ロードでも沢田時!2位でフィニッシュの激闘を振り返る【群馬CSCロードレース6月大会レポート】
Jプロツアー第7戦
群馬CSCロードレース 6月大会
日付: 2021年6月12日
開催地・コース 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター 6kmサーキットコース
距離:6km×27周=162km
出場選手:
窪木 一茂、今村 駿介、橋本 英也、徳田 優、山本 哲央、河野 翔輝、兒島 直樹、沢田 時
久しぶりの8人フル出走となった今回のレース。大会初の逆回り周回コースということもあり、どんな展開になるのか誰も予想できないレースでした。
スタート直後からアタック合戦が始まり、主導権を握りたい我がTeam Bridgestone Cyclingは何としても逃げに乗るべく一歩も引きません。
6周回目で16名の逃げ集団が確定しここに沢田と徳田が乗ることに成功します。
ここから徐々に先頭と逃げ集団のタイムギャップは拡がります。一時は4分以上にまで拡大。ここまで時間差が開くとレース後半に影響が出ると判断したTeam Bridgestone Cyclingはプロトンを牽引し、ペースアップを計ります。橋本選手や山本選手らが先頭となりタイム差を縮め、2分半ほどに差を縮めます。
ここにきて今村選手が単独で飛び出しますが、逃げには追い付けず2周回ほどでプロトンに吸収されます。
一方、序盤から逃げ集団にいる沢田選手、徳田選手は、アタック合戦から、かなりの脚を使いつつも、逃げ集団内でチャンスを伺い、勝負所を探ります。
レースも終盤に差し掛かっても、逃げと集団のタイム差は縮められず、これ以降、先頭集団内での逃げ切り合戦の雰囲気が濃厚となっていきます。
体力も消耗し、ついていけなくなる選手も続出する中、ラストアタックが始まります。
途中冨尾選手(シエルブルー鹿屋)がラスト6周で先頭逃げ集団から単独逃げきりを試みますが、そこはすかさず沢田選手ら4人が追走。ふり戻すことに成功するも、ラスト3周というところで今度は小林選手(マトリックスパワータグ)が独走し始めます。
沢田選手は小林選手を捉えるべく必死の追い上げを見せますが、2位でフィニッシュとなりました。
レース序盤からのアタック合戦を制し、そこから最後まで逃げ集団としてレースメイクし、勝利に絡む大貢献をしてくれた沢田選手!
さすがシクロチャンピオン、終始力強い走りをみせてくれました。
ロードレース本格デビューから間もない中で、ここまでの活躍を見せてくれる沢田選手に今後も目が離せませんね!
宮崎監督コメント
「序盤のアタック合戦は兒島や沢田がかなり脚を削りながらも踏ん張ってくれたので2人逃げに乗せることができました。
中盤もうちがプロトンを引くしかない状況でしたが、その中での全員のチームプレーもとても良かったと感じています。
結果は優勝を逃してしまいとても悔しいですが、沢田がロードレースでしっかり勝負に絡む走りを見せてくれて嬉しいです。今日の逆回りコースは休める場所が無かったので、沢田のMTBでの経験が活きたのだと思います。今日の経験もしっかり次のレースに活かします。
応援してくださった皆様、サポートしてくださった関係者の方々、本日もありがとうございました。」
今回もたくさんの応援ありがとうございました。次回のレースもご期待ください!
text: Kumi.Fujita photo: S. Kato
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