしく変化する順位に、目が離せませんでした。
そして最終ラップに突入、ここで窪木選手が前へ出ます!
残り3km地点でJCF強化指定選手・増田成幸選手と先頭争いを繰り広げ、心臓破りの坂で一気に窪木が飛び出しリード。
勢いのまま後方との差を広げ、見事単独ゴールを決めてくれました!
今シーズン2勝目をチームへもたらしてくれた窪木選手は、実は競輪選手養成所を卒業して3月にチームに戻ってきたばかり。そしてこの成績。おかえりなさい!
そして、5周半も単独で逃げ続けた今村選手は、敢闘賞を獲得しました!
優勝した窪木選手と宮崎監督のコメントです。
ーー窪木選手
「今村さんが捕まり、ラスト2周くらいからみんなが与えられていた役割を果たしていました。それまで結構脚を溜めさせてもらっていたので、自分が行かないといけないことはわかっていました。タイミング見て抜け出して、上り坂で増田選手と千切り合いをして、独走できました。本当に、チームみんなが動いてくれて勝利につながったと思います。
嬉しいです。やっぱロードレースは楽しいなって思います。復帰直後で、コンディションには満足してなかったし、生活も競輪とロードの両立などでバタバタと忙しい中でしたので、今日はうまく走れてよかったです。
チームとしては、今季2勝目ですが、まだ始まったばかりなので、今後もTeam Bridgestone Cyclingの勝利を期待してください。これからも、まだまだ勝っていきます。応援よろしくお願いします。」
ーー宮崎監督
「河野は最初の逃げに乗ってくれて長距離走って仕事をこなしてくれましたし、山本も見えない所で細かく逃げを潰してくれたりしていました。
今村もゴールまでかなり周回数があったので単独での逃げが捕まってしまいましたけど、その後も千切れずに先頭集団で堪えてゴールしてくれたのはすごいこと。とても良かったです。
また兒島は迷いなく最後の逃げを全力で潰しに行ってくれていて、そのおかげで窪木のゴールに繋がりました。成長が見られた点を評価しています。今回は各選手がそれぞれに成長を見せてくれたレースでした。本当に嬉しかったですね。
勝ちに行くと決めた上で、しっかり勝ってくることが何より大事ですから、それが達成できて良かったです。うちの選手は個々が強い。ですが、チームとしても強いブリヂストンをアピールできたと思います。
これからのレースもしっかり勝っていきますので、応援よろしくお願いいたします。」
text:Kumi.Fujita photo: S. Kato
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