【ロードJPT/石川ロードレース】極端な暑さでのレースに苦戦、完走16名、岡本12位に

【JPT/石川ロードレース】極端な暑さでのレースに苦戦、完走16名、岡本12位に


(岡本)

7月16日に行われたJプロツアー/石川ロードレース。出走84人中完走16人という消耗戦となったこのレースで、チームの最上位は岡本克哉の12位でした。暑過ぎた1日でした。

レース名称:第21回 石川ロードレース
開催日:2023年7月16日(日)
開催地:福島県石川町・浅川町周回コース
コース長:122.4km = 13.6km × 9周
出場選手:山本哲央、河野翔輝、兒島直樹、岡本勝哉

岡本のリーダージャージを守りきれ!

前日のクリテリウムでの優勝で、岡本が獲得したプロリーダージャージ。
この赤いジャージを守り切ることが、今日の大きな課題となりました。


(兒島、岡本、後ろに傘で陽を遮る奥隅マッサー)

今日は「気温が高いので気をつけて」とテレビなどでも何度も注意されるような暑い一日でした。

その暑さの中スタートしたこのレースの大きなポイントとなったのは、序盤の2周目。
ライバルチームのキナンレーシングがぐっと上げた集団のペースに、山本哲央と河野翔輝が乗り、岡本と兒島直樹は乗れませんでした。


(河野)

「最初のペースアップに乗らなかったのが、一番のミスでした。
総合ポイント上位の選手をマークしながら動いていたんですが、それを見逃して逃してしまいました」(岡本)

この暑さの中、先行する大きな逃げグループは、暑さで遅れる後方の選手たちを少しずつ振り落としながら、周回を重ねていきます。

河野がひとりアタック、「縛りのない中でこそ挑戦を」


(山本)

その中で、河野がエスケープを試みます。
集団をバラバラにすべく1人で逃げ始めましたが、それも大きな局面を変えるまでには至らず。

「僕の見解では、そこまで速いペースではなかったんですよ。
正直、レースを走っている時はどう集団をさばいて勝つかって考えていました。

(先行逃げグループに)他チームはかなりの人数がいたのですが、僕らブリヂストンは2人。
どうやって周りの脚を削ろうかと考えた結果、
ちょっと攻めた走りを、普段しない挑戦をしようと判断しました」(河野)


(河野)

そして先行グループがさらにペースアップ。ここでまとまりは崩壊し、今日この日の暑さに対応できている選手たちが、それぞれの力でフィニッシュを目指します。
結果キナンレーシングの3選手が表彰台を独占、レース全体を大きく動かし、勝利をさらっていきました。

チームブリヂストン選手も全力を尽くしましたが、上がっていくペースに、ひとりずつタイムアウトでレースを下される結果に。
周回を重ねながら、少しずつ熱に対応していった岡本と山本が完走を果たしました。


(兒島)

宮崎監督「できることをした1日でしたが、叶わなかった」

しかし、プロリーダージャージは、岡本の手から離れることになりました。
宮崎監督は、全体をこう振り返ります。

「レースの展開的にはすごく単純だったんですが、とにかく暑かった。
暑さに対応しきれなかったのが大きな原因です。
そして、キナンレーシングの層の厚さ、シマノレーシングの数の多さが大きく結果に現れたなと思います。

全体的に登り印象の強いコースなので、できることをしましたが、やっぱり叶わなかったかな、というレースでした」(宮崎監督)


(山本)

チームブリヂストン選手たちは、このレースで、それぞれに今後の課題を見つけました。
目標のため、課題を設定し、それを乗り越える。チームブリヂストン選手のやり方です。

これからチームブリヂストン選手は、8月3〜9日のトラック世界選手権という大きな挑戦に立ち向かいます。
若手選手による勝利という大きな送り出しはできませんでしたが、
その心は十分に、数日後に日本を離れる兒島を含むチーム員へ、大きく届いたことでしょう。

トラック世界選手権に向かうチームブリヂストンサイクリングへ、
皆さまの絶大なる応援を、そして選手たちそれぞれへの激励の言葉を、何とぞよろしくお願いいたします。


*リザルト/第21回 石川ロードレース
1 津田 悠義(KINAN Racing Team)3:09:08
2 新城 雄大(KINAN Racing Team)+0:00
3 Thomas Lebas(KINAN Racing Team)+0:00
12 岡本 勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+6:22
16 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +07:06
-- 河野翔輝 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
-- 兒島直樹 (TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF


(岡本)

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