全日本自転車競技選手権トラック大会【大会結果】

2024年9月6日(金)〜9日(月)今年も伊豆ベロドロームにて全日本自転車競技選手権トラック大会が開催された。今回はオリンピック後ということもあって、出場種目に関しては各選手の希望を優先してエントリー。スプリントやケイリン、1kmタイムトライアルといった短距離種目にも出場するのも注目ポイント

初日はチームパシュートとエリミネーションが行われ、チームパシュートには橋本英也、松田祥位、河野翔輝、岡本勝哉の4名で出場した。今回のメンバーで走るのは初めてで、ぶっつけ本番でスタートラインに並ぶこととなった。予選から予定通りのラップタイムを刻み4:00.960で危なげなく予選トップで通過。決勝はRadical Aero Clubとの対戦となり2kmを通過したあたりで追い抜き勝ちとなった。

■チームパシュート結果

1位 チームブリヂストンサイクリング(橋本/河野/松田/岡本)  追抜き勝ち

2位 Radical Aero Club

3位 朝日大学

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また1日目最終種目となったエリミネーションには橋本英也、今村駿介、山本哲央、河野翔輝、兒島直樹の5名が参加し、危なげなく橋本、今村、山本の3名となり、昨年も優勝している橋本が3連覇を達成した。

■エリミネーション結果

1位 橋本 英也

2位 今村 駿介

3位 山本 哲央

6位 兒島 直樹

9位 河野 翔輝

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2日目はスプリントとスクラッチ、マディソンの3種目に参加。スプリントには窪木一茂と橋本英也が参加したが、残念ながら予選を勝ち上がれずに予選敗退となった。また、スクラッチでは終始速いペースで進み最後は橋本と兒島の2名のスプリントとなり、写真判定の結果、兒島選手が僅差で優勝となった。

■スプリント結果

予選敗退 窪木 一茂

予選敗退 橋本 英也

■スクラッチ結果

1位 兒島 直樹

2位 橋本 英也

3位 今村 駿介

4位 山下 虎ノ亮

5位 山本 哲央

DNF 岡本 勝哉

DNF 河野 翔輝

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最終種目のマディソンは、河野・兒島ペア、橋本・岡本ペア、今村・山下ペアの3チームが参加し、中盤までは各チーム拮抗するも河野・兒島ペアが隙をついて抜け出すとラップに成功し、そのポイント差を守り河野・兒島ペアが優勝、今村・山下ペアが2位に入り、最後のゴール勝負で順位を上げて橋本・岡本ペアが3位と表彰台を独占する形となった。

■マディソン結果

1位 河野/兒島ペア 54p

2位 今村/山下ペア 35p

3位 橋本/岡本ペア 34p

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3日目はオムニアムとケイリンの2種目。オムニアムには今村、河野、山本、兒島、岡本、山下の6名が参加し、兒島がスクラッチからテンポレース、エリミネーションと3種目を全て1位、2位には山本という形で迎えた最終ポイントレース、上位2名が互いをマークしつつ、下位選手たちの表彰台争いで終始激しい展開の中、安定的にポイントを積み上げた兒島が最終ゴールを前に優勝を決めオムニアムでは二度目の全日本チャンピオンに輝いた。

■オムニアム結果

1位 兒島 直樹 138p チームブリヂストンサイクリング

2位 山本 哲央 123p チームブリヂストンサイクリング

3位 今村 駿介 105p チームブリヂストンサイクリング

5位 河野 翔輝 102p チームブリヂストンサイクリング

8位 岡本 勝哉 92p チームブリヂストンサイクリング

9位 山下 虎ノ亮 86p チームブリヂストンサイクリング

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写真:日本自転車競技連盟

また、ケイリンに参加した橋本選手は1回戦を1位通過するも降格となってしまい、敗者復活戦で2位となって残念ながら勝ち上がりとはならなかった。

■ケイリン結果

敗者復活戦敗退 橋本 英也

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4日目の最終日はタイム系種目とポイントレースが行われ、4km個人パシュートには窪木、今村、松田、河野、山本の5名が参加し、予選タイム順で1−2決定戦は窪木と山本、3-4位決定戦に松田と鹿屋体育大学の伊澤選手が対決することとなった。3-4位決定戦では松田が序盤から安定した走りでリードを奪いそのままゴールし3位。1-2位決定戦では予選と決勝の間で1kmタイムトライアルに出場している窪木がどこまで体力を残しているかが注目され、レースは序盤こそ山本がリードを奪うも徐々に窪木が逆転しリードを広げたまま先着し窪木が優勝となった。

■4km個人パシュート結果

1位 窪木 一茂 4:19.756 チームブリヂストンサイクリング

2位 山本 哲央 4:21.644 チームブリヂストンサイクリング

3位 松田 祥位 4:21.027 チームブリヂストンサイクリング

7位 河野 翔輝 4:25.642 チームブリヂストンサイクリング

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1kmトライアルには窪木、新山、松田の3名が参加。松田がいきなり1分1秒台を出すと、窪木も1分1秒台で走り中距離選手の1秒台に会場が大きく沸いた。好タイムが期待された新山はスタートでスピードを乗せきれず2秒台となり、最終的には松田が3位表彰台を獲得する結果となった。

■1kmタイムトライアル結果

1位 市田 龍生都 1:00.539 JIK

2位 中石 湊 1:01.387 JPCA

3位 松田 祥位 1:01.493 チームブリヂストンサイクリング

4位 窪木 一茂 1:01.578 チームブリヂストンサイクリング

6位 新山 響平 1:02.261 チームブリヂストンサイクリング

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大会最終種目のポイントレースには山本、兒島、山下の3名が参加。アジア選手権でも圧倒的な強さを見せている兒島が大本命のなか、他の選手がどこまで食い込めるかが見どころ。レースはスタートから兒島にマークが集中し、なかなか思うような走りをさせてもらえない。その隙をついて山本、山下がポイント獲得を狙う中、それでも確実にポイントを積み上げ、兒島が圧巻の優勝、2位には山本が入った。

■ポイントレース結果

1位 兒島 直樹 61p チームブリヂストンサイクリング

2位 山本 哲央 33p チームブリヂストンサイクリング

3位 矢萩 悠也 28p 京都産業大学

4位 山下 虎ノ亮 20p チームブリヂストンサイクリング

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