【23年チームメンバー紹介】今村駿介

2023年1月13日 18:00

2023年シーズンが始まりました！今季所属する14名の選手、監督・メカニックをご紹介します。

今年は、パリ2024オリンピックの出場を賭けたポイント獲得争いが行われる、チームの最大の目標である『オリンピックでのメダル獲得』のために非常に重要な意味を持つ一年となります。

チームメンバーのことをより知っていただき、応援していただけると嬉しいです。

今村駿介（いまむら・しゅんすけ） Shunsuke IMAMURA

1998年2月14日生まれ。水瓶座。福岡県出身。

ーー昨シーズンはいかがでしたか？

総評して良かったです。結果というよりも、この一年やってきたトレーニングを経てレースのリザルトであったり、自分の現在地がわかったことが良かったです。

ーー今年の目標

まず1番はパリ2024オリンピックのオムニアムの枠を取って、世界選手権で表彰台に上がることです。その上で、2024年がどうなるかを見据えられる成長曲線を描くというのが目標です。

2024年から逆算して自分の成長曲線を描いているので、今年の世界選手権は5位までを目標としていました（結果は6位）。今年は世界選手権で3位を取って、パリ2024オリンピックで金メダルを取ることが目標です。

スポーツって水物なので、多少のミスがあってもメダルを取れるくらいの力がないと戦えないと思います。そのために「一にも二にもフィジカルだ」っていうのはもう自転車始めた時からずっと変わらなくて、そこに迷いはないです。

パリ2024オリンピックで金メダルを取るという目標に対して、自分のフィジカルの不足を質も量も考えて練習を積むことで補い、その確率を上げる一年にしたいです。

ーー今村選手の強みは？

レースになると意外と物怖じしないところかなと思います。

相手は同じロードレースでもワールドツアーで勝つ選手で、一方僕らは日本のUCIのレースでも勝てるか勝てないかの瀬戸際ぐらい。核みたいなものは違うのでやっぱりどうしてもスタート前は「あの選手来てるな」というのは見てしまいます。

ただ、以前は異国の憧れの存在だったけれど、今は勝たなくてはいけない相手になったと思います。

勝つ勝たないに関しては力の差がありますが、物怖じせずに積極的に動くか動かないかと言う部分に関しては自分の気持ち次第だと思っています。

まずアクションを起こさないことには何の結果も生まれないから、何かしらやってみようと言う。何回もチャンスがある訳ではないので、一回のチャンスを大切にして負けても改善していけば良いと思ってます。

そのアクションがはまったのが2022年の世界選手権のオムニアムの最初の二種目（スクラッチで2位、テンポレースで1位）だったかなと思います。

ーー憧れの対象だった選手と、対等に戦えるまでに成長できたのはどこが一番大きいですか？

今まで積み上げたものが少しずつ結果に出てきたので、「自分にも出来るんだ」と思えたことで練習にも力が入っていったからだと思います。

向こうの選手はいいところで走れていますけど、ずっと何となく一年間近く走り続けなくては行けない環境ですが、僕らは年に数回の大きな大会に向けてピークを合わせることができるというのは強みだと思います。

ーー今村選手のモチベーションの源泉はどこなんでしょう。

やっぱり「負けたくない」と言うのが一番にあります。数年前は英也さんや窪木さんを目標にやってきて、ジュニアの世界選手権で優勝してそこから自然と周りからも「次はオリンピックだ」と言われるようになった。

ただ、東京2020オリンピックには擦りもしなかったです。その時に初めてオリンピックというものに対して「（出られなくて）悔しい」という気持ちと、「（次は）自分が出たい」という気持ちが明確になりました。

ーーファンの方へメッセージ

メダルに近づける一年にしたいです！

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Interview&Text: Lynn Watanabe Photo: Satoru Kato