2024シーズン チーム退団選手のお知らせ
2024シーズン チーム退団選手のお知らせ
(窪木、橋本、今村、脇本、新山)
日頃よりチームブリヂストンサイクリングに熱く大きなご声援をいただき、ありがとうございます。
2024シーズンをもち、窪木一茂、橋本英也、今村駿介、脇本雄太、新山響平の5選手が、チームブリヂストンサイクリングを退団する運びとなりましたのをお知らせいたします。
退団する彼ら5選手へ、皆様より熱い応援をいただき続けましたことを、心より感謝いたします。新たな舞台へと進む彼らに、今後も変わらぬご声援を賜れますと幸いです。
以下、選手より退団のご挨拶です。
窪木一茂(くぼき かずしげ)
チーム加入:2018年
1989年6月6日生・福島県出身
窪木は2018年の入団以来、その走りと結果、さらには人柄でチームを引っ張っていってくれる選手でした。今年のパリ2024オリンピックには男子チームパシュート、男子マディソン、男子オムニアムの3種目に出場し、オムニアムと今村と組んだマディソンで6位入賞を果たしました。さらに世界選手権の男子スクラッチでは勝利し、チームにアルカンシエルをもたらしてくれました。入団当初はトラック/ロード共にエースとして、そして後半はチームキャプテンとして、常にチームをリードし勝利を引き寄せ、チーム全体の士気を大きく高めてくれました。
(2024/ブリヂストンサイクル 磯部正博社長と)
「今シーズンを最後にチームを離れることになりました。7年間所属させてもらったチームブリヂストンにはとても感謝しています。スタッフ、選手、すばらしいメンバーの中で多くのレースを走ることができて、とても充実していました。特にオリンピックにフォーカスする条件で活動させてもらえたことにもとても感謝しています。
オリンピックでのメダル獲得はなりませんでしたが、今年の世界選手権、最後の1年間で、虹色のジャージに袖を通すことができて本当に良い締めくくりになったと思っています。先日行われたチーム創立60周年記念会合の時にもOB関係者多くの方に世界選手権の優勝を合わせてお祝いしていただき、僕の内心では、チームを離れる最後の年にこれほどない祝福をしてもらえたと感じました。本当にありがとうございます。
チームブリヂストンで学んだ多くのことを今後も活かしてより一層努力していきます。
引き続き自転車選手として応援していただけたら幸いです」
橋本英也(はしもと えいや)
チーム加入:2018年
1993年12月15日生・岐阜県出身
橋本はチームが大きくトラックでの世界勝利に舵取りをした2018年に加入、チームの基盤作りに大きく貢献してくれました。その鋭いレース感覚と磨かれた地脚で確かな結果を残し、東京2020とパリ2024と2度のオリンピックに出場しました。またネーションズカップやチャンピオンズリーグといった世界大会では勝利を含む表彰台に何度も登り、世界を舞台に活躍する選手としても認知されました。さらには、その明るく人懐っこい性格で多くのファンへ、自転車競技の楽しさを伝えてもくれました。
(2023/UCIネイションズカップ第1戦ジャカルタ 表彰式 (c) JCF )
「この度は2024年をもちまして、チームブリヂストンサイクリングを退団することとなりました。あっという間の7年間という濃い時間を一緒に活動させてもらいました。
始まりは競輪選手養成所時代にもらった1本の電話でした。チーム名がチームブリヂストンサイクリングへと変わり、トラックを主体としたオリンピックでのメダルを目指すチームになるというタイミングで加入させてもらいました。
『CHASE YOUR DREAM』のもと、僕の夢の舞台であるオリンピックを2度経験させてもらい、とても幸せでした。すばらしい環境やチームメイトにも恵まれてお互いに切磋琢磨し、気が付くと世界でメダルを獲得できるレベルになることができました。チームの目標と僕の目標が同じ目的地を指してカチッと進む時間はとても濃く、素晴らしい時間を過ごすことができました。
お陰でブリヂストンが僕の大好きなブランドとなりました。
まだまだ僕の旅は続きます。ブリヂストンと僕とはまた違う形として点と点で繋がれたら、またどこかでお会いできたら嬉しく思います。
チームブリヂストンのみなさま、ありがとうございました」
今村駿介(いまむら しゅんすけ)
チーム加入:2018年
1998年2月14日生・福岡県出身
その確かな体力と実直な性格で、常に強くなり続けてきた今村。チーム加入のその年にロードレースでの勝利を獲得。一気に日本のトップ選手の仲間入りを果たしました。東京2020オリンピックではリザーブ選手として戦いを見つめることになりましたが、パリ2024オリンピックでは日本代表としてチームパシュート、マディソンに出場、窪木と組んで6位入賞を果たしました。2023年の世界選手権では銅メダルを獲得し、中距離種目でも世界に肩を並べることができているのを世界に示してくれました。
