【TOJ2023】 第四ステージ・美濃/窪木が僅差で2位!兒島は山岳賞を3日間キープ

窪木が僅差で2位!兒島は山岳賞を3日間キープ ツアー・オブ・ジャパン2023 第四ステージ【美濃】

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【ツアー・オブ・ジャパン2023】

開催日程: 2023年5月21日(日)〜5月28日(日)

出場選手: 窪木一茂、橋本英也、今村駿介、兒島直樹、松田祥位、河野翔輝

詳細:https://www.toj.co.jp/

第三ステージ【美濃】

開催日時:2023年5月24日(水)9:15

開催場所:岐阜県美濃市

距離:8.6km+14.8km×8=127km

LIVE配信:https://www.youtube.com/live/swLYveJ-Drs?feature=share

<コースレイアウト>

美濃ステージは、江戸時代初期に築かれた美しい「うだつの上がる町並み」をスタート地点とし、大矢田トンネルを抜けた先に山岳ポイントが設置されている。陸橋を渡り美濃和紙の里会館でゴール。

<レース展開>

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チームとしては兒島の山岳ジャージをより手堅いものにするためにスタートから逃げを積極的に作り、美濃ステージでは2回設定されている山岳ポイントを獲得することと最後はBSトレインで窪木のステージ優勝を狙ってスタート。

レースはスタート直後に兒島のアタックで口火を切るもなかなか逃げが決まらず、最初のスタートゴールラインを通過直前に形成された5名の逃げ集団に窪木が入り、遅れて兒島が追走。窪木が兒島を待って逃げ集団に引き上げると役目を終えた窪木はメイン集団へと戻った。するとメイン集団は兒島を含む5名の逃げを容認しリーダーチームのトリニティサイクリングチームがコントロールする形で周回を消化していく。

逃げ集団では2周目に設定されたKOM(King Of Mountain/山岳ポイント)に向けてスプリントで兒島が1位通過で5ポイントを加点。続く2回目のKOMでも兒島は牽制の後、なんとか1位通過で5ポイント獲得し、今日だけで合計10ポイントの加点に成功した。

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逃げ集団とプロトン(メイン集団)とのタイム差は4分半ほど開き、残り2周のところからトリニティサイクリングチームを中心に牽引を始める。

ラスト周回で兒島選手、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、中井選手(シマノレーシングチーム)の3人は踏み辞め集団に合流する。メトケル選手(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)、ロレンツォ選手(ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ)の二人はそのままアタックし逃げ続けるも集団に捕まってしまう。

メイン集団と逃げ集団は途中4分半ほどタイム差が開くものの、残り2周のところからトリニティサイクリングチームを中心にタイム差を詰めるべく牽引を始める。

そしてラスト周回でメイン集団は逃げていた兒島選手、阿部選手(宇都宮ブリッツェン)、中井選手(シマノレーシングチーム)を吸収。

残るメトケル選手(トレンガヌ・ポリゴンサイクリングチーム)、ロレンツォ選手(ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ)の2名も半周を残して吸収し

集団は最終局面でひとまとまりとなり、集団スプリントが濃厚に、最後の下り坂、抜群の加速で河野を先頭に直角コーナーを通過すると松田、今村、窪木の順でブリヂストンのトレインでゴールラインを目指すもゴール直前でルーク選手(トリニティレーシング)に差されてしまい僅差で2位となった。

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宮崎監督「個人総合リーダーであり、本日ステージ優勝したルーク・ランパーティ選手、そしてレース全体をコントロールするトレンガヌ・ポリゴンサイクリングチームは、本当に素晴らしいチームです。私たちとしては99%予定通りでしたが詰め切れず、勝ちきれなかったところが反省点です。兒島が逃げに乗り、5ポイントを二回取って、山岳賞をキープし、ゴールスプリントに備えることが出来ました。前日のミーティングでも確認した最後のトレインの組み方も河野、松田、今村、窪木で上手くできたのですが、最後に先着されてしまい悔しいです。どこから牽引するかなどはもう一度調整出来ると思うので、東京ステージでは多くの観客の皆さんの前で勝利を届けたいと思いますので期待してもらいたいです。明日は山岳コースで得意分野ではないですが、兒島選手の山岳ジャージをキープするためにも最初から積極的に動いていきます。上りがきついところでは特に、応援が力になるので現地でもLIVE配信からもチームへエネルギーを送っていただけると嬉しいです。」

兒島選手「一周目の上りの前では河野選手が動いてくれてその間に休むことが出来ましたし、その後は窪木キャプテンのアシストで逃げに無事乗ることができました。2回の山岳ポイントでは、トンネルの中で牽制しながら中井選手(シマノレーシング)としっかりと争いました。

一本目は後ろから仕掛けて1位通過、二本目は先行しトンネルを出たところからスプリントをし1位を勝ち取ることができました。明日は山岳ポイントが三回あり、1着から4着までポイントが入るので明日が重要だと思っています。明日の信州飯田ステージで一着を2回取れれば山岳賞獲得も見えてくるので、自信を持って臨みたいと思います。」

窪木キャプテン「作戦については何度も確認していたものの初めての挑戦で不安もありましたが、みんながいい走りをしてプラン通りに繋いで行くことができました。その分最後に決めきれなかったのがとても悔しいです。ただ、チームワークはとても良いのでこの選手・スタッフで勝利を挙げられるように頑張りたいと思います。」

今村選手「ただただ悔しいです。悔しい原因が沢山あるのでこの悔しさを晴らせるように明日以降頑張ります。」

<リザルト>

2位 窪木一茂

32 位 今村駿介

61位 松田祥位

69位 河野翔輝

79位 兒島直樹

~レース現場通信~

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岐阜拠点のブリヂストンの社員さんが応援に来てくださいました!グループのつながりを感じられる嬉しい瞬間でした☻

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スタート地点の「うだつの上がる町並み」は江戸時代の家々が並ぶとてもきれいな場所です。

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レース中のトラブルにも対応できるように、代車を選手の人数分用意し、チームカーに積んでいます。この自転車も早川メカが洗車しているので、ピカピカです。

本日は、非常に悔しいレースとなりましたが、このTOJで必ず勝利を皆さんへお見せいたします。是非、チームBSの応援ジャージ、マフラータオルを持参で応援に来てください。

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