東京2020オリンピック開幕直前!日本代表選手スペシャルインタビュー【橋本英也編】
−−東京2020オリンピックに向けての意気込みと目標を教えてください。
「5月に開催された香港での国際大会が東京2020オリンピック前に開催された最後の大会ということで、現段階での自分の仕上がりを試せる場として、重要視していたレースでした。自分の出場種目であるオムニアムで優勝でき、目標である金メダルに向けて自信を持って本番に挑むことができます」
−−大会直前は、どんなご準備をされてきましたか?
「準備はもちろんトレーニングが中心です。まずは先の香港での大会で、国際大会のイメージを持つことができたので、そこに向けていかに体力とフィジカルをピーキングできるかが、今できる一番の準備だと思います。6月は残念ながらロードの全国大会が延期となってしまいましたが、そのぶん拠点でのトレーニングに集中することができました、直前の沖縄合宿も無事に終えられ、フィジカルの調整という意味では万全だと思っています」
−−ブリヂストンのトラックバイクは橋本選手にとっていかがですか?
「乗り心地は最高です。モーターが入っているかのように挙動がスムーズですね。中距離種目専用に開発してもらっていますが、以前使っていたフレームと比較して、ライバルがライバルじゃなくなったと思えるほど進化しています。
自転車競技って機材スポーツなので、体力に加えて良い機材で走るというのが本当に重要なんですけど、開発してもらった機材が、他国より優れているという点で、かなりのアドバンテージをもらっていると感じています。
フレームを乗り換えてからは国際大会での結果が良くなりましたし、国内でのタイム測定では、1kmで1秒以上も速くなりました」
−−日頃、まわりの方へ感じていることがあれば教えてください。
「今も続くコロナ禍で、ファンの方々であったり、ブリヂストンをはじめサポートいただいている方々、連盟の方々の支えによって、オリンピックを日本代表として走れることや、ここまで目標に向かって毎日トレーニングができる環境を作っていただいたことに感謝しています。
いろいろな方々に応援していただき、レースで走るのは僕ひとりではないんだという意識と、支えてもらえてきたからこそ今の自分があるという感謝を胸に、オリンピックでは金メダルを目指して走ります」
−−ご自身にとってオリンピックとは?
「僕がいろいろな人たちに一番貢献できる舞台です」
−−貢献とはどういった意味でしょうか?
「オリンピックは、普段の何百倍もの方にレースを観ていただける機会なので、より多くの人たちの感情を動かせるのではないかなと考えています。今は落ち込んだり、気分が上がらない日々を過ごしている人がたくさんいると思います。東京2020オリンピックで僕の走りを通して、たくさんの人たちの感情を動かせるような走りをしたいです。それが僕が今できる一番のことだと感じています」
−−最後にあらためてファンの方へメッセージをお願いします。
「ファンのみなさんが応援してくださり、観ていただけているからこそ、今の自分があります。短い競技生活の中で沢山の方々に自分の走りを見てもらえるよう、一日一日を大好きな自転車に乗れることに感謝しながら"愛される英也"を目指して、これからも走っていこうと思っています。
オリンピックでは、みなさんに金メダルをお届けできるように頑張ります。スタート前の笑顔とレース中の真剣勝負モードの表情のギャップを楽しんでもらいたいですね!(笑)応援よろしくお願いします」
橋本英也選手の競技日程
8月5日(木)
男子オムニアム Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、表彰式
放送予定→ https://www.gorin.jp/live/
TEAM BRIDGESTONE CyclingのFacebookページでは、橋本英也選手のレース速報を発信予定です。そちらも、ぜひご注目ください。
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