【2025トラックアジア選手権大会 Day1,Day2 】幸先よく金、銀を獲得 男子チームスプリント、男子チームパシュート
2月21日から7日間にわたり、トラックアジア選手権大会がマレーシア・ニライで行われている。
世界選手権への参加権獲得や、2028ロサンゼルスオリンピックでの活躍を見据えた重要な大会である。
チームブリヂストンサイクリングからも4名の選手が派遣され、ジャパンナショナルチームの一員として戦う。
2025トラックアジア選手権大会
日程: 2月21日(金)〜2月27日(木)
開催場所: マレーシア・ニライ
出場選手: 兒島直樹、松田祥位、長迫吉拓、山本哲央
リザルト: https://atresults2.wixsite.com/attiming/acct2025
新体制で銀メダル獲得 男子チームパシュート
予選のタイムトライアルは松田、兒島、山本とブリヂストンサイクリングのメンバー3名を含んだ4名で出走。結果は3分57秒939と唯一の3分台をマークし、予選を1位通過。
決勝ラウンドに駒を進めた。1回戦は香港との対戦。予選の持ちタイムでは十分上回っている相手。日本チームはメンバー編成を変えずに出走した。
前半から好ラップで周回すると、香港を捉えて追い抜き勝ち。決勝への進出を果たした。
続く決勝戦には松田、兒島が参加。
韓国との対戦となった。序盤からリードを奪いながら、隊列を崩さずレースを進めると、見事韓国チームを追い抜くことに成功。
しかしレース後、着順は2着との判定。レース前のメンバー申請に不備があったことで降着扱いとなり、男子チームパシュートは銀メダルでこの種目を終えた。
【男子チームパシュートリザルト】
1位 韓国 OVL
2位 日本 (兒島直樹、山本哲央、松田祥位、橋本英也、窪木一茂)REL
※予選タイム:3分57秒939
1走の長迫が力走 金メダル獲得の男子チームスプリント
男子チームスプリントも新たな編成で挑んだ。そんな中でも引き続き長迫が1走を務める。
予選では17秒684で力走し、後続に託すと予選トップタイムを記録。順調な滑り出しで決勝ラウンドへ臨んだ。続く1回戦でも長迫は好走。予選を上回るラップタイムをマークし、チームを引っ張ると決勝への進出に貢献した。
決勝戦でも気迫の走りで中国をリードして後ろへ繋ぐ。
最終走者はやや迫られながらもおよそ0.5秒の差をつけて勝利。アジアチャンピオンの座を掴んだ。
【男子チームスプリントリザルト】
1位 日本 (長迫吉拓、太田海也、中野慎詞) 43秒258
2位 中国
選手コメント
松田
綺麗なラップタイムで安定した走りができました。個人的にはもっとスタートの加速の練習が必要だと感じています。あと0.3秒ほど速くなれば理想的です」
山本
予選では安定したラップタイムを刻むことができており、自分自身にも余裕がある事を実感しました。1回戦でも速いラップタイムの中、落ち着いてレースを進められ、自分自身の成長を感じました。 まだ重たいギアだとスタート時に足の消耗を感じるので、筋肉量を付けることで解決していきたいです」
兒島
レース中のラップタイムのズレが少なく揃っていたので とても安定して走りやすかったこと、走るたびに精度が上がってる感じがあってよかったです。 今後は、レースで更にギアをかけれるようにトレーニングを積んで、さらに早いラップタイムで走りたいです。
Text:Ryo Kodama
Photo:日本自転車競技連盟
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