【第38回シマノ鈴鹿ロード】『夏の祭典』でチームTT3位、ロードレース岡本8位に
【第38回シマノ鈴鹿ロード】『夏の祭典』でチームTT3位、ロードレース岡本8位に
レース名称:第38回シマノ鈴鹿ロードレース大会
開催日:2023年8月19(土)〜20日(日)
出場選手:橋本英也、山本哲央、河野翔輝、岡本勝哉
レース詳細:https://suzukaroad.shimano.com

(表彰台3位、左から:山本、河野、岡本、橋本)
8月19日〜20日のシマノ鈴鹿ロードレース大会にて、チームブリヂストンサイクリングはチームタイムトライアルで3位、ロードレースクラシックで岡本勝哉が8位となりました。3名の先輩選手が送り込んだ岡本は、フィニッシュスプリントで力およばずでした。
夏・ロードレースの祭典とも言われるシマノ鈴鹿。F1や鈴鹿8耐などモータースポーツのレースが開催される、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキット国際レーシングコースがその舞台です。初心者からトップレーサーまで、年齢も問わず楽しめるレースイベントです。
晴天の中行われたチームタイムトライアルとロードレースを戦ったチームブリヂストン選手の走りをお伝えします。
チームタイムトライアル
事前の準備を尽くし、全力を尽くすも思うようにタイムは伸びず3位
レース距離:23.2km = 5.8km x 4周
橋本英也、山本哲央、河野翔輝、岡本勝哉の4人で挑んだチームタイムトライアル。
この参戦直前まで世界選手権を戦っていた橋本。そして日本で練習を積んでいた3名のメンバーでのチーム構成です。
チームパシュートを得意とする4人、レース中もコミュニケーションを取りながら、安定したペースで走り続け3位となりました。
「TTは準備の勝負が決まる」として、機材選びでは、コーナーや上りでの走りを重視してシマノのディープホイールをチョイスした河野と岡本。
そしてセオリー通りに空力と高速域での安定感を求めたシマノのバトンホイールをチョイスした橋本、山本に分かれました。
猛暑の中でのレースとなり、使用するヘルメットをスタート直前まで悩むなど、出来る限りの準備を抜かりなく行い、レースに挑みました。
結果、タイムは思うように伸びませんでしたが、それでもその地力を表彰台に乗る獲得できたレースとなりました。

(【公式】シマノ鈴鹿ロード Youtube/『第38回シマノ鈴鹿ロード LIVE 2023/8/19』より >画像クリックでYoutubeに)
【リザルト チームTT JCF登録 A】
1 宇都宮ブリッツェン(阿部嵩之、谷順成、小野寺玲、本多 晴飛)27:15.76
2 JCL TEAM UKYO(小石祐馬、山本大喜 岡篤志、大仲凜功)+0:12.95
3 チームブリヂストンサイクリング(橋本英也、山本哲央、河野翔輝、岡本勝哉)+0:38.41
シマノ鈴鹿ロードレース クラシック 男子
大きな動きにチームで対応、最後に岡本を送り出すも力およばず
レース距離:10周(58.1km)
(左から:メカニック早川、山本、岡本)
同じメンバーで挑んだロードレース。4人の中で一番コンディションの良い岡本をエースに、フィニッシュスプリントでの優勝を目指して走りました。
チームの出走メンバー数は4人、他と比べると少人数です。後手に回らないよう、次を念頭に走ります。
・重要な逃げができた場合、橋本がチェックに入る
・橋本が入れなかった逃げは河野がフォローする
・山本はエース岡本のフォロー
・最終的に山本、河野、橋本の順にリードアウトをして岡本にスプリントさせる
その予定通りに橋本が、重要な逃げをチェックをしながらレースは進んで行った5周目、橋本のカバーで河野が入った12名ほどの逃げが決まりました。

(【公式】シマノ鈴鹿ロード Youtube/『第38回シマノ鈴鹿ロード LIVE 2023/8/20』より >画像クリックでYoutubeに)
このまま順調に進んでいた逃げ集団でしたが、最終周回前に、そこからさらにアタックする動きが起きました。この動きに河野は遅れてしまいましたが、フィニッシュスプリントに気持ちを切り替え、メイン集団へと戻ります。
ラスト3kmの段階で逃げている選手を捕らえ切れておらず、山本が早めから先頭に出てスピードを上げます。その後、それまでの逃げで脚を削っていた河野が上げられず、予定より早い段階で橋本が先頭に出ます。
さらにこの時、橋本と岡本が離れてしまいますが、そこを山本がうまくカバー。岡本をスプリントさせられましたが、スピードを伸ばし切れず8位でのフィニッシュとなりました。

(【公式】シマノ鈴鹿ロード Youtube/『第38回シマノ鈴鹿ロード LIVE 2023/8/20』より >画像クリックでフィニッシュスプリントの場面)
「それまでは、しっかりと脚を貯めつつ、先輩方からサポートをしてもらって待機していました。ただ最後で自分が遅れをとり間が空いてしまい、スプリントもスタートが遅れてしまったのが、この結果の要因だと思いました」(岡本)
勝つために臨機応変にその場で判断し、勝負しましたが、力及ばず勝利を逃しまてしまいました。
このシマノ鈴鹿ロードレースから、レースシーズン後半戦がはじまりました。さらにチームプレーを練磨していきます。
これからもチームブリヂストンへの熱いご声援を、よろしくお願いいたします。
【リザルト/シマノ鈴鹿ロード ロードレースクラシック 男子】
1 沢田桂太郎(Sparkle Oita Racing Team)1:14:53.68
2 黒枝咲哉(Sparkle Oita Racing Team)+0:00.11
3 佐藤健(愛三工業レーシングチーム)+0:00.20
8 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+0:00.77
18 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)+0:01.52
40 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)+0:04.41
76 河野翔輝(チームブリヂストンサイクリング)+3:12.89
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