東京2020オリンピアン脇本が「自転車安全利用五則」ポスターを静岡県に寄贈
東京2020オリンピアン脇本が「自転車安全利用五則」ポスターを静岡県に寄贈
5月11日、チームブリヂストンサイクリングの脇本雄太が「自転車安全利用五則」ポスターを静岡県に寄贈し、その寄贈式が静岡県庁にて行われました。
東京2020オリンピックに出場したチーム選手の脇本が大きく写る「自転車安全利用五則」ポスター。安全に自転車に乗って楽しむために尊重したい5つのルールをまとめたこのポスターを静岡県教育委員会、並びに静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議に寄贈しました。
*自転車安全利用五則
1. 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
2. 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3. 夜間はライトを点灯
4. 飲酒運転は禁止
5. ヘルメットを着用
このルールの存在を特に、高校生に周知したいというのがブリヂストンサイクルの想い。静岡県内の高校150校に配布していきます。
このポスターの趣旨を、ブリヂストンサイクルから市場開拓推進室の高井幸次郎が説明します。
「弊社では全国各地で交通安全の講習会などを行なっています。その中で、高校生の自転車事故が多いことがわかりました。
高校生は、免許を取る前で交通ルールもはっきりと理解していないはずです。これまで私たちも、小学生に対しての啓蒙活動は積極的に行なってきましたが、高校生を対象にした活動はできていませんでした。
そこで、まず学校でポスターを見て、交通ルールを知ってもらうきっかけが作れないかなという気持ちで、自転車を安全に利用するための5つのルール、安全利用五則のポスターを作りました」
脇本はポスターを、静岡県サイクルスポーツの聖地創造会議の幹事長である鈴木学さま(中央)、そして県教育委員会教育部長の水口秀樹さま(左)に寄贈いたしました。
脇本のコメントです。
「自転車をスポーツとして捉える人もいれば、レジャーとして愉しむ方もいると思います。まずはレジャーとしてどこにでも自転車で行くことを意識してもらえたらと思います。
車に乗らない高校生は、自転車で行動範囲が広がります。いろんなところに自転車で行くルートを作ってみると、愉しみもさらに広がると思います。
自分は通学で4kmぐらいの距離を自転車で30分ほどかけて通っていました。山というかトンネルを通るところがあって、歩道はあっても、そんなに明るいところでもない。ちゃんと安全に気をつけていないと、事故につながってしまうような場所でした。
今は自転車の技術が進歩して軽量になっているので、かえって大型車が横を通り過ぎる時の風にあおられやすくなってもいます。僕たち自転車のプロフェッショナルでも、大きな車の風圧でバランス崩すのは、よくあります。
だからこそお互いにルールをきちんと守ることで安全に走れ、トレーニングもきちんとできます。
そういった意味でも自転車を本当に安全に、愉しく乗ってもらって自分の人生を広げてもらいたいです」。
このポスターをできる限り多くの人に見てもらい、静岡県高校生たちの自転車安全利用に役立つことを願っています。
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