【選手紹介2025】三浦一真 プロフィール
三浦一真
ミウラ・カズマ/Kazuma MIURA2006年9月1日生・カナダ出身
競技/種目:トラック/ロード
・湘南工科大学附属高等学校卒業予定、中央大学新1年生
・ジュニア強化指定選手
・2024アジア選手権トラック ジュニア 個人パシュート優勝、マディソン優勝、エリミネーション銀メダル
個人パシュートではジュニア日本一の実力派、エリートクラスでの戦いに挑む
三浦一真は2025年3月に湘南工科大学附属高等学校を卒業予定の選手です。トラックでのタイムトライアル種目に強みを発揮してきました。個人パシュートを得意とし、全日本高校選抜やインターハイなど数多くの大会でジュニアとしてのタイトルを獲得してきました。現在はジュニア・ナショナルチームの一員としても活躍中。得意のタイムトライアル系種目と、その脚を活かしたゲーム系種目の両方で、今後のさらなる成長と活躍が期待されています。
ーー自転車競技を始めたきっかけは?
最初に自転車に乗り始めたのは、小学校から中学校に上がるタイミングでした。亡くなった父が自転車競技をしていて、その表彰状を家で見つけ、「どんな競技だったんだろう」と興味を持ちました。そこから「父を超えたい」という気持ちが芽生え、中学3年生くらいから本格的に乗り始めました。
実は、入学を考えていた高校で自転車部が廃部になってしまったんです。それで、僕が所属していた実業団チームの先輩が新しく自転車部のような形を立ち上げてくれました。正式な部活ではないのですが、そこで活動を始めました。高校でインターハイに出るという目標もできて、トラックに乗り始めました。
ーー選手としてのタイプはどのように捉えていますか?
まだ自分でもはっきりとは分かりませんが、自分の中では、逃げもでき、スプリントもできると思っています。1人で淡々と踏むタイムトライアル系が比較的得意だと思います。レース系種目でも後半の粘りは自信があるので、逃げてもスプリントしてもある程度対応できるようにしたいですね。
ーーこれまでの主な成績は?
高校1年生のときにJOCジュニアオリンピックカップの1kmタイムトライアルで優勝できたのが、まず大きな一歩でした。そして2024年2月にインドで開催されたアジア選手権のジュニアカテゴリーで、3km個人パシュートで金メダル、男子マディソンで金メダル、エリミネーションでも銀メダルを獲得しました。夏には中国であった世界選手権にも出場しましたが、世界のレベルは想像以上に高く、課題が山積みだと痛感しました。
ーーこれからエリートクラスへ移行するが、どう感じている?
エリートの方々のレースを見て、自分もこんなに速く走れるんだろうかと思っていました。すごくレベルが高くて、全日本選手権でも圧倒されるほどの速さを間近で見てきました。そんな中、チームブリヂストンサイクリングの一員として走れるのは本当に光栄ですし、みなさんに追いつけるように、1戦1戦、自分の出せる力を全て出し切って、レベルアップしていくのが目標です。
ーー自分の選手としての強みは?
レース系の競技ですと、後半に他の選手が疲れた時に粘り強い走りを見せられると思います。また、個人パシュートをしてきたのでタイムトライアル系は、距離が伸びても安定してタイムを出せるように走れると思います。
ーーチームへはどんな形で貢献したい?
まだまだ力不足ですが、少しでも先輩たちに近づけるよう、若手ならではの勢いやアグレッシブさで貢献できればと思います。
ーー趣味やオフの過ごし方は?
とにかく食べることが好きで、特に油そばやラーメンがとても好きです。すごくがんばったレースの後とかはそういったものを食べてます。オフの時には自転車のことを忘れて(笑)、友達と一緒に気になるラーメン屋巡りなどをしています。
ーー2025シーズンの目標は?
ジュニアからエリートへのカテゴリー移行は本当に大きなステップで、ロードはアンダー23、トラックはエリートという厳しい世界になります。でも、まずは1戦1戦を全力で走って、先輩方に追いつけるような走りを心がけて、少しでも良い成績を出すのが目標です。また大学へ進学しますので、チームと学生生活を両立することも目標にしています。
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