【チーム選手の機材セッティング】選手のハンドルまわり事情を聞いてみました。
チームブリヂストンの選手たちに自分達のセッティングについて聞いてみましたシリーズ。昨年はクリート位置をご紹介したマニアック企画で、実は人気のある企画。
今回は選手たちのハンドルのセッティングについて聞いてみました。
昨今のUCIのルール改定で空力軽減を目的としたハンドルの上部に腕を乗せて走る行為が禁止となり、ハンドルまわりのセッティングにも変化が出てきました。
最初はハンドルの幅は肩幅と同じ、角度はハンドルの末端部分を地面と水平、ブラケットの高さはハンドルの末端の高さとブレーキレバーの一番下の部分が同じになるようにして左右の角度は正面に真っ直ぐ前にセッティングし、そこから好みに合わせて変えていくのが王道なのですが、
いざやってみると、登りの時はいいけど、平坦だといまいち、スプリントするのは良いけどブレーキングしにくい、など以前の記事にあった「クリート位置はどのあたり?」同様にこちらもしっかり沼にはまってしまいます。
そんな完全正解のないハンドルのセッティングですが、チームブリヂストンの選手たちのハンドル事情を2回に分けてご紹介します。
今回は橋本英也、今村駿介、徳田優、河野翔輝、山本哲央の5名です。
選手たちのハンドルセッティングがみなさんの参考になりますように。
橋本英也
ハンドル:VIBE Aero Carbon 380mm
バーテープ:OGK KABUTO BT-04(柔しっとり)
ブラケット位置:ちょい内向き
トラックライダーということもはり幅は380mmの狭めをチョイスしています。
UCIルールの変更からブラケットを握ったエアロポジションを生かすためにブラケットを若干内側へ絞ってとりつけています。
今村駿介
ハンドル幅:VIBE アルミラウンド(旧型)400mm
狭すぎず、広すぎず、チームに入った時から使っているモデルです。
トラックレース用のハンドルに近い深さが気に入っています。
バーテープ:OGK KABUTO BT-04(柔しっとり)
スプリントすることが多いので、強く握ってもグリップするタイプを選んでいて、
以前はOGK KABUTO BT06(極薄)を使用していましたが、衝撃吸収を考え、ここ2年くらいはOGK KABUTO BT-04(柔しっとり)を使っています。
ブラケットは、水平よりも若干上向きになるようにしていて、
上体がハンドル荷重にならないようにしています。
徳田優
ハンドル幅:VIBE Carbon 400mm
バーテープ:OGKKABUTO BT-09 (極厚手)
握り心地が好みなので太くなるようにこのチョイスにしています。
ブラケットの位置やハンドルの角度は自転車の操作しやすさを重視しています。
握った時にハンドルに体重が乗り過ぎずニュートラルな体勢を取りやすいようにしています。
河野翔輝
ハンドル:VIBE Carbon 400mm
バーテープ:OGK KABUTO BT-04(柔しっとり)
ブラケットの付け方:少し上向
ハンドル幅は最初380mmを使用していましたが、400mmに変更し使い続けていくうちに体に慣れ、登りも平坦もスプリントもやりやすいオールラウンドなハンドル幅だと感じてます。
バーテープに関しては、手の握り具合で1番しっくりくる物を選択しています。
ブラケットの付け方に関しては、指の引っ掛け具合や手首の角度を意識しており、
特に中指〜小指までの3本で握ることが多く、更に手首の角度をなるべく寝かさないようにしています。
山本哲央
ハンドル:VIBE Aero Carbon 380mm
バーテープ:OGK KABUTO BT-04(柔しっとり)
ブラケットは内向きに、ハンドル自体は少し高めで遠くにセッティングしてあります。
空気抵抗の削減を目的に380mmのハンドルを使って、ブラケットを少し内向きに装着、
バーテープはカブトの中で個人的に1番握り心地が良いソフトタイプを使ってます。
選手たちのハンドル周りのセッティング第1弾いかがでしたか?それぞれの考えや走り方がハンドルまわりに現れてましたね。
次回は窪木一茂、沢田時、兒島直樹、松田祥位のハンドルまわりをご紹介しますのでお楽しみに!
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