クロスバイク通学 -実践編-

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やってみよう!今日からできるクロスバイク練習(もちろん通学自転車でもOK!)
今回はマウンテンバイク クロスカントリーレース全日本&アジアチャンピオンの宇田川さんをお招きして、簡単にできる自転車の練習方法をご紹介します!

・スタンディング
数秒でもこれができると、とっさの時に余裕が生まれます。急ブレーキ後の転倒リスクも低減!



・前後の体重移動
体重移動が活発なスポーツサイクル。オフロードの坂道で速く走るための技術でもありますが、下り道でのブレーキングなど安全面でも大いに役立ちます。



・後ろ体重ブレーキ
Vol.13でも紹介した後ろ体重ブレーキ。スタンディングと前後の体重移動練習を活かしてトライしてみてください。



・8の字走行
ブレーキのタイミングや強度、身のこなし、そしてタイヤの食いつきを学べます。何より新しい相棒のクセを早くつかむことができます。



・ペットボトル拾い
上記に余裕ができてきたら、身のこなしを限界を広げましょう。(少し難しいので無理しないでOKです!)



・車の助手席で「先読み」訓練
車の助手席やバスの前方座った時、路上駐車している車や信号のない横断歩道を見かけることが多くあると思います。そんな時どんな危険が潜んでいるか、お父さんお母さんと話しながら訓練してみましょう!

・学校へ実際に行ってみる
通学には時間の制約があります。「朝練の時間」「校門の閉まる時間」「始業のチャイム」「塾の時間」「見たい番組」。そういった要因に左右されない状況でまず練習をしてみましょう。例えば休日に学校へ行ってみるのはいかがでしょう。いつもと違った学校の雰囲気も味わえて楽しいですよ。

以上、簡単な練習方法のご紹介でした!
自転車の技術があれば、手信号を出せるようになったり、後ろを振り返る余裕ができたりと、安全に走りやすくなります。このお話は通学自転車でも同じこと。スポーツサイクル通学の方に限らず、このコラムを読んでいただいたことをきっかけに生涯役立つテクニックを身につけてください!



omake クロスバイクあるある、一問一答

Q.チェーンが思ったより早く錆びてしまった

A.日々の油差しが大切です!特に雨の後。油を差すと走りも軽くなるので楽しいですよ。

Q.制服のスソをギアにひっかけて破いてしまったT_T

A.スソバンドなるグッドアイテムがあります!オシャレなものもたくさん発売されていますよ。

Q.サドルが小さくて痛すぎる

A.多くの場合慣れます。
どうしても合わない場合はお店で相談してのサドルの交換や、サドルに被せるクッション入りのパッドを検討してみてはいかがでしょうか。



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動画の人 元MTBプロライダー

宇田川 聡仁
AKIHITO UDAGAWA

静岡県出身。中学年生の時、友達のバイクを借りてマウンテンバイクのレースに参戦。その後、メキメキと頭角を現し、高校生の時にはその強さから異例の昇格が決定。高校生唯一のエリートライダーとなり大人たちと走ることを許された。その後も世界選手権をはじめ数々の国際大会に参戦。全日本チャンピオン1回、ナショナルランキング1位を2回獲得。アジアチャンピオンにも輝いている。

周囲に「天才」と言われながら育ったが、実はかなりの努力家(本人談)。現在はその経験を活かした分かりやすいアドバイスと、軽快なトークが大好評!

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