【ツールド九州2023】ステージ3最終:大分ステージ、最後までチャンスを狙い上位で粘り続けた兒島がポイント賞獲得

【ツールド九州2023】ステージ3最終:大分ステージ、最後までチャンスを狙い上位で粘り続けた兒島がポイント賞獲得


(兒島)

ツールド九州2023、最終第3ステージはo大分県日田市にて開催、厳しい展開の中兒島直樹が9位となり、総合ポイント賞を獲得しました。
下り基調のコース、主導権を争う混戦の序盤にチームは兒島直樹にポイント賞1位を通過、チームの目標を達成できました。

名称:マイナビ ツール・ド・九州2023/第3ステージ大分
全日程:2023年10月6(金)〜9(月・祝)
開催日:2023年10月9日(月・祝)
開催地:大分県日田市
コース長:約129㎞
参加選手:窪木一茂、河野翔輝、山本哲央、兒島直樹、松田祥位、山下虎ノ亮

ツール・ド・九州2023の最終第3ステージ、大分県日田市のサーキット、オートポリスがスタート。そこから標高差700mを下って日田の市街地へ入り、周回コースを5周回る129kmがコースです。

心配されていた雨も止み、霧の中のサーキット走行から始まる序盤。チームブリヂストンは先頭に位置します。兒島が狙うポイント賞獲得へのスプリント周回が早めにあるからです。



(大会公式ページより)


(大会公式ページより)

このレースでのチームの目標は、兒島直樹のポイント賞を守り切ること。大会パートナーであるブリヂストンのロゴが入るポイント賞ジャージの獲得は、チームにとって大きな栄誉ともなります。

「初めての開催となるこのツールド九州。その第1ステージが僕の地元のみやま市を通るのを知って、それにポイント賞ジャージにブリヂストンのロゴが入るのを知って、第1福岡ステージでの活躍とポイント賞ジャージの獲得が目標になりました」(兒島)


(兒島)

2周目、先頭に兒島を含めた5名チーム選手が集まります。しっかりと前を引き、兒島を守ります。そしてまたも窪木が兒島を引く形でスプリント。兒島が1位で通過し、ポイント賞の獲得を近づけます。


(窪木、河野、山本)


(山下)

ここから2つの登り返しを含んでの大きな下り。高くなっていくスピードに選手たちは大きくばらけ、市街地の周回コースに入るまでに、メイン集団は大きく2つに割れていました。その先頭集団に兒島がいます。

「今日のコースはコースレイアウトからはわからないきつい登りがいくつもあって。路面が濡れた下りも滑りやすそうなところもいくつもあり、転ばないようにしっかりと安全に下りました」(兒島)


(兒島)

周回を重ねる中で先頭から3名の選手が逃げ出します。逆転で総合トップを狙える選手も含む先頭は、2分半まで差を広げ、逃げ切る様相を見せます。

追うのは兒島を含む後方集団、これに、さらに後方から窪木を含む集団が合流し、大集団に。速度を上げて先行3名を追います。この速さに遅れずに、先頭付近で喰らいつく兒島、集団の後方で粘る窪木。


(兒島)

結果先行の3名はそのまま逃げ切って優勝します。彼らを捉えられなかったメイン集団、その前方で粘り切った兒島は9位でフィニッシュ。ポイント獲得にこだわり走った兒島は、ポイント賞を獲得です。兒島個人と、それを全力でサポートしたチームの戦略と想いでの目標達成です。


(窪木)

「最後、5周ある周回コースの2周目ぐらいで脚がきつくなり、連日の疲労も残っていてすごく厳しい状況になりました。ですがポイント賞ジャージを獲得したいという気持ち、ブリヂストンのみなさまに、僕がこのジャージを獲得したのを報告したいという想いが、走っている間にずっとありました。

一日目と同じように、限界を超えたところでそういう想いが込み上げてきて、最後まで耐えられました。応援、本当にありがとうございました」(兒島)

このツール・ド・九州の4日間を通して、地元である兒島の活躍が目立ちました。これを実現できたのは、献身したチームブリヂストン選手たちの目立たない努力があってこそです。

立てた目標へチームで挑戦する。そのチーム選手の挑戦を、皆さまと一つのチームで達成する。
応援の力というのを、チーム員全てがその肌で感じた貴重な4日間となりました。皆様の応援、本当にありがとうございました。

これからもチームブリヂストンサイクリングは次の勝利を目指して走ります。
夢である、オリンピックでのメダル獲得を目指し、鍛錬を続けます。これからも皆様の熱い応援を、よろしくお願いします。

*リザルト 2023/10/9 マイナビ ツール・ド・九州2023/第3ステージ大分
1 デクラン・トレザイス(ARAスキップ・キャピタル)2:57:32

2 ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)+0:00

3 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)+0:02

9 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:08

40 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+1:01

68 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+15:00

-- 山下虎ノ亮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)OTL +26:09

-- 河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)DNF
*ポイント賞総合
1 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)41pts

2 ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)37pts

3 ライアン・カバナ(キナンレーシングチーム)33pts
*個人総合
1 アンドレイ・ゼイツ(アスタナ・カザクスタン)9:13:30

2 アントニオ・ニバリ(アスタナ・カザクスタン)+0:25

3 ウィリアム・イーブス(ARAスキップ・キャピタル)+0:33

21 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+14:25

44 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+26:40

58 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+33:53

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