【UCIチャンピオンズリーグ Rd.4、5最終2連戦】橋本は善戦、積極的な走りで総合6位に
【UCIチャンピオンズリーグ Rd.4、5最終2連戦】橋本は善戦、積極的な走りで総合6位に
Photos from Eiya HASHIMOTO
名称:2023 UCIトラックチャンピオンズリーグ・ラウンド4 ロンドン
名称:2023 UCIトラックチャンピオンズリーグ・ラウンド5最終 ロンドン
開催日:2023年11月10日(金)、11日(土)
開催地:イギリス・ロンドン
参加選手:橋本英也
レース詳細:https://www.ucitrackchampionsleague.com/
世界からの招待選手のみが参加できるUCIトラックチャンピオンズリーグ(TCL)。その最終ラウンド2戦が、11月10日(金)、11日(土)の2連戦でイギリス・ロンドンにて行われ、チームブリヂストンサイクリングの橋本英也が総合6位となりました。全5戦中、前半2戦でリーダージャージを着用できた、大きく誇れる戦績となる走りでした。
Rd.4・スクラッチ/チャンスを掴むもスプリントで遅れ6位に
第4戦のスクラッチ、橋本はスタート後から先頭付近で位置。序盤5周で一名選手が抜け出した時、橋本も積極的に追います。
ほどなく集団が逃げを捕まえて10周目、橋本は先頭付近を譲らず常に上位、中盤から最終スプリントに向けペースの上がる集団の中でチャンスを伺います。
後半に2名の選手が抜け出します。それを追う4名の選手、その後につく集団で橋本は脚を保ちながら最後のアタックを狙います。
読み通りに集団は4名を吸収。ラスト2周で1名の選手が逃げ出し、それを追う集団の先頭で橋本は上手く立ち回りましたが、外から他選手に被されてしまって動けず5位に。
「スクラッチはどのような展開でも行けるよう、前半は逃げる動きで、後半はスプリントに備えて動いていました。
最後のスプリントでは少しちょっと足が重くて、思った以上の順位にはなりませんでしたが、これまでをコンスタントな順位でまとめられて良かったです」(橋本)
*リザルト 2023/11/11 UCIトラックチャンピオンズリーグ Rd.4 スクラッチ
1 R. EEFTING (オランダ) 20pts
2 D. BIBIC (カナダ) 17pts
3 T. HANSEN (デンマーク) 15pts
5 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 11pts
Rd. 4 エリミネーション:積極的に先頭付近で走るも10位で除外、総合成績は4位に
第4戦のエリミネーション、序盤から内側に追いやられながらも、何周かを重ねるうちに、外側からかわしながら最後尾の除外を避ける橋本。
先頭付近で周回を重ねて中盤を迎えるも、その後は内側から外に出るチャンスを失い、結果10位でエリミネートされました。
「エリミネーションでは、(総合首位のビビック選手が早めにエリミネートされたので)チャンスかなと思って走っていました。
ですが、位置取りもうまくいかず悔しいレースになりました。 パックでの3人のうちの誰がエリミネートされるかという場面で僕がエリミネートされ、本当に悔しいです」(橋本)
*リザルト 2023/11/11 UCIトラックチャンピオンズリーグ Rd.4 エリミネーション
1 W. TIDBALL (イギリス) 20pts
2 J. HESTERS (ベルギー) 17pts
3 S. MORA (スペイン) 15pts
10 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 6pts
この結果で総合順位を1つ下げて4位となった橋本。レースはまた明日も続く2連戦です。
「最終順位はどうなるか分かりませんが、最後まで一つ一つの種目でがんばります」(橋本)
Rd.5・スクラッチ/前方で積極的に攻め、集団スプリントで9位に
そして最終戦となった、翌日の2連戦。総合上位3位選手と橋本は、総合で16ポイント差。橋本は一つでも総合成績を上げたいところです。
スクラッチは、選手全てが序盤から早いペースで逃げを狙います。橋本も上位に位置。逃げにタイミングを逃さないよう、しっかりと意識を張っています。
10周回で2名の選手が逃げを目指してペースを上げます。それを合図にしたかのように、集団が大きく活性化し、選手たちは個々にアタックを仕掛けます。
周回を2周するうちに先頭にできた4名の逃げ、そのまま逃げ切りを狙って大きく速度を上げます。
そのアタックのタイミングを逃した集団は、そこから少し離れてしまいます。その集団のにいる橋本。フィニッシュの集団スプリントでは前を塞がれる形で5着、結果9位に。
「前のほうに入るのがいいかなと思って、逃げたかったんですけど、逃げにも入れずフィニッシュスプリントで勝負という形になりました。
前が詰まってしまったのが良くなかったです。もうワンランク上のスピードが欲しいですね、フィニッシュでのスピードです」(橋本)
*リザルト 2023/11/12 UCIトラックチャンピオンズリーグ Rd.5 スクラッチ
1 W. STEWART (イギリス) 20pts
2 W. PERRETT (イギリス) 17pts
3 S. MORA (スペイン) 15pts
9 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 7pts
Rd.5・エリミネーション/無念の16位でノーポイント
エリミネーションは今度も前を走っていた橋本ですが、先頭位置から内側の後方へと送り出されてしまい、2度目のエリミネーションで除外されてしまいました。
結果は16位。ここではポイントを獲得できず、総合結果は6位となりました。
「エリミネーションは、うまく走れなかったなというのがあります。しっかり攻められませんでした。作戦にいろいろなバリエーションが必要だと言うのを感じました」(橋本)
*リザルト 2023/11/12 UCIトラックチャンピオンズリーグ Rd.5 スクラッチ
1 T. DENS (ベルギー) 20pts
2 J. HESTERS (ベルギー) 17pts
3 P. HEIJNEN(オランダ) 15pts
16 橋本英也 (日本/チームブリヂストンサイクリング) 0pts
全5戦中、前半2戦でトップに。実りあるシリーズ戦になったTCL
全5戦中の前半2戦では総合リーダーを獲得。リーダージャージを着用しての走りを世界に見せられた橋本。
テレビ放送を大きく意識したショーレースであるTCLでは橋本も何度も大きく映像に映り、その存在を大きく世界のトラックファンにアピールできました。
「全部を振り返って、良い遠征だったと感じています。1人で遠征に行って、1人で全部やって、生きる強さが身についたと思うレースでした。内容は、前半戦はよかったんですけど、後半に失速したのが良くなかったところです」(橋本)
これからもチームブリヂストンサイクリングは、世界舞台での活躍と勝利を目指し、走り続けます。
皆様の熱い応援を、引き続きよろしくお願いいたします。
*リザルト 2023 UCIトラックチャンピオンズリーグ 総合リザルト
1 D. BIBIC (カナダ) 131pts
2 W. TIDBALL (イギリス) 117pts
3 J. HESATERS (ベルギー) 104pts
6 橋本英也(日本/チームブリヂストンサイクリング) 93pts
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