【UCIチャンピオンズリーグRd3・パリ】橋本、エリミで大きく後退してしまい総合順位は3位に
【UCIチャンピオンズリーグRd3・パリ】橋本、エリミで大きく後退してしまい総合順位は3位に
photos from Eiya HASHIMOTO
2023年11月4日、UCI トラックチャンピオンズリーグ(TCL)の第3戦がフランス・パリにて行われ、チームブリヂストンサイクリングの橋本英也がスクラッチ6位、エリミネーションでは16位となりました。
その結果、総合順位をそれまでの総合首位から3位に落とすことになりました。
名称:2023 UCIトラックチャンピオンズリーグ・ラウンド3 パリ
開催日:2023年11月4日(土)
開催地:フランス・パリ
参加選手:橋本英也
レース詳細:https://www.ucitrackchampionsleague.com/
世界からの招待選手72名が参戦するTCL。ラウンドは全部で5戦あり、スプリントとエンデュランスとの2部門に分けられています。
各部門でそれぞれ36名の選手が2種目ずつを走り、総合首位を争います。
橋本が出場するエンデュランスは、スクラッチとエリミネーションの2種目。
これまでの2戦で首位を守り続けている橋本は、周りの選手から厳しくマークされています。
スクラッチ/チャンスを捉えスプリントに挑むも阻まれ6位に
周回250mのトラックを20周、総長5kmと短い距離のスクラッチ。
橋本はマークされながらも自分の脚を積極的に使って前方に位置、ただあまり自由に動けないような展開で中盤まで進みます。
レースの折り返し10周目、3名の選手が先行しそのまま逃げを決めます。
彼らを捉えようとする集団は、泳がせながらもじわりじわりとスピードを上げ、ラスト3周で先頭を吸収。
その速度のままに橋本が先頭に出て集団を先行、そのまま最終スプリントへ向けた戦いが始まります。
ラスト2周、先頭を引き続ける橋本の後ろから1名の選手がアタックをかけて前に。
橋本はそれに反応し、ぴたりと後ろにつきますが、ラスト1周で後方集団が一気に外側から橋本を捉えるように被せてきてファイナル・スプリントへ。
内側に追い込まれた橋本は思うように動けず順位を落とし、それでも着順は6位に。ただ総合首位をここで譲ることになってしまいます。
*リザルト 2023/11/4 UCIトラック チャンピオンズリーグ Rd.3 スクラッチ
1 D. BIBIC (カナダ) 20pts
2 M. GUILLEMETTE (カナダ)17pts
3 T. DENS (ベルギー) 15pts
6 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 10pts
エリミネーション/スタート直後でエリミネート、無念の16位に
エリミネーションは、橋本にとっては不運な展開となりました。
スタート後の1周目、内側の前方に位置取っていた橋本ですが、その橋本を外側から被せるように後方から選手たちが上がります。
橋本はそのまま内側の不利なポジションへ。
閉じ込められて速度を上げられない橋本は、周回時点で最後尾となってしまい最初にエリミネート。
16位という結果で、総合順位を落とす結果となってしまいました。
*リザルト 2023/11/4 UCIトラック チャンピオンズリーグ Rd.3 エリミネーション
1 D. BIBIC (カナダ) 20pts
2 J. HESTERS (カナダ)17pts
3 S. MORA (スペイン) 15pts
16 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 0pts
橋本がこの第3戦を振り返ります。
「スクラッチは脚を使っての結果なので、自分の実力で取れなかった、という印象です。これでも仕方ないかな、という気持ちです。
ですがエリミネーションは、前を塞がれてしまいました。
スタートから別の選手と被ってしまい、外側に出たくても出られないまま進んでしまいました。
結局その場所のままで、『この1周は大丈夫かな』と思っていたんですが、そこで終わってしまいました。
どうしようもない、という感じでした。
ただ総合順位は3位です。引き続き次のラウンドも、がんばります」(橋本)
全5戦中、3戦を終えたTCL。総合を3位に落としはしたものの、2位とは1ポイント差です。
次週の週末、11/11(土)と11/12(日)はロンドンでの2日間、最終2連戦となります。
ここで首位への巻き返しを狙うチームブリヂストンサイクリング・橋本英也に、なにとぞご期待を、そしてさらに熱いご声援をよろしくお願いいたします。
*リザルト 2023/11/4 UCIトラック チャンピオンズリーグ Rd.3 総合順位
1 D. BIBIC (カナダ) 96pts
2 J. HESTERS (カナダ)70pts
3 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 69pts
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