【シーズン初戦で好調 ケンブリッジGP 】太田りゆインタビュー
2023年シーズン初戦となった国際レース、ケンブリッジグランプリ。
太田りゆ選手が参戦し、金銀銀銀の四つのメダルを持ち帰りました。
パリ2024オリンピックに向けてのポイント獲得争いが本格的に始まる来月のネイションズカップに向けて、良い感触を得られた大会となりました。
弾丸のスケジュールでニュージーランドに遠征し、帰国。既に沖縄合宿に合流している太田りゆ選手に今回のレースについてインタビューを行いました。
【大会概要】
Cambridge Grand Prix (ケンブリッジグランプリ)
日時: 1月6日(金)〜1月8日(日)
場所: ニュージーランド・ケンブリッジ
出場選手: 太田りゆ
<リザルト>
■Day1
ケイリン
優勝 太田りゆ
■Day2
スプリント 2位 太田りゆ
■Day3
ケイリン 2位 太田りゆ
スプリント 2位 太田りゆ
ーー今シーズン初めてのレースでしたが、いかがでしたか?
通常は2日ずつにわけて4日でやるんですけど、今回はクラス1とクラス2を3日間でやったので、最後の3日目はスプリントとケイリンを1日でまとめてやったので、かなりハードなスケジュールでした。
ただ、今回と同じような環境で気温もそれなりに高い中で、本数をこなすレースが去年の夏あたりにあったんですけど、その時は具合が悪くてやりきれなかったので、なんかその不安感が結構残っていて今回ももしそれでダメになっちゃったらどうしようかなって思ってたんですけど、今回はそのあたりは全然大丈夫だったっていうことは、すごく安心した点でした。
ーーレースの感触としてはどうですか?
正直に言えば、自分より明らかに強い選手というのが一人しかいなかったので成績で言えば金銀銀銀というところで確実に取らなくてはいけなかったところだなと思いつつ、
レースの内容としては世界ランキング5位の相手に前からも後ろからもいい戦いができたのは良かったかなと思います。
ーー今回一番手ごたえのあったレースはどれでしたか?
優勝できた1日目のケイリンもそうですが、最終日のスプリントも良かったと思います。
2日目にやったスプリントも同じような形でまけてしまったのですが、そこでの改善点を2日目は全部うまくやってみて、良くなった感触があったので、「こういう風に(レースを)進めなきゃいけないんだ。」と新しく学べたポイントが多かったですね。
ーー今回参加した目的はポイント獲得でしょうか。
そうですね、慌ててクラス1やクラス2に出る必要はなかったのですが、ケイリンの方で世界選手権にむけて念のために、余裕をもってポイントを獲得したいという目的がありました。あとは、世界選手権にむけてのレースの実践ですね。
この二つの目的に対しては、ケイリンではクラス1の大会で優勝できたのでかなり大きなポイントが入りましたし、やりたいレースができたのですごく良い経験になったとジェイソンコーチとも話したので達成できたかなと思います。
ーー移動含めハードな日程でしたが、疲れなどは大丈夫ですか...?
大丈夫なんですよ。この3-4カ月は試合を想定しての栄養管理もしっかり行ってきたので、その影響もあってたまたまではなく疲れが出ずにいれています。
疲れもあまりないですし、明日からのトレーニングにもすぐに戻れそうなので、「こんなに食事で改善するんだ」と実感しています。
移動時間も長かったですが、そこはもうナショナルチームで6年くらいやっているので経験が活きているなと思います。
ーー来月にはいよいよネイションズカップがありますが、そこに向けての意気込みをお願いします。
オリンピックの出場枠のポイント争いが始まるので一つでも良い順位、少しでも早いタイムを狙ってやっていきたいです。そのために、練習をしっかりと積んで本番でちゃんと力を出せるように意識していきたいですね。
インドネシアのご飯は苦手だとわかっているので、そのあたりも想定して準備していきたいと思います。
ーーありがとうございました!
Interview&Text: Lynn Watanabe Photo: 太田選手提供
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