【ツール・ド・九州/後半】山本が後半2ステージともにフィニッシュスプリントに絡む走り、総合21位に


(山本)

【ツール・ド・九州/後半】山本が後半2ステージともにフィニッシュスプリントに絡む走り、総合21位に

全4日間のレースとなるツール・ド・九州2024。後半の2日間は、厳しい山岳コースとテクニカルな周回コース、さらに最終日はチームが得意とするスピードコースです。チーム選手はどこまで順位を上げられるかが注目されます。


(橋本)

ステージ2の山岳コース、山本が繰り返す登りに耐え切って14位に

レース名:マイナビ ツール・ド・九州2024 ステージ2 熊本阿蘇
開催日:10月13日(日)/全体10月11日(金)〜14日(月・祝)
開催地:熊本県・南小国町(瀬の本レストハウス)→産山村→阿蘇市→高森町→南阿蘇村(南阿蘇村役場)
レースカテゴリー:UCIアジアツアー2.1(ステージレース クラス1)
コース長:108km
TEAM BRIDGESTONE Cycling参加選手:橋本英也、山本哲央、岡本勝哉、山下虎ノ亮
公式Web:https://www.tourdekyushu.asia/


(岡本)

10月13日、ツール・ド・九州の第2ステージ熊本阿蘇は、世界最大級のカルデラと草原をめぐる絶景の約108km。熊本地震から復興した阿蘇神社を見ながら進み、雄大な阿蘇の山々へ。山岳を含む周回コースを2周した後、南阿蘇村のフィニッシュラインを目指すレイアウト。


(山本)

スタートから速い展開になり、集団の後方が少しずつ千切れていきます。レース序盤に5名の逃げ出します。その逃げは中盤前に集団に吸収され、その後さらに5名が逃げを決めます。

しかし、残り10km付近で集団が先頭を吸収。フィニッシュを前に集団のままどんどんスピードを上げ、集団の先頭が力で勝利をもぎ取るようなフィニッシュとなりました。


(山本)

チームブリヂストンサイクリングは、集団に食らいついていた山本哲央が14位、橋本英也と岡本勝哉は高いスピードの中で遅れを大きくしないように力を尽くして完走を果たし、最終ステージへと駒を進めました。


(橋本)


(岡本)

*リザルト マイナビ ツール・ド・九州2024 2024/10/13 ステージ2熊本阿蘇
1 エミリアン・ジャニエール(FRA)(トタルエナジー)2:27:51
2 イヴァン・スミルノフ(アスタナ・カザクスタン)+0:00
3 ルーカス・ネルーカー(GBR)(EFエデュケーション・イージーポスト)+0:00
14 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)+0:00
69 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+8:28
80 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)+8:28


最終ステージ勝利を目指して山本が前方で粘るも、単騎では勝負しきれず14位

レース名:マイナビ ツール・ド・九州2024 ステージ3福岡
開催日:10月14日(月・祝)/全体10月11日(金)〜14日(月・祝)
開催地:福岡県・岡垣町(岡垣サンリーアイ)→宗像市(宗像大社)
レースカテゴリー:UCIアジアツアー2.1(ステージレース クラス1)
コース長:140.38km
TEAM BRIDGESTONE Cycling参加選手:橋本英也、山本哲央、岡本勝哉、山下虎ノ亮

ツール・ド・九州2024 最終ステージは福岡です。玄界灘沿いのシーサイドルートと2級山岳・垂水峠を上る14kmの周回コースを9周します。

タイム差は逼迫し、総合成績の行方は、山岳賞/スプリント賞のボーナスポイントで大きく左右される状況。チーム最上位の山本が、そのスプリントポイントを狙う走りに集中します。


(チームカー)

このステージも、序盤からいくつものアタックが重ねられ、それらを集団はほとんど容認しません。特にスプリント賞/山岳賞の前で集団は大きくスピードを上げ、トップ通過選手の獲得できるボーナスタイムを狙って走る形で展開していきます。


(岡本)

その中、チームブリヂストンサイクリングは、山本が唯一集団の先頭で粘り、ステージ勝利を狙います。
橋本、岡本のチーム選手は終盤までに集団の後方からこぼれてしまっています。


(岡本)

この日のフィニッシュは集団スプリントに。何名も選手が残るチームが有利な展開となる中で、単騎で最終勝負に挑んだ山本は後方に追いやられ、18位という結果に。チームのエースだった山本の総合成績は21位でした。


(山本)

今年のツール・ド・九州は、チームブリヂストンサイクリングは、チームからの参加選手数の少なさに苦戦しました。ですが、このレースでは、山本が総合でも戦えるという実力を示せたのが成果と言えます。

「ワールドツアーチームがいるレベルでは、当然一人じゃ勝てない。その局面にメンバーを揃えられなかったのが、今回のうまくいかなかった部分かなと思います」(宮崎監督)


(橋本)

華々しい結果は残せませんでしたが、ロードレースでの山本の成長が確かに見られたレースとなりました。これからも、選手たちの走りに、熱い声援をよろしくお願いいたします。

*リザルト マイナビ ツール・ド・九州2024 2024/10/14 ステージ3福岡
1 イヴァン・スミルノフ(アスタナ・カザクスタン)3:07:44
2 エミリアン・ジャニエール(FRA)(トタルエナジー)+0:00
3 ルーカス・ネルーカー(GBR)(EFエデュケーション・イージーポスト)+0:00
18 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)+0:00
61 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)+2:24
80 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+9:25

*総合成績 マイナビ ツール・ド・九州2024 2024/10/11〜14
1 エミリアン・ジャニエール (FRA)(トタルエナジー)8:52:34
21 山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)+0:39
77 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)+39:01
82 岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)+46:02

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