「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」【脇本選手・新田選手講演会】
静岡県教育委員会が主催する「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一貫としてTeam Bridgestone Cyclingの脇本雄太選手と機材サポート選手の新田祐大選手が講演会を行いました。
この事業は子供たちが運動やスポーツの大切さを経験することで、心身の健やかな成長につなげる目的で、県内の小中学生に対して行っています。
脇本雄太選手は12月6日(火)に三島市立徳倉小学校にて、新田祐大選手は12月8日(木)に沼津市立第四中学校にてそれぞれ実施しました。 今回はその講演会の様子をご紹介します。
【脇本雄太選手 三島市立徳倉小学校講演会】
12月6日(火)に三島市立徳倉小学校の6年生児童61人に脇本選手が、
・自転車競技について
・自転車競技にかける思い
・東京2020オリンピック出場のついて
・児童へのメッセージ
について講演会を実施しました。
自転車競技について、ロードレースやマウンテンバイク、BMXまで子供たちに紹介した後、トラックレースの紹介では脇本選手の実車を手にとりながら丁寧に説明しました。
子供たちから「この自転車はトラック競技場以外でも走れますか?」「どうして板のようなホイールがついているの?」「脚がつったらどうするの?」「ハンドルがサドルより低いのはどうして?」等の質問を受け、一人一人に丁寧に答えていきました。
また、脇本選手が自転車競技を始めたきっかけ、東京2020オリンピックでの経験、自転車競技を支えてくれているスタッフへの感謝について話した後、
最後に子供たちへ
「やりたいことや夢・目標がある子もない子もいると思います。自分は自転車競技を始めたのは高校に入ってからです。夢や目標ができたもの自転車競技を始めてからです。今はそれがなくても、決して焦らず、中学生、高校生になるにつれて発見できると思います。そして、やりたいことが見つかれば、それに対して自信をもってやってください」とメッセージを伝えました。
【新田祐大選手 沼津市立第四中学校講演会】
12月8日(木)には沼津市立第四中学校にて新田祐大選手が全校生徒253名へ向けて、
「トップアスリートとは?」という議題で講演会を実施しました。
事前に生徒さんからヒヤリングした中学年代の考える「トップアスリート」のイメージを元に新田選手自身が作成したパワーポイント資料を投影した講演会がスタート。
パワーポイントの資料には新田選手の熱い想いに加え、生徒さんが飽きないための工夫が施されており、トップアスリートという人物像をベースに、自身をポジティブな考えに変えていくことや、頼まれたことはまずは受けてみることで解決していくことで成長していくこと等、思春期の生徒さんに響く内容となりました。
質問コーナーでは緊張気味の生徒さんでしたが、新田選手の親身で情熱的な回答に挙手が増えました。「受験生からはテスト前は緊張してしまうけどどうすれば良いか?」という質問に対しては、新田選手自身で行っているルーティーンの提案や、「グランプリへの意気込みは?」という記者並みの質問にはさすがの新田選手もヒヤリとする場面もあるなど、終了時間になっても質問が絶えないあっという間の1時間の講演会となりました。
今回の講演会では、自転車競技界のトップスター選手2人からの講演会に生徒だけでなく、先生方にもご興味を持っていただき、真剣且つ楽しく聞いていただくことが出来ました。
普段はテレビの画面上でしか見られない脇本選手・新田選手を今回の講演会でより身近に感じ、自転車競技を知ってもらうことで、将来自転車選手を志すきっかけとなれれば幸いです。
今後もチームブリヂストンサイクリングでは、地域と連携した活動を行って参ります。
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