【2023アジア選手権トラックDay1】金、金、銀でメダルラッシュ 男子チームパシュート、男女チームスプリント
金、金、銀でメダルラッシュ 男子チームパシュート、男女チームスプリント【2023アジア選手権Day1】
パリオリンピックの出場枠を獲得するためのオリンピックポイントを稼ぐ上で非常に大事な戦い、アジア選手権が6月14日から始まりました。
初日にチームブリヂストンサイクリングの選手が出場したのは男子チームパシュート、男女チームスプリント。チームパシュートでは日本新、アジア新を更新し優勝、男子チームスプリントでも必勝の相手中国を倒し優勝、女子チームスプリントでは銀メダルを獲得しました。
ASIAN TRACK CHAMPIONSHIPS & ASIAN PARA TRACK CHAMPIONSHIPS 2023
日程: 6月14日(水)〜6月19日(月)
開催場所: マレーシア・ニライ
出場選手: 窪木一茂、橋本英也、今村駿介、兒島直樹、松田祥位、太田りゆ、長迫吉拓
スケジュール・リザルト: https://atresults2.wixsite.com/attiming/acct2023
日本新、アジア新で堂々の優勝 男子チームパシュート
予選は松田、窪木、橋本、兒島の4名で出走。対戦相手は必ず勝たなくてはいけない相手、中国。日本チームが序盤からリードを崩さず、最終盤には中国チームを完全に視界に捉えた状態でゴール。日本記録・アジア記録を更新する3分51秒450のタイムを叩き出しました。
決勝は一走を松田から今村に替え、再び予選2位通過の中国との対戦勝負となった。前半戦は拮抗するがラスト1kmで日本が追い上げます。中国に約4秒のタイム差をつけ予選タイムを更に上まわる3分51秒055でゴール。数時間前に更新した日本新・アジア新を再更新。
「走る前から、今の実力なら日本記録が出せるだろうと思っていました」という兒島の言葉通り2回の記録更新をし、優勝を決めました。
【男子チームパシュートリザルト】
1位 日本(今村駿介、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹)タイム:3分51秒055(日本新記録・アジア新記録更新)
2位 中国 3分55秒657
※予選は日本チーム(松田祥位、窪木一茂、橋本英也、兒島直樹)が3分51秒450のタイムで日本新・アジア新
ライバル中国を抑え、世界選手権に弾みをつける金メダル 男子チームスプリント
予選、決勝共にメンバー変更をせず長迫吉拓、太田海也、小原佑太の3名で出走。
アジアでのライバル国、中国に勝ち世界選手権に弾みをつけたい今大会。予選を一位で通過し、1-2位決定戦の相手は中国。長迫の一走のタイムは17秒641(予選)、17秒688(決勝)と目標としていた17秒3には及びませんでしたが、3人のタイムは42秒986と、中国に0秒662の差をつけ優勝。アジアチャンピオンの座を勝ち取りました。
【男子チームスプリントリザルト】
1位 日本(長迫吉拓、太田海也、小原佑太)42秒986
2位 中国 43秒618
惜しくも日本記録は更新ならず、銀メダル 女子チームスプリント
予選は酒井亜樹、梅川風子、佐藤水菜の3名。48秒044で中国に続き予選を2位で通過します。
太田りゆはニ走の梅川と変わり決勝で出場。対戦相手は予選1位通過の中国。中国が一走のタイムからリードを許さず、日本は48秒198で2位となりました。
【女子チームスプリントリザルト】
1位 中国 46秒723
2位 日本(酒井亜樹、太田りゆ、佐藤水菜)48秒198
■選手コメント
窪木一茂
「チームパシュートの応援ありがとうございました。絶対に落とすことが出来ないレースだったのでとても緊張していました。ですが、5人で常に話し合い、勝つために協力できた事が本当に嬉しかったです。皆さんの応援のお陰です。サポートありがとうございました。残りの種目は個人パシュートとマディソンです。気を引き締めて頑張ります。応援よろしくお願いします!」
橋本英也
「アジア選手権1日目、チームパシュートの結果は日本記録並びにアジア記録を更新し優勝することが出来ました。パリのオリンピックに向けてかなり良いリザルトを残せたのではないかなと思います。この後の日程では個人種目があるのでそちらも頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。」
今村駿介
「アジア選手権初日のチームパシュートは優勝しオリンピックポイントの上積みが出来たと思います。勝たなくてはいけない試合で結果を残すことが出来たのは今後にもつながりますし、皆さまの応援がすごく力になりました。引き続き明日からもレースが続きますので応援よろしくお願いいたします。」
兒島直樹
「チームパシュートの応援ありがとうございました。結果は、予選と決勝で日本記録・アジア記録を更新することが出来ました。これでまた一歩オリンピックに近づいたと思います。次は8月に世界選手権があるのでまたみんなで精度を上げて臨んで行きたいと思います。
松田祥位
「初日のチームパシュートで日本記録・アジア記録を更新し優勝することができました。波に乗っていると思うので世界選手権までこのまま走り続け、世界選手権で更に記録を更新したいと思います。応援よろしくお願いいたします。」
長迫吉拓
「チームスプリントは優勝することができ、このチームとして二連覇することができました。レース当日の朝は3:30に目が覚めてしまうほどで、ここまで緊張したレースは久しぶりでした。チームスプリントの一走のタイムはもう少しできたことがあるのではと歯がゆい気持ちもあるのですが、それでもチーム全体としてよいタイムができたので世界選手権につながる大会でした。また日本に帰って世界選手権で最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。」
太田りゆ
「チームスプリント2位でした。この間の全日本選手権で更新した日本記録を更新することはできなかったのですがしっかり銀メダルを獲得することができて良かったです。この後は個人種目のスプリント・ケイリンに出場します。優勝目指して走ります。応援よろしくお願いします。」
アジア選手権は6月19日まで続きます。パリ2024オリンピックに向けての選手たちの戦いを、ぜひ一緒に応援お願いいたします。
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