新加入の岡本勝哉がプロ初勝利を決めた!【第 57 回 JBCF 西日本ロードクラシック詳報】

先週末の4月16日には西日本ロードクラシックが開催され、今季新加入の大学生ライダー岡本勝哉選手がプロ初勝利を飾りました。JPROツアー三連勝とチームの流れも良く、今後に弾みのつくレースとなりました。そんな今回のレース模様を岡本選手、宮崎監督のコメントと共にご紹介します。

第 57 回 JBCF 西日本ロードクラシック

開催日: 4月16日(日)13:00-17:00

開催地: 兵庫県立播磨中央公園 園内特設コース 〒679-0212 兵庫県加東市下滝野 1275-8

走行距離: 7km×21周= 147km

出場選手: 河野翔輝、岡本勝哉、山下虎ノ亮

詳細: https://jbcfroad.jp/race/198/

YoutubeLIVE: https://www.youtube.com/live/KAbJXImKBtg?feature=share

昨年はシーズン初戦だった播磨ロードレースだが、今回はJPROとしては第5戦目として開催。チームは翌週にネイションズカップミルトン大会を控えている為、河野、岡本、山下の3名での参戦となった。

昨年はホストチームのマトリックスによる先制攻撃に後手を踏んだ苦い経験があるので、今回は特に人数も少ないので集団をコントロールなどは考えずに常に前で展開し、中盤以降に先頭集団に位置取り後手踏まないようにしつつも体力を温存。最後はラスト1周の登りにしっかりと良い位置で入り、自分のイメージする勝ち方で走り切って勝利することを今回のプランとしてスタートした。

レースがスタートし、マトリックスの先制攻撃こそなかったものの、終始速いペースで展開し、予想していた3周目に各チームが入る強力な逃げが形成された。しかしチームブリヂストンサイクリング のメンバーは1名も入れずタイム差はあっという間に2分以上まで広がってしまった。そうなってくると自分たちではどうすることもできず、他のチームの動きに同調していくしかない状況ではあるものの、中盤以降のプランの最後の勝負に向けて体力を温存しながらこれ以上後手を踏まないように集中して周回をこなしていく。

その後、メイン集団は人数を減らしながらも徐々逃げ集団とのタイム差は縮まり、レース中盤で集団は一つになりレースは振り出しに。しかしBSチームでそこに残れたのは岡本1人。

圧倒的な数的不利な中、常に集団前方に位置して後手を踏まないように反応しいよいよラスト周回へ。各チームが最後のスプリントに向けて隊列を揃える中、最後の登りでうまく前方に上がっていきスプリント体制へ。絶好のポジションで加速した岡本はアイサンレーシングの2名を抜き去り見事初優勝を果たした。




<リザルト>

優勝 岡本勝哉

33位 山下虎ノ亮

河野翔輝(DNF)

岡本勝哉選手

ーープロ初勝利、おめでとうございます。今回のレース運びを教えてください。

今回のレースは3人で挑みました。序盤は大人数いる他のチームの流れに乗りつつ様子を伺っていました。最初の逃げに乗ることができず、途中焦った場面もあったのですが、3人で固まって集団で足を溜めるという決断をしました。

中盤にかけて徐々に逃げとの差が詰まり、追いつきそうになったところで集団が一気にペースアップ。そこに必死に食らいつき、その後は度々できる逃げを潰しつつ、最終的にスプリントに持ち込む展開にしました。

スプリントには自信があったので最後の登りさえ耐えられれば自分にも勝利はあると信じて全力で登りました。前方に位置したまま愛三の選手の後ろにつけて登り切った時に勝ちを確信しました。

ーーファンの皆様に一言お願いします。

プロ初勝利を3人という少ないメンバーで協力して得ることができて、今後に向けての自信にもつながりました。いつも応援していただいている皆様の声援が本当に力になりました。ありがとうございました。

宮崎監督「今回は少人数での参加となり不利な状況ではありましたが、見事岡本が決めてくれました。マトリックスやアイサン、キナンなどがレースをしっかり作ってくれたおかげで自分たちは後半の勝負所に残ることができました。次回はチームが得意とする群馬CSCでのレースなので、今度は自分たちでしっかりとレースを組み立てて勝ちに行きたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願い致します。」

チームとしては3月末に行われたJBCF 袋井・掛川ロードレースの二連勝に続く勝利で、シーズン序盤に幸先の良い三連勝をつかむことができました。皆様、沢山の応援をありがとうございました。引き続き、ご声援の程よろしくお願いいたします。

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