(2023/UCI世界選手権 男子オムニアム 表彰式)
「2024年をもって、7年間在籍したチームブリヂストンサイクリングを退団することになりました。
まずチームブリヂストンサイクリングでの活動に携わって頂いた皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
2018年にトラック競技にも力を入れる新体制へと変わったチームに加入してからここまで、皆様には本当に多くのご支援ご声援を頂きました。
今シーズンにチームは60周年を迎え、歴史あるトップチームの一員として活動できたことを本当に誇りに思います。競技力、そして人間力。人として多くの学びを得られた7年間は、私の競技人生において大きな財産になっています。
私の今の目標は、五輪での金メダル獲得です。まだまだ旅の途中ですが、チームを離れても『Chase Your Dream」
』の精神で精進したいと思います」
脇本雄太(わきもと ゆうた)
チーム加入:2019年
1989年3月21日生・福井県出身
東京2020オリンピックでのケイリン種目での金メダルを目指し、2019年よりチーム選手として走り続けた脇本。チーム加入直後の世界選手権での2位銀メダル獲得は、まさに日本トラック競技の力強さを世界に見せられた瞬間でした。東京2020オリンピック本戦では全力を尽くしましたが惜しくも7位という結果に。その後競技からは一線を引いて公営競技の競輪に再び注力、日本最高位の競輪選手として走り続けています。その自転車スポーツのスターとして、競技の普及や自転車での安全を伝える大事な役割でチームをバックアップし続けてくれました。
(2019/UCI世界選手権 男子ケイリン 表彰式)
「この度、2019年9月より6年間お世話になったチームブリヂストンサイクリングを退団する事になりました。
東京2020オリンピックを目指してチームへ加入させていただき、多くの方々からのご支援、ご協力と応援の中で活動が出来ていたことを改めて感じています。
オリンピックを振り返れば、最高のコンディションで臨め、ケイリンで7位に入賞できました。
目標は金メダルだったので残念な気持ちもありましたが、自分の最高のパフォーマンスが出せる準備をして迎えられました。
所属のブリヂストンサイクルの皆さん、チームメイト、監督・スタッフ、自転車競技連盟、コーチ、関係者の皆さん、そして情熱ある応援でエネルギーをくれたファンの方々からの大きな力のおかげで競技へ集中でき、最高に幸せな競技生活でした。
競技から一線を退いた後は、オリンピックでの経験を次の若い選手たちへ伝えることや、競技活動を伝えるイベント、自転車交通安全の啓発活動など競技以外のことでも多くの経験をさせてもらえたチームでした。
これからは競輪選手として頂点を目指し、オリンピックでの競技経験を若手に伝える活動も継続的に行いながら、自転車競技界へ少しでも貢献できる選手として活動が出来ればと考えています。
これまでの素晴らしい活動を支えてくださった皆さんへ心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました」
新山響平(しんざん きょうへい)
チーム加入:2021年
1993年11月2日生・青森県出身
公営競技の競輪では、スター選手としての地位を獲得している新山。自転車競技には、ケイリン/1km TTの競技を主戦場として戦ってきました。加えてチームが自転車競技の育成などを行うイベントには積極的に参加し、今持っている技術を、若い世代を中心に惜しみなく伝えて来ました。チームの短距離選手として全日本選手権では何度も表彰台を獲得。その明るい性格と逃げ切り先行型の力強いスタイルで、多くのファンを魅了し、チームブリヂストンとしてのプレゼンスを各方面に示し続けてくれました。
(2023/全日本選手権 1km TT 表彰式)
「今シーズンをもって、チームを退団することになりました新山響平です。
2021〜2024までチームブリヂストンサイクリングのサポートを受け、充実した競技生活を送ることができ大変幸せでした。
応援してくださりましたファンの方々、サポートしていただきました皆様、本当にありがとうございました。
これからも競輪選手として、自転車競技には携わっていくつもりです。
このチームで得られた経験を糧に頑張っていきたいと思います。
これからも、チームブリヂストンサイクリングと新山響平の応援をよろしくお願いします!」
これまでチームに大きく貢献してくれた彼らに大きく感謝します。彼らがチームブリヂストンサイクリングで培ったことを卒業生として活かしきり、それぞれがさらに輝くのを願っています。
チームブリヂストンサイクリングも、ロス2028オリンピックでの金メダルを目指し、更なる挑戦を続けてまいります。今後とも変わらぬ皆様の熱き応援と情熱を賜れますよう、よろしくお願いいたします。
最新記事
Article