23年シーズンに向けて沖縄合宿実施中 【ロードトレーニング編】
皆さん、こんにちは。
チームは1月9日から沖縄入りをし、沖縄合宿をスタートしています。今回はそんな沖縄での合宿の様子を、宮崎監督に紹介していただきました!
こんにちは、ロード・トラック監督の宮崎景涼です。チームブリヂストンサイクリングは現在HPCJC(ハイ・パフォーマンス・センター・オブ・ジャパン・サイクリング)と合同で沖縄合宿をしています。チームは短距離と中距離に分かれて合宿を行なっており、短距離班はバンクが使える那覇周辺、中距離班は乗り込みがしやすい名護周辺に滞在しています。今回はその中でも中距離班の合宿についてご紹介します。
沖縄は三島よりも暖かく車の交通量も少ないため、この時期の乗り込みには適しているんです。ただ、一般的なロードチームと比べると2月にネイションズカップを控えているため強度は高め。チームパシュートのトレーニングの一環でロードタイムトライアルバイクRT9も準備してしっかり強度を上げます。
また、チームとしては単なるトレーニングだけではなく新人2名(岡本、山下)を迎え入れ、選手間のコミニュケーションを図り、チームの雰囲気やルール、活動中の動き方などを知ってもらうチームビルディングとしても大事な要素も含んでいます。
今日はそんな沖縄合宿2日目です。昨日は移動日だったので実質今日からが合宿スタート。まずは4時間のエンデュランス走。スタート前に今日のコースをみんなで確認。今回はHPCJCとの合同合宿のため、女子選手もいるので途中で班分けをなどを行いスタートしました。
(スタート前)
(新規加入の岡本選手(左)と山下選手(右))
トレーニング中に分かれて走ることもあるのでサポートカーは2台。私はナショナルチーム中距離コーチと一緒にサポートカーに乗り今シーズンの活動スケジュールなどの話をしながらトレーニングは進みます。
この沖縄合宿の特徴として選手たちは4時間のトレーニング中全く休憩を取りません。トイレなどの最低限のストップ以外は基本自転車に乗ったまま行います。つくづく選手たちは器用だな〜と感心します。
止まっている時間が少ないのであっという間に4時間のトレーニングが終了。いよいよ選手たちの沖縄合宿がいよいよ始まりました。
トレーニング後、選手たちに今回の合宿について聞いてみました。
(合宿中の今村駿介)
「来月(2月)からはネイションズカップが続くので例年よりも少しトレーニング強度は高めで、レース前の高強度トレーニング期間という位置付けですね。
昨年の世界選手権で痛感した有酸素域の弱さをしっかり強化してネイションズカップのオムニアムのポイントレース(4種目中の最終種目)やマディソンの後半で動けるスタミナ作りを目的としています。あと、今回気をつけていることはまずは怪我をしないこと、そして頑張りすぎないことですね。この合宿が本番ではないですから。」
松田祥位
(合宿中の松田祥位)
「今回の合宿は2月のネイションズカップに向けて今が一番ボリュームのある(長い時間を乗ることができる)トレーニングができる時期なのでしっかりと質の良いエンデュランストレーニングをしてベース部分である有酸素域をもう一段階押し上げ、伊豆に戻ってから予定しているネイションズカップに向けた最後の高強度トレーニングに持っていきたいですね。気をつけているところとしては、メニュー通り走ること。ついついみんなで走っているとペースも速くなったりしてしまうので、強度的にも時間的にもオーバーワークをしない。それと、やはり沖縄は三島よりも気温が高いので脱水にならないように水分をしっかりとる事と、食事はビュッフェなので食べすぎないようにいつも通りの食事をとるようにしてます。」
2023年はオリンピック出場に向けたとても大事なシーズン。選手たちの合宿への強い意気込みを感じました。来月からはトラックネイションズカップやJPROツアーなどが始まります。
皆様、今年も応援よろしくお願い致します。
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