等身大の目線で語る RP9を選んだ理由 vol.2 松浦大輔さん
2021年、ブリヂストンサイクルが満を持してリリースしたロードレースバイクRP9。以来、2021年全日本ロードU23でのタイトル獲得や2022年バイシクル・オブ・ザ・イヤーの受賞など、大きな注目を集め続けています。そんな中ANCHOR BLOGでは、リアルなユーザー様の声にも注目。現在RP9を注文し納車をお待ちいただいているライダーになぜこのバイクを選んだのか、どこにこのバイクの魅力を感じたのか、実際にRP9のテストライドをしながら語っていただきます。もちろん、待ち遠しいその気持ちも!
(取材協力:セオサイクル立石店様)
「日本人選手がチャンピオンジャージを来てブエルタ・ア・エスパーニャの集団の先頭を走る姿を観て、『かっこいい!なんだこれは!』と。気づいたらもう自転車に乗り始めていました」そう自転車に乗り始めたきっかけを語るのは、松浦大輔さん。10年ほど前にクロスバイクから始めた自転車ライフは、たちまちのうちに日々のトレーニングとレースを楽しむロードバイク中心のものに変わっていったとか。
松浦大輔さん(以下、松浦):最初はクロスバイクを買ったんですが、すぐにロードバイクに乗り始めました。ビアンキ、そのあとはサーヴェロのS5、スペシャライズドのヴェンジ、TTバイクとしてサーヴェロのP5、今はS5に乗っていますがこれは二台目なんです。
ジャパンブランドのブリヂストンにいつか乗ってみたかった
Q.自転車歴10年で、かなり様々なバイクに乗られていますが、今回RP9に惹かれた理由は何でしょうか?
松浦:窪木一茂選手のファンなのですが、彼がチームブリヂストンサイクリングに移籍した頃からアンカーのバイクが気になり始めて。まだブリヂストンのバイクに乗ったことはないのですが、ジャパンブランドであるブリヂストンにはいつか乗ってみたいと思っていました。
Q.普段はどんな風にサイクリングを楽しんでいますか?
松浦:ホビーレースによく出ています。川崎マリンエンデューロやつくば8耐、袖ヶ浦チャレンジなどのエンデューロレースがメインですね。2〜4時間をソロで走ることが多いんです。
Q.トレーニングもそうしたレースに向けてされているんですね?
松浦:体重とパワートレーニングを管理するために日誌をつけています。月曜日と木曜日を休息日にしていて、それ以外の日にはロードバイクに乗っています。週5日乗れればかなりいい感じですね。冬は布団という峠に勝てず週4日になりがちですが......(笑) 朝5時に起きて仕事前までに60km、1時間半くらいを乗るようにしています。
Q.毎朝早起きをして乗るモチベーションはどこにあるのでしょうか。レースで結果を出すため、それともバイクに乗ることが好きだからでしょうか?
松浦:その両方ですね。乗ること自体も好きですし、レースに出るからにはアマチュアなりにいい結果も出したいですから。過去には違うスポーツをやっていたのですが、怪我をしてしまって断念したんです。不完全燃焼ではないですが、その分身体を動かしたいのかもしれません。自転車に乗り始めて、こんなに楽しいスポーツがあるのか! ってまず感動しましたね。
Q.実際にロードレースを走ると、身体的にもキツいエンデュランススポーツだと思いますが、どこに魅力を感じましたか?
松浦:今までやったスポーツの中で一番キツいです。技術や才能や運動神経じゃなくて、心の持ちようが勝敗を分けるところでしょうか。肉体的な辛さもあるけれど、相手の心をへし折るメンタルの強さが問われるんです。チアノーゼになるまで追い込んで、さらになお攻撃する。ハードなスポーツです。
同時に観戦していても、魅力を感じることがたくさんあります。ツール・ド・フランスでラルプデュエズを走っている選手もそうですし、全日本選手権でチャンピオンになるために全力を尽くす選手を観ていると......感動しますよね。たぶん、僕のスポーツ歴の中ではそこまで何かを懸けたことが無かったんです。だからかロード選手を観ると涙が出てきます。格好よくて。
ペダルに力をかけた時にグンと進むRP9
Q.レースにトレーニングと、乗り込まれている松浦さんがロードバイクに求める性能はどんなものでしょうか?
松浦:荒川周辺に住んでいるので、平日の人がいない時間帯に平地巡航をして楽しく感じるバイクが好きです。ですので平地巡航がしっかりできるバイク、エアロロードの方向性が僕の求める性能ですね。踏んだ時の推進力というか......、TTバイクに乗ってみるとわかりますが、ペダルに力をかけた時にグンと進む感じ。そのフィーリングがRP9にはあってビックリしました。スプリントもグイグイとよく進みます。バランスがいいんでしょうね。所有しているバイクの中でもよく進む感触がありました。
Q.RP9のデザイン面にはどんな感想を持ちましたか?
松浦:自分がその時乗っているバイクが一番格好いいものですが、RP9のデザインは魅力的ですね。競輪やトラックレースを観るのも好きなのですが、トラックバイクを思わせるスタイルもポイントが高いです。そういえば小林優香選手もブリヂストンのバイクに乗っていますね! チームブリヂストンサイクリングの窪木選手や橋本(英也)選手の走りも強くて格好いいですし。
Q.RP9が納車されたら、どんなライドをしたいですか?
松浦:まずは朝早く起きて、誰もいない荒川を心置きなく、めいっぱい走りたいですね。納車される頃にはレースに向けてシェイプされていると思うので、山梨県で山をいくつか走りに行きたいですね。先輩ライダーが作った柳沢峠や周辺の峠をつないだ130kmで獲得標高5000mというルートがあるんですよ。RP9が納車されたら、行きたくはないんですけど、行きたいです(笑)
Q.今後の自転車ライフの目標はありますか?
松浦:年齢的にも40代の中盤になってきたので、ニセコクラシックで上位20%に入ってエイジ別でもグランフォンド世界選手権の出場権を得たいですね。それが達成できたら......キャンプライドに行ったりもしてみたいですね。いずれにせよ自転車にはずっと乗り続けます。
Q.ニセコクラシックに出場するとなるとバイクが重要になりますが......
松浦:巡航能力がとても高いRP9でレースを走りたいです。僕は感覚でしかその良さを表現できませんが、12時でペダルを踏み込んだ時の進み方が他のバイクとは違うんです。それに強い向かい風でもよく進みます。他のバイクだと押し返される感じがあるのですが、RP9ではそれが無い。向かい風が強い荒川ならではのインプレッションですが(笑) 僕でこれぐらい違いがわかるのだから、すごいバイクだと思います。
Q.納車待ち状態ですが、どんな心持ちでしょうか?
松浦:ワクワクです。早く乗りたい気持ちはもちろんあります。でもメーカーも頑張って作ってくださってるはずなので、今は待つばかりです。人間の心理としては、買ったらすぐ乗りたいというのはありますよね。待ってる時が楽しいとも言えますが、僕は乗っている時が一番楽しいので、早く欲しい・速く走りたい! と思いながらワクワクしてます。
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