【NTT 東日本 宇都宮清原クリテリウム】チームで序盤から積極的に動き、松田祥位が5位

2025年3月30日に、栃木県にてJ クリテリウムツアー第2戦 宇都宮清原クリテリウムが行われた。総距離60kmのレースで、チームは序盤から積極的に展開。
終盤には得意の集団スプリントに、隊列を整えて挑戦すると、松田が健闘し5着でレースを終えた。

jct25_2_BS_26.jpg

レース名称:JBCF第2回NTT東日本 宇都宮清原クリテリウム
日程: 3月30日(日)
開催場所:宇都宮清原工業団地周辺周回コース
コース長:予選 18km=3㎞×6周、決勝 60km=3㎞×20周
出場選手: 河野翔輝、松田祥位、兒島直樹、山本哲央、岡本勝哉、矢萩悠也
リザルト:https://jbcfroad.jp/wp-content/uploads/2025/01/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%86%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%AB%E3%83%88_JCT%E6%B1%BA%E5%8B%9D.pdf

予選は6名全員が通過 フルメンバーで決勝へ

栃木県での連戦、2日目は宇都宮に場を移す。
レースは宇都宮市東部に位置する清原工業地域の一角で行われた。
1周3㎞の周回路は平坦基調でスプリント力のあるチームに分がある。
チームブリヂストンサイクリングも適正のあるコースでその実力を発揮したい。

当日は2組に分かれて行う予選をこなし、勝ち上がると決勝に進むスケジュール。
チームも3名づつに分かれて予選を戦うと、全員が危なげない走りで予選を突破。
予選1組目に出走した岡本がトップで通過するなど、本戦での戦いを期待させた。

jct25_2_BS_12.jpg

予選リザルト 18km=3km × 6周 ※各組上位60名が決勝進出

1組目 1位 岡本勝哉 9位 松田祥位 27位 兒島直樹

2組目 4位 山本哲央 7位 矢萩悠也 21位 河野翔輝

終始仕掛け合いが続き、最後は隊列を組んでスプリントへ

無事にフルメンバーで決勝に臨むことができたチームブリヂストンサイクリング。
数の利を活かし、連携しながら勝ちに繋げたいところ。
レーススタート後は各チーム見合う様子で、大きな逃げには発展しない。

jct25_2_BS_27.jpg

7周目に入ると、松田が単独で抜け出す。これは同周回の終わりに吸収されるが、その直後に矢萩が逃げに加わる動き。チームで分担しながら後手を踏まぬようにレースを進める。

10周完了後の中間スプリントをきっかけにできた逃げには松田が追走。
強力な逃げグループだったが、この動きも約2周をかけてメイン集団が吸収。

中盤を過ぎる頃から山本が仕掛ける場面も見られ、人数をかけて展開を作りに行くが、いずれも大きな先行には結びつかない。

jct25_2_BS_28.jpg

その後もチームは集団前方でレースを進める。目まぐるしく先頭が入れ替わる展開でアタックとチェックを繰り返す。

jct25_2_BS_72.jpg

残り2周時点で全ての逃げを吸収すると、段々と集団スプリントに備えるムードに。
チームブリヂストンサイクリングも集団前方へポジションを上げ、メンバーと合流を果たしていく。

jct25_2_BS_76.jpg

最終周回へ入ると、各チームが集団先頭を奪い合う展開に。チームも残り1kmを過ぎると山本を先頭に兒島、松田、岡本と隊列を組んでフィニッシュへ備えた。集団の先頭を確保し、最終コーナーへ侵入するも、ここで各チームが一気に前を奪い合い、走行ラインが交錯。それでもうまく流れに乗った松田が最後まで踏み切り、5位でフィニッシュした。

レース後、チームが得意とするレースであることもあって、かなり警戒されていたと選手たちは振り返った。しかしそんな中でも、チームブリヂストンサイクリングらしく、自ら展開を作り、チームで勝ち切るスタイルをこれからも貫く。


決勝リザルト 60km=3km x 20周

1 孫崎大樹 ヴィクトワール広島 1:18:02 
2 岡篤志 宇都宮ブリッツェン +00:00

5 松田祥位 +00:01
16 岡本勝哉 +00:03
28 兒島直樹 +00:04
32 河野翔輝 +00:04
50 山本哲央 +00:08
94 矢萩悠也 +02:20

選手コメント

松田祥位

jct25_2_BS_59.jpg

「なるべくきつい展開を自分たちから作っていくことを意識し、レース前半は逃げを作るつもりでアタックを仕掛けていました。
最後の展開については足が残っていて、まとまれるメンバーで集まり、集団スプリントをしようといった流れで、自分も加わりました。今日の自分の調子自体はまずまず良かったので、結果は悔しいですが、ベストは尽くせたかなと思います」


Text :Ryo Kodama
Photo :Satoru Kato

最新記事

イベント

Article

前の記事へ