【2023年アジア選手権】チームBSC選手の勝利に注目したい3種目
『2023年アジア選手権、チームブリヂストンサイクリング選手の勝利に注目したい3種目』
6月14日(水)〜19日(月)に2023年アジア選手権がマレーシアで開催されます。パリ2024オリンピック出場枠の獲得ポイントが得られる、数少ない機会です。
会場となるニライ・ベロドローム・ナショナル/Velodrom Nasional Malaysia(1周250m、収容人数2,000名)のトラック競技場は、クアラルンプールからは車で50分ほどの場所にあります。選手たちはここに向け、6/11に日本を出発しました。
全てのレースで勝利に向け挑戦するのがチームブリヂストン選手ですが、このアジア選手権ではなんとしても優勝したい種目が3つあります。大陸選手権であるこの大会での優勝こそが、選手たちのオリンピック出場の可能性を高めるからです。ここではそれら3種目と、その理由をお伝えします。
※オリンピック出場枠の仕組みについてはこちら
1. 必ず優勝するという意気込み 男子チームパーシュート
***男子チームパシュート レース開催日:6月14日
男子チームパシュートでは、オリンピックランキング上位10カ国にオリンピックの出場枠が与えられます。8月に控える世界選手権でのポイントの比重が大きいものの、今回のアジア選手権で優勝し、ポイントを稼ぐことが出場枠獲得に向けて非常に重要です。※現在のオリンピックランキングはページ下部に記載
現在、この種目での日本のオリンピックランキングは1760ptで11位。(2023年6月10日現在)10位のカナダとは320pt差。今回のアジア選手権で優勝できれば900ptを獲得、9位に浮上できる想定です。
ネイションズカップ1戦・2戦で8位、第3戦で9位を取った日本にとって、アジア諸国のライバルは中国です。
中国はネイションズカップ第2戦では10位、第三戦では予選で0.059のタイム差で日本を超えての8位でした。
また、中国の現在のポイントは1680ptで、日本と80pt差と油断はできない状況。今回のアジア選手権では前回の雪辱と言わずとも、必ず勝ちたい相手です。
先の全日本選手権で3年ぶりの日本記録を出したチームパシュート。さらなる記録更新はもちろんですが、それ以上に優勝にこそアジア選手権の価値があります。
※現在の日本記録 3‘52“532
男子チームパシュート(松田祥位、窪木一茂、今村駿介、橋本英也)2023/5/11
2. 太田りゆのアジアチャンピオン獲得に今年も期待がかかる 女子スプリント
***女子スプリント レース開催日:6月16日(金)
太田りゆが出場予定。ガールズ競輪の選手でもあることから、これまで女子ケイリンに対して特に気持ちを入れてきた太田が、ここにきて少し変わってきています。
今はスプリントでの結果への気持ちがさらに大きく、先の全日本選手権でもしっかりと結果を出せています。
この種目で現アジアチャンピオンの太田は、実際に伸びが大きいと聞きます。チームスプリントやスプリント単体でオリンピック出場枠を獲得できた場合には、このアジア戦でしっかりと結果を出すことで、日本代表候補選手となれる確率が上がるでしょう。
ですからケイリンはもちろん、太田が今注力しているスプリント、ここでの活躍にも期待したいのです。
※現在チームスプリントの日本記録は太田が二走で出走した先の全日本でのエキシビジョンレース。
※現在の日本記録 47”932
女子チームスプリント(酒井亜樹、太田りゆ、佐藤水菜)2023/5/12
3. ライバル中国に勝ち、優勝を 男子チームスプリント
***男子チームスプリント レース開催日:6月14日(水)
長迫吉拓が出場予定のチームスプリント。ネイションズカップ第二戦で銅メダル獲得も記憶に新しく、日本はすでに世界の強豪国です。チームスプリントでオリンピックの出場国枠を取れれば、スプリントとケイリンへの出場枠も自動的に獲得できます。
長迫はチームスプリント専門のため、他の競技に出る予定はありません。つまり、長迫にとってチームスプリントでのメダル獲得が、出場できれば3度目の出場となるオリンピックの、最大であり唯一の目標です。
※長迫インタビューはこちら
現在の日本記録は2023年2月24日のネイションズカップ第1戦ジャカルタで出した42“742(長迫吉拓、小原佑太、太田海也)。長迫はBMXレースで培った爆発的なゼロ発進のスプリント力を活かし、一走に特化しています。世界に通用するその走りで金メダルを取るのはもちろん、日本記録更新にも期待がかかります。
※現在の日本記録 42“742
男子チームスプリント(長迫吉拓、小原佑太、太田海也)2023/2/24
2023年6月10日時点でのオリンピックランキング
■男子チームパシュート(出場枠10カ国)
1位 デンマーク3,875pt
10位 カナダ 2,080pt
------------------------
11位 日本 1,760pt
■男子チームスプリント(出場枠8カ国)
1位 オーストラリア 3,075pt
8位 日本 1860pt
■女子チームスプリント(出場枠8カ国)
1位 ドイツ 2,955pt
7位 メキシコ 1,980pt
------------------------
11位 日本 1,260pt
■男子マディソン(出場枠5カ国+チームパシュート出場国/計15カ国)
1位 ドイツ 4,100p
5位 フランス 2,880pt
------------------------
11位 日本 2,240pt
■男子オムニアム(出場枠7カ国+マディソン出場国/計22カ国)
1位 フランス 2,050pt
7位 ベルギー 1,350pt
------------------------
11位 日本 1,040pt
■女子スプリント(出場枠7カ国+チームスプリント出場国+ケイリン出場枠/計30名※1カ国最大2名)
1位 ドイツ 1890pt
7位 ニュージーランド 1,290pt
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11位 日本 1,120pt
■女子ケイリン(出場枠7カ国+チームスプリント出場国+スプリント出場枠/計30名※1カ国最大2名)
1位 ドイツ 1,890pt
3位 日本 1,600pt
アジア選手権スケジュール
大会スケジュールはこちらを参照ください。
6月14日(水)
男子チームパシュート ★
男子チームスプリント ★
女子チームスプリント
6月15日(木)
男子エリミネーション
6月16日(金)
男子個人パシュート
男子スクラッチ
男子スプリント
女子スプリント ★
6月17日(土)
男子ポイントレース
6月18日(日)
男子マディソン
女子ケイリン
6月19日(月)
男子オムニアム
パリ2024オリンピックの出場枠に関わるポイントが付与されるこれまでの選考大会は、2月〜4月に開催されたネイションズカップの三大会。インドネシア、エジプト、カナダと世界レベルで戦うチームブリヂストン選手たちは、その日のレースが終わりホテルに戻ると、じっくりと自分と向き合います。結果が良かった日も悪かった日も、喜びで心を満たす日も悔しさを滲ませる日も、常に前を向き、夢(目標)に向かいます。
挑戦を続けるチームブリヂストン選手たち。ファンの皆さまのお力添えで、皆さまもチームブリヂストンの一員となって、ぜひこの大会での彼らの勝利を後押ししてください。
アジア選手権は大陸選手権にカテゴライズされるとても大事な大会。ここで優勝し、大陸王者の称号と共に、自信を持って8月の2023年世界選手権に挑んでもらいたいのです。
https://www.bridgestone.co.jp/chaseyourdream/message/team/(TEAM BRIDGESTONEとは:CHASE YOUR DREAMを体現するアスリートとそれを応援・サポートするチーム)
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