J プロツアー第1回東京クリテリウム 松田祥位、岡本勝哉がワンツーフィニッシュ 2025シーズンを最高の形で迎える

2025年2月16日、J プロツアー第1回東京クリテリウムが行われた。
1.0km×40=40 km走るクリテリウムでレースは行われ、終盤に飛び出した松田が優勝、続いて岡本が2位でフィニッシュした。

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J プロツアー初会場となる、第1回東京クリテリウムが明治神宮外苑で開催。コース沿いには神宮野球場をはじめ、国立競技場などが位置しており、都心ではスポーツの盛んなエリアとなっている。人の目に触れる機会の多いシチュエーションであるため、レースサイドでのイベントも多数行われており、矢萩悠也、木綿崚介、三浦一真、山下虎ノ亮、吉川敬介はパレードランに参加。

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また、チームブースではサインや写真撮影と交流の時間も多く生まれ、チームメンバーの人柄を知ってもらえる機会となった。

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この日の東京は暖かな気候に恵まれ、最高気温16度まで上昇。ウォーミングアップでは汗ばむ姿も見られ、スピードスーツでスタートラインへと並んだ。

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レースへは梅澤幹太、岡本勝哉 、河野翔輝、兒島直樹、松田祥位、山本哲央の6名で臨む。
コース難易度こそ高くないが、展開が速く、集団の密度が高いことから集中力が求められるレースとなった。
レース序盤からチームブリヂストンサイクリングは前方を位置取り、比較的まとまりながら周回を消化した。
中盤まで大きな逃げこそ無いものの、危険な動きには反応していく。梅澤、河野、山本がこういった動きを担った。

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残り6周に差し掛かるといよいよチームは本格的な攻めに転じる。兒島が単独で仕掛けると、一気に集団を引き離していく。丸々2周を逃げ続けたが、集団の追走意識が高く、捕まってしまう。
しかし、この動きは集団に負荷を与え、ライバルチームのリズムを崩した。

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その後は、河野を先頭にチームは隊列を整え、最終周回を迎える。

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スプリンターチーム同士が先頭で動きを探る一瞬を狙い、松田がロングスプリントを開始。ワンテンポ遅れて追った集団前方には岡本が好位置で続く磐石の構えで最後の直線へ。ラストもスピードを落とさず、伸び切った松田がフィニッシュラインへ先着。続いて集団スプリントを競り勝った岡本が入ってワンツーフィニッシュを達成した。

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この日は東京都心でのレースということもあり、多くのファンや関係者の皆さまに観ていただけるレースとなった。注目が集まる大事なレースで幸先の良いスタートが切れたことはチームにとって大きな自信に繋がる。
チームブリヂストンサイクリングは今年も力があることを証明できた。この調子で、長いシーズンをファンの皆さまの力を借りながら全力で戦い抜きたい。

リザルト
2025/2/16 JBCF第1回東京クリテリウム
1 松田祥位(TEAM BRIDGESTONE Cycling)51:27
2  岡本勝哉(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00
3 窪木一茂(愛三工業レーシングチーム)+0:00

5 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+0:00
41 河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+00:16
42 兒島直樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+00:17
81 梅澤幹太(TEAM BRIDGESTONE Cycling)+00:52

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宮﨑監督コメント
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「シーズン初戦ともあってやはり勝ちたいレースでした。選手たちのコンディションを見ながらレースを組み立てましたが、驚くほど選手たちがプランを忠実に再現してくれたので素晴らしい出来だったと思います。
今回は(松田)祥位が勝ってくれましたが、兒島が逃げるプランもありましたし、祥位を追って(岡本)勝哉がスプリントするプランもありました。フィジカル面で見ればどの選手も(今回のレースでの)動き方ができると思うので、まずチーム初出場の梅澤に経験させることができたことも良かったと思います」

松田コメント

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「速いレースで、僕らの思うようにはさせてくれないレースでした。(レースを通じて)集団前を取れてはいましたが、ラスト一周で奪われかける場面があって、このままだとまずいと感じて飛び出しました。プラン的には自分が飛び出すことは決めていたので、迷いはなかったです。どうやって勝つのかが難しいレースで勝つことができて良かったです。
今年もトラックチームらしく、パワフルでスピードのあるレースをしますので、引き続き応援よろしくお願いします」

Text :Ryo Kodama
Photo :Satoru Kato , Ryo Kodama

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