【沢田時 XCCに続き2個目の全日本タイトルを獲得!】全日本選手権(マウンテンバイク)XCO詳報

沢田3名で抜け出し.jpg

みなさまこんにちは。

本日は昨日行われた第34回全日本自転車競技選手権大会マウンテンバイク(XCO)の詳報をお送りします。

いまだコロナ禍の終息が見えず、イベント開催もままならない状況ですが、全日本選手権もその煽りを受け、一度は秋田県田沢湖で開催予定でしたがキャンセルになり、運営もどうにか開催を模索しながら異例の11月に変更され、愛媛県では初の全日本選手権が無事開催の運びとなりました。

当日は曇り時々晴れの良いコンディションの中、無観客でのレースがスタートです。

スタートシーン.jpg

【第34回全日本自転車競技選手権大会(マウンテンバイク)XCO

日時:1121日(日)14:00

場所:八幡浜市民スポーツパーク MTBコース 愛媛県八幡浜市若山地内

距離:6

出場選手:平野星矢・沢田時

沢田のアタック.jpg

昨年から積み上げたポイントが消滅した後、沢田選手は先日の全日本選手権XCCや国内シリーズレースで獲得したポイントがあり1番コールで先頭からのスタート。平野選手は昨年の全日本選手権XCO準優勝選手ですが、今期はレースの出場機会に恵まれなかった為、3列目からのスタートとなりました。平野選手の最前列ではない位置からのスタートは約10年振り。10年という長い期間、このポジションを死守し続けてきたトップライダーですが、今回は獲得ポイントの関係で後ろからのスタートとなりました。

後続でチャンスを伺う平野.jpg

コースは13.91kmを6周回(合計23.46km)。常設のMTBコース2つを繋ぎ合わせた全日本仕様のコースです。

スタート直後から沢田選手を含む3名の選手が抜け出す展開。ファーストラップは11分台と予想通りかなり速いレースが始まりました。チームとしてはレースが落ち着いても1周約12分台で展開していくと考え、7~8周回の決戦を予想していました。しかし、審判団がレース前日に6周回を決定していたため、この全日本は70分程度の高速レースとなることが見えていました。想定より短いレースとなったため、小林監督から4周回目にはアタックを決める声がかかり、沢田選手は残り2周を全開で踏み、最後まで逃げ切り見事初優勝となりました。

ゴールシーン.jpg

先頭は後の選手の姿が見えない分、逃げ切るのは難しいものですが、終始ミスなくいつも通りの走りができたと沢田選手も小林監督も納得の走りでした。

平野選手は結果として表彰台に絡む、優勝を狙うレース展開にはなりませんでしたが、一時は3位を捕まえるという位置まで追い上げを見せました。しかし、4周回目に入り走行中の位置取りに不運があり、岩にホイールが当たり、リムが割れてしまいしました。不運なトラブルで諦めたくなることろですが、そこは平野選手。諦めずに残り2周をアグレッシブに全力で追い上げ7位でのゴールとなりました。

パンクで遅れる平野.jpg

「早めに前に抜け出てライバルを翻弄する」BSのいつもの走りができたことで、今シーズン最後のMTBレースは有終の美を飾ることができました。たくさんの応援本当にありがとうございました。

表彰台.jpg

常に「チーム3人で勝ちにいく」TEAM BRIDGESTONE Cycling MTBチームへ、これからもご声援お願いします。

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Text:Yuki YOSHIMURA Photo:TEAM CAMERA

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