【パリ2024オリンピック・報告会】ブリヂストンサイクル上尾本社で、オリンピック出場の報告を行いました
【パリ2024オリンピック・報告会】ブリヂストンサイクル上尾本社で、オリンピック出場の報告を行いました
パリ2024オリンピックで全力を尽くした選手たちが、帰国してから約2週間後の8月27日。チームブリヂストンサイクリングの走りを常に支えてくれているブリヂストンサイクルの従業員の皆さんへ、応援への感謝を伝える報告会を開催しました。
ブリヂストンサイクル上尾本社の大勢の従業員が、選手たちの活躍を讃えました。
参加したのは、パリ2024オリンピックに出場した窪木一茂、橋本英也、太田りゆ、今村駿介、長迫吉拓の5選手、リザーブ選手だった松田祥位、日本代表トラックチームの公式メカニックとして選手を支えた早川裕紀。そしてチームブリヂストンサイクリングの宮崎景涼監督が登壇しました。
大きな会場内に、200名ほどのブリヂストンサイクル上尾工場従業員の皆さんが集まってくれました。そして選手たちが、オリンピックでの感想と、お礼の言葉を述べていきました。
窪木一茂
男子オムニアム6位、男子マディソン6位、男子チームパシュート10位
「出られなかった選手の分も頑張って、絶対にメダルを持ち帰りたいと思ったのですが、6位という結果で、もう一つのところでした。ただ、自分の過去の成績を上回ることはできましたし、日本に帰ってからも、皆さんにすごく良かったねって言ってもらえたことで、自分の中ではすごく満足できる部分もありました。
選手村の中はすごく広いので歩くのが大変だったんですが、ブリヂストンさんが、みんなが使える自転車を用意して、色んな所に置いてくれていました。それに乗って食事やマッサージ、洗濯に行ったりしていました。常に、目が届くところにブリヂストンのロゴがあって、僕たちは所属先の皆さんから力をもらえた気がして、すごく嬉しい気持ちになりました」
太田りゆ
女子ケイリン9位、女子スプリント20位
「メダルは獲れなかったという結果に、走っていた時には『ここまで本気でやってきたのに』と思うぐらい悔しかったです。ですがレースを振り返ってみると、全力で勝負するところは勝負できました。それで負けたので、自分の実力を受け入れスッキリ終わることができたかなと思っています。
東京2020オリンピックではリザーブ選手で、そこから『次のオリンピックに絶対出たい、出るだけじゃなくて、上を目指したい』という気持ちでこの3年間をやってきました。そして実際に、オリンピック独特のすごい緊張感の中で、会場の雰囲気や、これまで聞いたことのないような歓声と拍手を身に受けることができて、最高の経験をしたなと感じました」
今村駿介
男子マディソン6位、男子チームパシュート10位
「チームパシュートは10位で予選通過ならず、マディソンは6位という結果に終わりました。マディソンはすごくきつい50分間のレースで、出し切ったなという感覚で終わったんですが、メダルを得られずにすごく悔しい気持ちです。
オリンピックという舞台を経験したことは、本当に今後の自分にとってすごく大きな糧になりました。4年に1回の重みというものをすごく感じ、あの舞台で勝ちたいという思いがすごく強くなりました。次の4年に対する覚悟がまた生まれました」
松田祥位
チームパシュート リザーブ選手
「このオリンピックの雰囲気の中で走ることができたら、すごく楽しいだろうなと思いました。トラックの外から選手たちを見ていても、やっぱり自分もここで走りたいなと思いました。そして、みんなが憧れる舞台だというのがわかりました」
橋本英也
男子チームパシュート10位
「東京2020オリンピックでは僕が1人でオムニアムに出場しましたが、今回のパリ2024オリンピックではチームパシュートで出場枠を取りたいという目標のもと、チームメイトみんなで活動をして出場枠を取って、オリンピックでのレースを走ることができました。それに関してはすごくいいオリンピックだったんじゃないかと思います。
前回大会では、周りは全員敵だったんですが、今回は味方が3人もいて一緒に走れたのは、とても心強かったです。東京2020オリンピックではできなかった満員の観客の中で走れたことで、僕の人生の中でいい経験をさせてもらったなと思います」
長迫吉拓
男子チームスプリント5位
「オリンピックでメダルを獲れるポテンシャルのあるチームとして参加して、僕の1回戦の失敗でメダルを逃してしまったというのは、本当に悔しくて、今でも一人になったら泣いてしまう時があるんですけど、このチームに入れてよかったなと思っています」
早川裕紀メカニック
日本代表トラックチーム・メカニック
「自分のミスひとつで選手の結果を左右するポジションだったので、本当にずっと緊張していました。その緊張をほぐすために、ちゃんと基本的なことをやる、という確認をすごく行いながら作業をしていました。
チームのみんなと、パリ2024オリンピックに向けて、選手がすごくトレーニングしている姿を見てきて、少しでも力になるようにと思いながら僕も取り組んできました。パリに挑んで、帰ってきて、みな様々な想いがありますが、また次のオリンピックに向けて僕も選手たちと一丸となって前へ進みたいです」
午後には場所を変えて、全国にあるブリヂストンサイクルの各拠点に向けて、オンライン報告会もおこないました。
開催時に近づいていた台風のためにこの場には来られなかった、ブリヂストンサイクルの磯部正博社長から、オンラインでねぎらいの言葉をいただきました。
「素晴らしい成績をあげていただいて、ブリヂストンサイクルも、ブリヂストングループとしても、誇らしく光栄に思っております。
今回のパリ2024オリンピックが開催されたフランスは、自転車競技の本場でした。私は画面を通じてでしたが、その盛り上がりを大きく感じられました。その本場のオリンピックという最高の舞台で、世界と渡り合っている選手たちが仲間であるというのは本当に嬉しい限りでした。改めて敬意を評したいと思います。
今後の予定である、9月の全日本選手権トラック、10月の世界選手権トラック、そして昨年盛り上げていただいた『ツール・ド・九州』といったレースを待ち遠しく感じています」
その後、選手たちは、社内の各部署を周って、それぞれがお礼の言葉を述べていきました。
その際に、宮崎監督がこのような言葉で、選手たちを激励してくれる従業員の皆さんにお礼を述べていきました。
「昨年も世界選手権の後、このような形の報告会に多くの皆さんにお集まりいただき、チームを支えていただいていることを大変感じました。
今日もこのような形で、大きな話題にしていただきました。従業員の皆さんにしっかりと支えていただいているおかげで、チームは活動ができ、オリンピックを目指せているということを改めて強く実感しました。
東京2020オリンピックからの3年間。短い期間ではありましたが、チーム所属選手から過去最高の人数が今回のオリンピックに出場でき、過去最高の成績を多く出せました。
残念ながらメダルには届きませんでしたが、これから4年間をかけ、次こそはメダルを獲得できるように活動していきたいと思います。引き続き応援をよろしくお願いいたします」
これまでの大きな目標であったパリ2024オリンピック、これで一つの区切りを迎えました。しかし、これからも選手たちは、勝利を目指し全力で走っていきます。
引き続き、チームブリヂストンサイクリングに皆さまの熱い声援を、なにとぞよろしくお願いいたします。
*ブリヂストンサイクルはオリンピックのワールドワイドパートナーです
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