【選手紹介2024】山本哲央 プロフィール

山本哲央

ヤマモト・テツオ / Tetsuo YAMAMOTO


2000年3月17日生・山梨県出身
競技/種目:トラック/ロード
2023年の主な戦績
・2023 第3回JBCFかすみがうらロードレース 優勝
・2023 第1回 JBCF鹿屋・肝付ロードレース 2位
・2023 第3回かすみがうらタイムトライアル 4位

チーム切っての技巧派、攻めのコーナリングが魅力

2021年のチーム入り早々にJプロツアーのロードレース優勝、2022年にはTOJのステージ表彰台を獲得した山本哲央。自身の置かれた状況を的確に判断し、本能で攻めていくタイプの選手です。特にロードレースの最終局面においては、逃げとスプリントの両方で優れた能力を発揮します​​。

2023シーズンの前半は怪我などの不調に悩まされました。ですがシーズン後半に身体が仕上がってきたのと同時にマインドセットも勝利へと向かいます。シーズン終盤ではロードレースで好成績と勝利を収めました。

そのライドでのラインどりの巧みさには定評があります。特にアップダウンの多いコースでは地形と走りの物理を体で読み取り、体力を削らず好位置をキープする天才肌。組織としての考えるプロトン(集団)の中以上に、選手個人の嗅覚と地脚が試される場で走りが活きる選手です。

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(2023/10/22 第3回JBCFかすみがうらロードレース)


ーーファンの皆さまにはどう呼んで欲しいか

「テツオ!」です。呼ばれ慣れていますし、自分でも気に入ってる名前です。

ーー自転車選手としての自分を紹介すると

前半よりも終盤に目立ってくる、粘りあるタイプだと思います。スタミナ系の選手だと思っています。

これまではずっとロード寄りでやってきましたが、ここのところはトラックにも大きく力を入れているので、今は気持ちとしては半々ぐらいです。ロードとトラック、どっちに振られても、どっちでもできるように、とやっています。



(2023/9/30 おおいたいこいの道クリテリウム)

ーーこれまでの誇れる戦歴を

・2019 チャレンジロード A-U 優勝
「アンダー23のクラスでの出場でした。その年の強い選手が出ている中で、2位にタイム差を2分半ほどつけて優勝できました。CSC サーキットを8分台前半のタイムで走りましたから、今あのペースで走れって言われたら、ものすごい頑張らないととても無理です(笑)」

・2023 第3回JBCFかすみがうらロードレース 優勝
「シーズン終盤でしたが、最後まで気持ちを切らさずにしっかり走り切れた、良い思い出になっています」

・2023 おおいたいこいの道クリテリウム  13位
「自分で勝ってはいないんですが、しっかりとハマりました。最後まで河野(河野翔輝)を牽引できましたし、あそこのスピードで誰も前に出さなかった。序盤からずっと自分の仕事ができていたというのが誇れる一戦です」

ーー得意な種目の得意な状況は

ロードレースでは、テクニカルなコースでのレース、特に周回コースのレースが得意です。同じコースを走っているうちに、登りでアタックできるタイミングを掴んだり、終盤に他の選手と残っている脚の差が開いてきたりしてきます。 その状態から小集団で抜け出して、またそこから抜け出すという走りが得意です。

走りながらいいラインを見つけていったり、「ここでちょっと離れても十分に回収できるな」とか、そういったポイントを見つけるのが得意なのが、ようやくわかってきました。



(2023/11/5 美祢・秋吉台カルスト国際ロードレース)

ーーオフの時にしがちな事は

基本は落語、漫画、映画などを楽しんでいます。
 
落語で好きなのは、立川談志の『粗忽長屋』です。あれはすごいです。他では聞けない極上のレベルだと思っています。

それに立川志の輔は面白いですね。どの噺を聞いても面白いと思います。入り始めとして聞くなら、志の輔がお勧めです。間違いなく面白いです。

ーー注目してもらいたいポイントは

位置どりです。クリテリウムでの位置どりは、自信がついてきています。

後の展開に有利な、体力も温存できる場所にいられますし、実際にそうであるのを感じています。そういった場面を見てもらって「テツオのいるあそこが楽なポイントなのかー」などと思ってもらえれば嬉しいです(笑)。



(2023/2/25 第1回 JBCF鹿屋・肝付ロードレース)


ーー2024年のChase Your Dream

2024年のロードでは、ツアー・オブ・ジャパンに出場して1勝するのが目標です。全日本選手権ロードレースもしっかりと優勝を狙います。そしてトラック競技でパリ2024オリンピック、ネーションズカップへ出場したいです。

現在、オリンピック出場に向けた選手選考には自分は少し出遅れている感じがありますが、できることをしっかりやって、すべてのチャンスを狙っていきます。

⚫︎Twitter @Tetsuo_cbs
⚫︎Instagram @tetsuo___yamamoto



(2023/6/245 第91回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース)

>>⚫︎チームブリヂストンサイクリング 創立60周年 『チームの歴史』

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