【ネーションズカップ】 長迫吉拓が男子チームスプリントで銀メダル獲得&日本記録更新

3月14日から3日間にわたり、トラック競技 ネーションズカップがトルコ・コンヤにて行われた。
チームブリヂストンサイクリングからは兒島直樹、松田祥位、長迫吉拓の3名が派遣され、ジャパンナショナルチームの一員として戦った。

2025 UCI Track Nations Cup

日程: 3月14日(金)〜3月16日(日)

出場選手: 兒島直樹、松田祥位、長迫吉拓

開催場所: トルコ・コンヤ

リザルト: https://www.uci.org/race-hub/2025-uci-track-nations-cup-konya-tur/17zcKjSa4oJLSaTZxrpjCl?tab=day-three2

日本記録を更新しながら決勝進出 男子チームスプリント

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16チームで争われた男子チームスプリント。
予選を勝ち上がると8チームが一回戦へ進み、続いて4チームが争う順位決定戦で勝負が決される。
チームブリヂストンサイクリングからは長迫が出場し、1走を担った。

長迫は予選から好調な走りでチームをリード。予選全体のトップタイムで1走をこなすと、チームも予選2番手のタイムにまとめて一回戦へ進出。

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続く1回戦も長迫は好発進で予選からさらにタイムを上げて後続へ。2走、3走もスピードに載せてタイムを伸ばすと、チームは日本記録を更新する走りを披露。全体2位のタイムで決勝戦へ進んだ。

決勝は強豪イギリスとの対戦。1走から互角の戦いが始まる。長迫は気迫の発進でイギリスと競り合う。やや長迫リードの状態で2走へ交代すると、引き続き日本がリードして3走へ。

最後は惜しくもイギリスに先着を許してしまったが、堂々の銀メダルを獲得。日本新記録を更新するハイパフォーマンスぶりを発揮し、世界の強豪国相手に力を見せた。

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【男子チームスプリントリザルト】

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1位    イギリス    42.060
2位    日本 42.194(長迫吉拓、小原佑太、太田海也)

一回戦を途中棄権で8位に終わる 男子チームパシュート

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16チームが出場した男子チームパシュート。チームブリヂストンサイクリングからは松田祥位、兒島直樹がメンバーに加わる。

チームスプリント同様に予選、一回戦、順位決定戦と勝ち上がっていく種目で、日本チームは予選から気合の入ったレース運びを見せた。

迎えた予選レースでは前半こそ暫定トップタイムで走るが、徐々にペースを落とし、全体の5番手タイムでフィニッシュ。ここで優勝の可能性は途切れたが、銅メダル獲得のチャンスが残るため、気を取り直して1回戦へ臨む。

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続く1回戦では、予選を上回るペースでレースを進める。この勢いのまま後半へ向けてタイムを上げていきたかったが、先頭交代のタイミングで落車が発生。これに兒島も巻き込まれてしまう。

2名が落車し、隊列を崩してしまった日本チームは残念ながら途中棄権を余儀なくされ、最終的に8位でレースを終えた。

なお、体を強く打ち付けた兒島は大事をとり、この後控えていたマディソンへの出場を棄権。
また、この日は男子エリミネーションに松田が出場。予選1組目で出走したが、16位でレースを降りている。

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【男子チームパシュートリザルト】

1位    オーストラリア 3:45.306
8位    日本 DNF(橋本英也、窪木一茂、兒島直樹、松田祥位)

【男子エリミネーションリザルト】

決勝1位 HESTERS Jules 
予選16位 松田祥位

選手コメント

長迫吉拓
「もちろん嬉しい結果だと思いますが、優勝を狙っていたので、やっぱり悔しさは残ります。個人的には17秒10台で1周を回るという目標を立てていたので、そこも達成したかったなと。チームでまだタイムを上げられる部分があると思うので、世界選手権に向けて修正していきたいです」

Text:Ryo Kodama
Photo:日本自転車競技連盟

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