【メダル獲得をご報告】2023UCI世界選手権トラック・社内報告会(株式会社ブリヂストンおよびブリヂストンサイクル株式会社)の模様

【メダル獲得をご報告】2023UCI世界選手権トラック・社内報告会(株式会社ブリヂストンおよびブリヂストンサイクル株式会社)の模様

8月22日、2023UCI世界選手権トラックに出場したチームブリヂストン選手が世界選手権の報告会を行いました。

チームブリヂストンサイクリングの母体であるブリヂストンサイクル本社のある埼玉県・上尾へ、そしてチームブリヂストン本部のある東京都・京橋へ。

2023年世界選手権でのメダル獲得をブリヂストングループの皆さまへご報告いたしました。



(宮崎監督、松田、今村、橋本、太田、兒島、長迫、早川メカ)


今回の世界選手権、参加した各選手の成績は下記の通りです。

・窪木一茂 スクラッチ2位・銀メダル、チームパシュート8位、マディソン=12位、個人パシュート15位
・今村駿介 オムニアム 3位・銅メダル、マディソン 12位
・長迫吉拓 チームスプリント 6位
・太田りゆ ケイリン 11位、スプリント17位
・兒島直樹 チームパシュート 8位、ポイントレース7位
・橋本英也 チームパシュート 8位、エリミネーション13位
・松田祥位 チームパシュート 8位、個人パシュート22位


今回の世界選手権で、パリ2024種目の出場に向けて大きな意味合いを持った結果が2つあります。


(中嶋専務、今村)

まず男子オムニアムでの今村の3位銅メダルです。
これは日本男子オムニアムでは初の快挙。日本の男子オムニアム出場枠獲得をほぼ確定させ、来年のパリ2024でのメダルを期待させる結果でした。

そして窪木・橋本・兒島・松田によるチームパシュート8位です。
長く日本チーム、すなわちチームブリヂストンの念願だった世界選での初の予選突破です。この結果は選手4人のパリ2024出場を大きく引き寄せました。


(兒島)

さらにチームを統括し選手権当日は会場で選手へ声をかけ続けた宮崎景涼監督。
ナショナルチームのメカニックも兼任して、チーム選手の好みを知り尽くし機材を隅々まで整備してきた早川裕紀メカニック。

この大事な世界選手権へ挑戦する選手たちを、チームが全力で応援した結果が、この笑顔の報告会となりました。

2023世界選手権トラックの報告会は、午前の部と夕刻に分けて行われました。
午前の部が埼玉県上尾市、ブリヂストンサイクルでの開催です。
仕事中であったにも関わらず、270名を超えるブリヂストンサイクル社員の方々が選手たちを迎えてくれました。


(中嶋専務、今村、宮崎監督)

中嶋健治ブリヂストンサイクル専務執行役員のご挨拶より会は始まりました。中嶋専務より宮崎監督と、銅メダルを獲得した今村駿介に花束が贈呈されます。

北京2008オリンピアンの飯島誠さんによるレース内容もわかりやすい進行のもと、登壇した6選手(今回、窪木一茂は欠席しています)はそれぞれがマイクを持ってご報告いたしました。


(太田)

選手たちは世界選手権参加へのお礼、そしてそれぞれの参加種目を簡単に紹介し、自分の走りを報告していきました。

その後、参加いただいた方より質問をいただき、お土産をお渡しします。
最後のお礼を述べたのは上尾市出身の太田。盛況の充実した会となりました。



午前の報告会を終えた選手たちは、ブリヂストンサイクルの工場を見学させてもらいました。



最も長く時間を過ごしたのが《カーボン・ラボ》。選手たちが使うRP9を始め、様々なパーツが開発され、そして新たなフレームが開発されていくところです。





選手たちは、実際にフレームやパーツが作られていく現場を興味深く見て選手たち。カーボンを焼き付けるオートクレープの前で記念写真。





太田は今も使っているカスタムハンドルバーを作ってくれていた担当の方にお会いしました。
「海外で選手に声をかけられるぐらいクセありなポジションのハンドルバーを、実際に手で作り上げてくれた方に会えました!」とテンション爆上げ。
その型は、まるでカラクリ箱のような、組み立てるのにも一筋縄ではいかない造りでした。


社内のアンカー販売課(スポーツ車の販売部署)にご挨拶します。

その後は「社員食堂でぜひ食べてみたい」という選手たちの希望があり、昼食時間の前に、特別にいただきました。

お昼のお弁当はまた別に用意されていましたが、いつでも食べ盛りの選手たちは、そんなの問題ありません。

さらに! 用意いただいたお弁当を食べるときに、ちょっと前にあった太田りゆの誕生日も一緒に祝っていただきました!



そして東京都・京橋へ移動、ブリヂストン本社の会議室で開催された報告会に参加しました。


(兒島、太田、今村、長迫、松田、橋本)

ここでは、今回の世界選手権での成績報告はもちろん、司会のオリンピック・パラリンピック推進課長の鳥山さんが選手それぞれの個性を巧みに引き出してくれました。


(松田)

選手たちは世界選後の束の間の休みをどう過ごしていたかなどを答えるなど、報告内容にも大きくバリエーションが出ました。




そして実際の会場に脚を運んでいただいた方と、さらにオンラインで参加いただいた方からさまざまな質問を参加いただきました。いくつかご紹介します。

Q:メダルを獲れるようになるまでに成長した、その成長の秘訣はありますか?

A: 昨年の世界選手権で、窪木選手が銀メダルを取ったことで、メダルは獲れるものなんだ、とモチベーションが上がりました。それと同時に、こういった報告会で取り上げられるメダルを獲った窪木選手だけだったのが悔しくて。それも大きな動機づけになりました(今村)

Q:海外の選手とは体格も違い、当たることもあると思いますが、その対応は?
A:自転車競技には、背の高い選手も低い選手もいて、体格の違いが出にくい競技です。体が当たってしまうような時は、小さい方が有利な時もあります(橋本)

(長迫、太田)

Q:遠征に必ず持っていく日本食はありますか?
A:食事が足りなかったとか、夜中にどうしてもお腹が空いた、という緊急時のためにアルファ米を持っていくこともあります。ですができれば良質のタンパク質を摂りたいので、ツナとかサバ缶を持っていきます。私は筋肉量が多い分減るのも早いんです(太田)

そして、ブリヂストンサイクル磯部正博社長がオンラインで登場。選手たちに激励のメッセージをいただきました。

その後に抽選会を行い、当たった方にお土産をチームからお渡しいたしました。
これで午前と午後、2部に渡った報告会が終了しました。


パリ2024オリンピック出場へ、最も大きく影響する2023UCI世界選手権トラック。この世界大会での結果のご報告を、笑顔でできたことをチームも大変嬉しく感じています。

これからもパリ2024オリンピック出場への枠どりに向けたレースは続いていきます。引き続き、チームブリヂストンサイクリングへ皆様の熱いご声援を、なにとぞよろしくお願いいたします。

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