【選手紹介2025】岡本勝哉 プロフィール

岡本勝哉

オカモト・カツヤ / Katsuya OKAMOTO

2002年6月10日生・京都府出身
競技/種目:トラック/ロード
主な戦績
・2024全日本選手権男子チームパシュート 優勝
・2024全日本選手権男子オムニアム 8位

学業を終了しプロ選手に専念、スプリンターとしてさらなる勝利数を目指す。

チーム3年目となる岡本勝哉、スプリンターとしての脚質を備え、2023年はロードレースでのスプリント勝利を重ねましたが、2024シーズンはスタミナが不足しロードレースでの活躍はあまり見られませんでした。2025シーズンは学生生活を終えてプロ選手へ専念します。その決意を語ってもらいました。


ーー自転車競技を始めたきっかけは?

地元で「ウィーラースクール」という自転車スクールがあって、小学校に来てくれたんです。親に勧められて参加しました。最初はマウンテンバイクに乗っていたんですけど、そのうち24インチのロードバイクに乗るようになって。小学4年生か5年生で「美山ロード」という地元のレースに初めて出場しました。小2でスクールに参加して、小4でキッズレースに出て、そこからです。その後も中学まで出続けていたら、高校の先生から「うちに来ないか」と声をかけられたんです。

ーーロードレースは楽しかった?

実はあまり好きじゃなかったですね(笑)。最初は親にやらされている感じでしたが、ただ、父親が大好きで、父と一緒に走るのはすごく楽しかった。知らない人と走るのは苦手でした。とにかく父が好きだったんで、一人でほったらかされて走るのは寂しくて無理でした(笑)。

ーー選手として自分の走りのタイプは?

自分はスプリンターだと感じています。もともと陸上競技もやっていて、100m走が得意だったので、長距離より短距離系が得意だなとは感じています。レース中に平坦で出るパワーが登りよりずっと高いですし、最後のスプリントのアグレッシブな感じが、大好きですね。

ーー2024年を振り返ると?

良い結果はあまり残せなかったです。序盤から調子が上がらず、練習不足もあって、自分が弱かったのかなと思います。体調を崩すことが多くて、コンディショニングが思うようにいかなかった1年でした。でも、この「結果が出ない年」があったことで、今の何が悪いのか?を見直せました。自分をアップデートするきっかけになったので、悪い年ではなかったと思います。

ーー2025年に強化したい方向性や目的は?

最終目標はロス2028オリンピックに日本代表に選ばれることです。そのために来年、再来年は重要なシーズンになります。特にトラックでの成績を出してナショナルチーム入りを狙いたいです。苦手な部分は、一定の強度を長く踏み続ける力です。ポイントレースなど、休みなく踏み続けるレースで力を付ける必要があります。

ーーレースを見てくれる方へ、注目してほしいポイントは?

僕が全力でもがいている瞬間ですね。そのとき僕は、キツいはずなのに思わず笑顔というか、笑顔のような表情になってしまうんですよね。そこが可愛いのかなと思っています。

ーーチームへはどう貢献できる?

2025年でチーム3年目になります。先輩方が抜けていく中で、今度は僕たちがチームをまとめ引っ張っていく役目を担うと思っています。新しく入ってくる選手たちに、自分が学んできたプロのレースでの走り方を伝えたいし、Jプロツアーでは自分たちがチームを引っ張る存在になりたいです。

ーー自転車以外で好きなことは?

車も好きですが、冬はスキーをします。スキーは体幹も鍛えられるし、自転車の動きにも似ている部分があると思います。下る種目が、特に大好きですね。スキーのレースに出たことはないですけど、フリーで滑るのが好きです。

ーー学業を終えてプロ一本となることに向けた決意は?

これまで大学生として学業とプロ選手を両立してきましたが、2025年からはプロ選手として専念します。大学での生活がなくなり、自分で物事を決める環境へ変わります。自分のパフォーマンスを最大限発揮できると思っています。この新しいステージに向けて全力を尽くします。

ーー2025年の競技活動の目標は?

2025年は全日本選手権で優勝することを目指します。特にマディソンやオムニアムで結果を出したいと考えています。マディソンでは強力なパートナーと組み、チームでの勝利を目指します。さらに、日本代表選手として国際舞台でも活躍できるよう努力を続けます。

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