冬期において、自転車用後輪錠(カギ)が凍結して、開錠できない不具合が発生しています。
雨や雪がかかり温度低下する屋外での保管や駐輪はできるだけ避け、
濡れた場合はシリンダー部をウエス等で拭う等お手入れしてお使いいただくようお願いいたします。
尚、凍結を原因とする現象ですので、気温が上がると開錠しますが、
凍結防止方法や凍結した場合の対処方法について下記しますので、
注意事項をお守りいただき安全にご使用ください。
1.凍結した場合の不具合現象
(1)キーが回らない (2)後輪錠のカンヌキが戻らない (3)ハンドルロックと後輪錠が連動(弊社商品名:一発二錠)している場合は、 ハンドルロックの表示窓が青にならない(赤のまま、あるいは、赤/青半分表示) |
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2.原因
後輪錠内部やハンドルロックの連動ワイヤーに、雨、雪あるいは昼夜の温度差で
結露した水分が浸入し、低温度の環境で凍結するものです。
3.対処法
(1)キーが回らない シリンダー鍵穴部に定期的にグリースを塗布することで、凍結防止に効果があります。 鍵穴部へノズルを差込み1秒程度注入してください。使用されるグリースは下記のものを推奨します。 推奨グリース:スプレーグリース・・・自転車販売店でお求めください |
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(2)後輪錠のカンヌキが戻らない
ア)キーが回らず、カンヌキが全く動いていない場合: ツマミを持って更に押し下げる操作を繰り返しおこなってください。 キーが回りカンヌキが動き出します。正しい位置までツマミが戻ったことを確認してご使用ください。 ※上記操作を実施してもキーが回せない場合は、市販の解凍剤をご使用ください。 なお、解凍するまでに時間がかかることがあります。 ※お湯等をかけて対応した場合、氷を一時的に溶かすことができますが、 走行中に再度凍りついて走行後に施錠出来ない、または、施錠後キーが抜けなくなる場合があります。
イ)キーを回した後に、カンヌキが途中で止まる場合: ツマミを持って強制的に押し上げ操作を繰り返しおこなってください。 正しい位置までツマミが戻ったことを確認してご使用ください。 |
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(3)ハンドルロックの表示窓が青にならない
後輪錠のツマミを持って強制的に押し上げ操作を繰り返しおこない、 正しい位置までツマミが戻ったことと、ハンドルロックの表示窓が 青になったことを確認してご使用ください。 ※連動ワイヤーが凍結した場合や後輪錠の種類によっては解除できないことがあります。 ※お湯等をかけて対応した場合、カンヌキスライド部から連動ワイヤー内に水分が浸入し、 ワイヤー内で凍結するために、ツマミを持って強制的に押し上げ操作をおこなっても、 ハンドルロックの表示窓が青にならない場合があります。 浸入した水分が乾燥するまでは、凍結防止のため、屋外駐車を避ける等保管状況にご注意ください。 |
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4.注意事項
(1)凍結防止のため、雨、雪や結露の影響を避けるために、温度低下する屋外での保管や
駐輪はできるだけ避け、確実に開錠していることを確認してご使用ください。
(2)凍結した場合は、3項の対処を実施頂いたうえで、正しい位置までツマミが戻ったことと、
ハンドルロックと後輪錠が連動(弊社商品名:一発二錠)している場合は、
ハンドルロックの表示窓が青になっていることを確認した上でご使用ください。
(3)万が一完全に戻らない場合や、凍結頻度が多い場合は、他の原因が考えられますので
お買い求めの販売店で点検を受けてください。